こんにちは、公立小学校から私立小学校への転職、リクルート複数社内定を経験した後、IT企業へ転職したまっちです。
と言っているそこのあなた!
その価値観はもう古いですよ。
✅なぜ、「教員(公務員)=安定」は古いと言えるのかがわかる
✅これからの時代に必要な「本当の安定」がわかる
✅転職へと一歩踏み出す勇気が湧いてくる
それではまいりましょう!
教員(公務員)の安定はもう古い?その理由とは

昔の教員
かつて「教員」といえば
という理由で大人気の職業でした。
また
⭐️権威があり、世間的に尊敬される
⭐️自由裁量や時間的な余裕が多く、働きやすい
というおまけ付き!
それはそれは、魅力的な職業だったといえるでしょう。
実際に、採用試験の倍率は10倍を超えていた時期も!
今の教員
しかし、昨今の「教員」はどうでしょうか?
ブラック、精神疾患、過労死・・・とネガティブワードのオンパレード・・・。
また、モンスターペアレントという言葉が台頭しているように教員の権威とやらは何処へやら・・・。
とはいっても、公務員は公務員!きっとその人気は不動なはず!
と言いたいところですが・・・。
こちらをご覧ください↓
引用:令和2年度(令和元年度実施)公立学校教員採用選考試験の実施状況のポイント

さらに小学校に絞って見てみると

さらに長崎県を見てみると

安定が約束されているはずの教員がなぜこれほどまでに人気が下がっているのでしょうか?
もちろん、働き方の問題、教育の問題など様々な理由があるのですが、ここで一番理解しておかなければいけない大きな要因は「安定」という言葉の定義が変わってきている!ということです。
この意味をしっかりと理解しておかないとこれからの人生において的確な判断ができなくなります。
「安定」について再考する

今まで重要視されてきた「安定」と言えば
- 雇用の安定
- 給料の安定
という意味合いが大きくありました。
しかし、先述したように、この「安定」という言葉の意味合いが大きく変わってきているのです。
①雇用の安定からスキルの安定へ
今までの日本においては、何よりも雇用の安定が重要視されていました。
それはそのはず、戦後からの現代までの日本の社会は、新卒一括採用、年功序列、終身雇用が基盤の世の中だったからです。
しかし、現代はどうでしょうか?
何と、50%もの人が転職を経験しているのです。
つまり、2人に1人は転職を経験しているということです。
そしてこの数字は年々増加傾向にあります。
近年の技術革新のスピードが目覚ましく、新しい技術を取り入れた企業がどんどん出てくるため、企業の寿命が年々短くなってきています。
そのため「終身雇用制度」は崩壊し、新卒から定年まで1つの会社で勤め上げるというのがすでに過去の話となっているのです。
そして、その流れを受けて転職エージェントが急成長してきました。

なので、これからとーーっても重要になってくるのが、どこの会社でも生かせる営業力、経営力などの「ポータブルスキル」なのです。
そう!いつでも転職できる状況をつくることこそが、これからの時代の新しい「安定」の形なのです。
そういった意味では、教員は不安定な職業といえます。
教員で大切な学級経営力、授業力は他の職業への汎用性はありません。
転職市場では、未経験とみなされることがほとんどです。
つまり
このように、同じ「安定」という言葉でも、時代によって意味合いは変わってくるのですね。
どちらが、あなたにとって豊かな働き方と言えるでしょうか?
本当は、「教員という仕事に向いていない」「もう辞めたい」と感じていながら、過去の安定にすがっているのならば、早いところ転職して「ポータブルスキル」を磨いていった方が、人生100年時代と言われる現代では「安定」した生き方と言えるでしょう。
②給料の安定より心の安定へ
もう一つはお金の「安定」です。
戦後、焼け野原となった日本では、物質的な豊かさが求められるようになりました。
当時の人々はとにかくがむしゃらに働き、見事「ジャパンアズナンバーワン!」と世界から絶賛されるまでの経済大国になりました。
そんな高度経済成長期の日本では、とにかく物を所有するといことが価値であり、そのためにお給料が重要視されていました。
昔は仕事を頑張ってお金を稼げば、それだけ生活の質は大きく変わりました。
しかし、現代はどうでしょうか?
インフラは整備され、物はこれでもかと溢れています。
つまり、少しのお金があれば物質的に豊かになることができる世の中です。
無理してお金をいっぱい稼いでも、生活の質はあまり変わらず、満足度もさほど変化しないといえるでしょう。
また、ミニマリストという生き方がトレンドになっているように、物を所有する価値も低くなっています。
一方、労働現場には、精神疾患、過労死、自殺というネガティヴワードが溢れ、「働き方改革」「ワークライフバランス」の名の下に、働き方が見直される時代になりました。

これも、教員離れの超超大きな要因です。
結局、リストラはないから安心といっても、心身の不調から退職せざる負えない状況も考えておかなければいけません。
つまり、「給料の安定」を求める時代から「心の安定」を求める時代になったということですね。
今からでも遅くありません、自分の内面を深堀りして、本当に自分が好きなこと、やりたいことを見つけてみてください。
また、追い討ちをかけるようで申し訳ないのですが、公務員である教員の給与面の将来性も決して明るいものではありません。
こちらをご覧ください↓
出典)IMF「World Economic Outlook」データベース
公務員である教員の給与面は、日本の経済面と密接なかかわりがあります。
表のように、日本経済はこれから沈んでいくという予測があるのです。
控えめに言っても教員の待遇が今よりもよくなることは無いでしょう。
まとめ
以上、これからの「安定」について解説してきましたがいかがだったでしょうか。
まとめると
- 雇用の安定よりもどこでも働けるスキルが安定になる
- 給料の安定よりも豊かな心で働けることが安定になる
ということでした。
教員という仕事は自分には合わないけど「公務員は安定しているから」と過去の価値観で働き続けることは危ないです。
まずは教員から転職をして環境を変え、新しい経験やスキルを獲得していくことが、これからの時代の安定戦略となります。
教員からの転職は一定のハードルがありますが、しっかりと準備をしていけば必ずできます。