転職体験談

教員からの転職体験談!「自分のやりたいこと」を求めて転職を成功させたカンドルさんの話

教員からの転職 カンドルさん転職体験談

こんにちは、公立小学校から私立小学校への転職、リクルート複数社内定を経験したまっちです。

先生
先生
もっと教科指導に力を入れたいけど、それ以外の仕事が多すぎて思うようにできない・・・。
先生
先生
先生になってみたけど、かなり自分がやりたかった仕事と違った。この先続けていけるかな・・・。

登校支援、生活指導、トラブルへの対応、部活指導、保護者対応・・・教員の仕事は本当に多岐に渡ります。

それはもう、人のキャパを優に超える範囲です。

こんなはずじゃなかった・・・
もっと自分にはやりたいことがあったのに・・・

と感じている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、教員になってみたけど「自分の力が発揮できない」「自分のやりたいことができない」と悩み、新天地を求めて転職をした方をお呼びしています。

まっち
まっち
さっそく紹介します!カンドルさんです。
カンドル
カンドル
はじめまして、カンドルです。よろしくお願いいたします。
まっち
まっち
まずは、教員時代の校種、担当を教えてください!
カンドル
カンドル
公立高校で6年間数学の教員をしていました。不登校経験者や発達障害をもつ生徒などがクラスの半分以上を占めるような学校で担任をしておりました。1年目は1年生の副担任、それ以降は2年→3年→1年→2年→3年の担任をやりました。

このような経歴をもつカンドルさん。

今日は色々な質問に答えてくれるそうです。

  • カンドルさんがやりたかった教育とは?
  • 今はどんな仕事についている?
  • 転職後の気持ちや生活の変化は?

聞きたいことがたくさんありますね。

それではまいりましょう!

この記事を読むと
  • 先生以外にも教育に関わる仕事はあるとわかる
  • 自分の力を存分に発揮できる環境を選ぶことが大切だとわかる
  • 行動すれば環境は変えられるとわかる

先生を辞めようと思った経緯

公立高校で6年間も務めたカンドルさん。

なぜ、公立の先生を辞め、転職しようとしたのでしょうか。

そこら辺から聞いていきましょう。

まっち
まっち
そもそもなんで先生を辞めて、転職しようと思ったんですか?
カンドル
カンドル
自分のやりたいことが全くできなかったからです。私が教師になった理由は、「進学校で数学の受験指導をばりばりやって、難関大学合格に貢献したいから」というものでした。大学院まで進学して数学を修めたので、進学校に配属されるものと思っておりました。しかし、配属されたのがいわゆる教育困難校で、センター試験を受験する生徒すらいませんでした。
Gyuさん
Gyuさん
ワオ!いきなり「やりたいこと」と「環境」がミスマッチだったわけやな・・・。幸先悪いわ・・・。
カンドル
カンドル
初任での配属は経験のために教育困難校での勤務になることも珍しくないとの話を聞き、「最初だから仕方ないかな」と自分を納得させていました。ところが、次に配属された学校は1校目よりも更に偏差値が下の学校で更に受験指導から遠ざかることになってしまいました。管理職には「2校目は絶対に進学校で勤務したい」という旨を伝えていたのですが叶いませんでした。
まっち
まっち
人事異動ってなかなか非情なところがありますよね。自宅から通勤困難な僻地に飛ばされた友人もいました・・・。
カンドル
カンドル
はい。3校目も進学校に行ける保証はないため、予備校や私立の進学校など自分が得意とする受験指導に専念できる環境に転職することを決意しました。
Gyuさん
Gyuさん
それは英断やな。自分の生きる環境は自分で選ぶっちゅーことや。

転職活動

自分の力が発揮できる環境を模索し転職を決意したカンドルさん。

実際にどのように転職活動をしたのでしょうか。

その辺りも聞いてみましょう。

転職方法

まっち
まっち
具体的にどのように転職したんですか?
カンドル
カンドル
教員人材センターという転職サービスを活用しながら、私立高校の公募の中で「毎年必ず東大合格者を輩出している学校」に絞って応募しました。具体的には早稲田学院、海城、鴎友学園など10校ほどの超有名進学校に応募しました。
教員人材センターとは

直接雇用の契約を前提に、教員志望者と私立学校とを結び付けて、雇用関係の成立を仲介いしてくれる転職サービス

Gyuさん
Gyuさん
おお!まさに自分がやりたかった教育環境に狙い撃ちしたわけやな。ええやん!
カンドル
カンドル
はい。また「ゼミ形式(生徒が教師に対して説明を行う形式)」での指導こそ生徒の数学の学力を上げる最適な方法であると信じていますので、それが実践できそうな塾・予備校業界も5件ほど応募しました。私は九州で教員をしておりましたので、書類選考を通過したら飛行機を手配してほぼ毎週土日に東京に行き筆記試験を受けて帰るという生活をしていました。
Gyuさん
Gyuさん
すごいな!転職にかける熱い思いが伝わるで!

転職サービスを使って感じたメリット・デメリット

まっち
まっち
教員人材センターを活用されたということでしたが、使ってみて感じたメリットはありましたか?
カンドル
カンドル
よかったところは主に2つあります。一つは、公募では出ていない求人情報を教えてくれたこと。二つ目は、推薦状が必要な学校に対して推薦状を作成してくれたことです。
Gyuさん
Gyuさん
推薦状まで書いてくれるんやね。それはありがたいな。
まっち
まっち
逆にデメリットを感じた部分はありましたか?
カンドル
カンドル
はい。デメリットを感じたのは、論文や志望理由書、職務経歴書の添削をやってくれたのはありがたかったのですが、私にとってはあまり有益なアドバイスがいただけなかった印象です。よくかけてますよとだけ言われましたが、穴はたくさんあるはずなので、もっと忌憚なく指摘してほしかったなと感じています。
Gyuさん
Gyuさん
カンドルさんストイックやな。ホンマすごい人や!
カンドル
カンドル
また、希望条件に合う求人も自分で調べて出てくる情報以上のものがほぼ提供されませんでした。よかったところとして挙げた、公募で出ていない情報は1件だけでした。
まっち
まっち
希望条件に合致する求人を見つけるのも一苦労ですよね。

転職活動で大変だったところ

毎週土日に飛行機を手配してまで転職に向けて行動したカンドルさん。

その他にも転職活動で大変だったところはあったのでしょうか。

聞いてみましょう。

まっち
まっち
転職活動で大変だったところはどんなところでしたか?
カンドル
カンドル
小規模な学校でしたので、教務部で奨学金担当、時間割担当、3年生の担任をしながらの転職活動でした。とにかくやることが多くて大変でした。また、単純に1回受けるだけで東京までの往復交通費がかかりますので、退職金をそれに当てると割り切って転職活動していました。
Gyuさん
Gyuさん
ホンマ鬼努力家やな!交通費も先行投資と考えとったんやね。
まっち
まっち
行動力が半端ない!

その他に転職のためにしたこと

まっち
まっち
その他に転職のためにしたことはありましたか?
カンドル
カンドル
数学の教師としての実力を証明するために数学検定1級取得のための勉強をしていました。結局転職活動中に合格はできなかったので、転職活動自体には役立てられませんでした。(転職後に取得できました)
Gyuさん
Gyuさん
2回目やけど、ストイックな人やホンマに!
まっち
まっち
ただでさえ、仕事と転職活動の両立で大変なのにすごい・・・。

転職後の今の仕事について

自分の力を発揮できる場所を求めて転職活動に励んだカンドルさん。

今はどのような仕事をしているのでしょうか。

聞いてみましょう。

今の職業、仕事内容

まっち
まっち
教員から転職してどんな仕事をしているんですか?
カンドル
カンドル
教員を退職後は、医学部難関大学専門予備校で数学科の専任講師(正社員講師)をしていました。実は予備校で2年間働いた後、今は某企業の教育事業に関わらせていただいています。しかし、今の仕事のことはあまり詳しく話せないので、今回は予備校講師時代の話をメインにお話しさせてください。
Gyuさん
Gyuさん
なるほどな。まぁ職場の事情も色々あると思うから仕方ないわな。ほんじゃ予備校講師時代の仕事についてもうちょい詳しく教えてや。
カンドル
カンドル
ありがとうございます。予備校講師時代の具体的な業務内容としては、医学部や難関大学を志望する生徒に対して1コマ120分の個別指導をしていました。1日MAX4コマやります。(勤務時間8時間)
カンドル
カンドル
他にも、入塾前の生徒に数学の体験授業を提供していました。また、新しく入塾してきた生徒の学習カリキュラムを作成して担当の先生へ生徒情報とともに伝達していました。担当講師から授業後に上がってくる授業報告書を読んで、カリキュラム通りに進められているかなどをチェックしたり、進捗がよくない生徒の担当講師に状況のヒアリングをしてカリキュラムを作り直したりなどもしていました。
Gyuさん
Gyuさん
生徒の成績アップのために色々とがんばっとったんやね。

カンドルさんの一日の仕事の流れはこんな感じ↓

  • 13:00:出勤
  • 13:00-15:00:授業
  • 15:00-16:00:休憩
  • 16:00-18:00:授業
  • 18:00-20:00:授業
  • 20:00-22:00:授業
  • 22:00:退勤
Gyuさん
Gyuさん
ほお。教員とは全然違う生活リズムやな。
カンドル
カンドル
はい。2年務めましたが、1度も残業はありませんでした。授業以外の雑務もほとんどないため教科指導に専念できる環境で超ホワイトな会社だったと思います。

収入の変化

自分のやりたいことができて、残業もないという素晴らしい環境に転職できたカンドルさん。

気になる収入の変化はどうだったのでしょうか。

まっち
まっち
転職前後で収入はどのように変わりましたか?
カンドル
カンドル
教員6年目のときは年収500万円ほどでしたが、予備校講師に転職して年収400万円まで下がりました。でも予備校業界では決して悪くない額だったと思います。
Gyuさん
Gyuさん
なるほどな。業界ごとに平均年収を知っておくことも大切やね。

転職して感じたメリット

転職して、自分の力を存分に発揮できるようになったカンドルさん。

他にもどんなメリットがあったのでしょうか。

まっち
まっち
転職してメリットを感じたところはありましたか?
カンドル
カンドル
やりたかった受験指導に専念できるようになったことの他にも「時間的なゆとり」を得られたことは大きなメリットでした。残業は0で、休日出勤も一切なく、家族との時間がかなり作れるようになりました。
Gyuさん
Gyuさん
やっぱ時間的なゆとりは大切やね。人生の満足度に直結するからな。
カンドル
カンドル
はい。また、午後からの出勤のため、午前は娘の保育園の送迎や、万が一体調を崩しても病院に連れて行くなどの対応ができるようになりました。
まっち
まっち
家族サービスも大切ですね。

転職して感じるデメリット

まっち
まっち
逆に転職したことによるデメリットはありますか?
カンドル
カンドル
はい。会社がホワイトすぎて授業以外のスキルがまったく身につかないと感じていました。
Gyuさん
Gyuさん
嬉しい悲鳴やな。ストイックなカンドルさんにはちょっと物足りなかったのかもな。
カンドル
カンドル
また、九州から都心に移ったことで家賃がかなり高くなりました。そして、年収は下がったので、生活レベルはかなり水準を下げざるを得なくなりました。
まっち
まっち
なるほど、移住するときはそこら辺も考慮しておく必要がありあそうですね。

副業

公務員ではなくなったカンドルさん。

副業もされているそうです。

そこのところも聞いてみましょう。

まっち
まっち
副業はどのようなことをされているのですか?
カンドル
カンドル
「理科大の微積分」というブログを運営しています。今は微々たる収益なので副業と呼べるものではありません。
まっち
まっち
お!ブログ仲間ですね。嬉しいです。
Gyuさん
Gyuさん
ブログは低コストで始められるし、自分の勉強にもなるしええね。オススメやで!

カンドルさんのブログはこちら

カンドルさんのTwitterはこちら

最後に転職を考えている教員の方にメッセージ!

まっち
まっち
最後に転職を考えている教員の方にメッセージをお願いします!
カンドル
カンドル
転職はもろに年齢が影響します。早ければ速いほどいい求人に出会えます。転職しようと漠然と考えているだけで実際の行動に移せていない方はかなり多いのではないかと思います。そうしている間にいい求人はどんどん縁がなくなっていくので、決断は早くしたほうがいいと思います。
まっち
まっち
おっしゃる通りです!自分の力を存分に発揮できる環境を選び取ったカンドルさんからたくさんのことを学べましたね。本当にありがとうございました。
Gyuさん
Gyuさん
世界には色々な仕事があるで!きっと探せば自分にぴったりの仕事があるはずや!不満を我慢せずに行動して人生変えてこーな。

まとめ

以上、カンドルさんの体験談はいかがだったでしょうか。

まとめると

まとめ
  • 今の仕事に満足できないならば「自分に合う環境」「自分のやりたいことができる環境」を求めて行動することが大切。
  • 自分に合う環境に移れれば、自分の力も存分に発揮されいい仕事ができる。
  • 自分の求める環境へ転職したいと思ったら早く決断し、即行動した方がいい。

ということでした。

毎回言うことですが、「人生は一度きり」です。

「嫌なことを我慢して一生を終える」なんてあまりにももったいない!と思いませんか。

我慢が美徳!嫌なことから逃げるのはかっこ悪い!好きなことを求めるのはわがままだ!

このような言葉は、教育の過程で刷り込まれた偏見に過ぎません。

自分の人生は自分で決めればいいのです。やりたいこと、自分の才能を発揮できることを仕事にした方が絶対に人生は豊かになります。

人生を終えるときには「いい人生だったな」と思うことができるはずです。

実際に行動してみれば人生は変わります。今回の記事からもわかるように、これは紛れもない真実です。

1ミリでもいいです!とにかく前に一歩踏み出してみましょう!

そんなあなたを僕はこれからも応援していきます。

まっち
まっち
以上、まっちでした。
Gyuさん
Gyuさん
またねー。

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