転職情報

「教員=安定」はもう古い!? これからの時代、教員が不安定な(安定しない)理由を解説

これからの時代教員が不安定な理由

こんにちは、公立小学校から私立小学校への転職、リクルート複数社内定を経験した後、IT企業へ転職したまっちです。

教員を辞めたいけど、公務員という安定は捨てられないんだよね・・・。

と言っているそこのあなた!

その価値観はもう古いですよ。

Gyuさん
Gyuさん
おい!いきなりどうした?教員は公務員なんやから安定してるに決まっとるやろ!
まっち
まっち
本当にそうかな?今日の記事を読めばGyuさんの「安定」への考え方がきっと変わると思うよ
Gyuさん
Gyuさん
ホンマか?そこまで言うんならさっそく話聞かせてや。
この記事を読むと

✅なぜ、「教員(公務員)=安定」は古いと言えるのかがわかる
✅これからの時代に必要な「本当の安定」がわかる
✅転職へと一歩踏み出す勇気が湧いてくる

それではまいりましょう!

教員(公務員)の安定はもう古い?その理由とは

昔の教員

かつて「教員」といえば

⭐️景気に左右されず給料が安定している
⭐️倒産することがないから一生働ける
⭐️高い退職金が得られて老後も安泰

という理由で大人気の職業でした。

また

⭐️権威があり、世間的に尊敬される
⭐️自由裁量や時間的な余裕が多く、働きやすい

というおまけ付き!

それはそれは、魅力的な職業だったといえるでしょう。

実際に、採用試験の倍率は10倍を超えていた時期も!

今の教員

しかし、昨今の「教員」はどうでしょうか?

ブラック、精神疾患、過労死・・・とネガティブワードのオンパレード・・・。

また、モンスターペアレントという言葉が台頭しているように教員の権威とやらは何処へやら・・・。

Gyuさん
Gyuさん
切ないな・・・。

とはいっても、公務員は公務員!きっとその人気は不動なはず!

と言いたいところですが・・・。

こちらをご覧ください↓

引用:令和2年度(令和元年度実施)公立学校教員採用選考試験の実施状況のポイント

Gyuさん
Gyuさん
まぁ確かに下がってきとるな。

さらに小学校に絞って見てみると

Gyuさん
Gyuさん
ワオ!競争率過去最低になっとるやないかい!

さらに長崎県を見てみると

Gyuさん
Gyuさん
ドヒャー!採用試験受けりゃほとんど受かるやん!

安定が約束されているはずの教員がなぜこれほどまでに人気が下がっているのでしょうか?

もちろん、働き方の問題、教育の問題など様々な理由があるのですが、ここで一番理解しておかなければいけない大きな要因は「安定」という言葉の定義が変わってきている!ということです。

この意味をしっかりと理解しておかないとこれからの人生において的確な判断ができなくなります。

まっち
まっち
この記事を最後までお読みいただければきっとあなたは大丈夫です。

「安定」について再考する

今まで重要視されてきた「安定」と言えば

  1. 雇用の安定
  2. 給料の安定

という意味合いが大きくありました。

しかし、先述したように、この「安定」という言葉の意味合いが大きく変わってきているのです。

まっち
まっち
詳しくみていきましょう。

①雇用の安定からスキルの安定へ

今までの日本においては、何よりも雇用の安定が重要視されていました。

それはそのはず、戦後からの現代までの日本の社会は、新卒一括採用、年功序列、終身雇用が基盤の世の中だったからです。

まっち
まっち
会社をクビになったら人生積む・・・みたいな空気感だったみたいですね。

しかし、現代はどうでしょうか?

何と、50%もの人が転職を経験しているのです。

つまり、2人に1人は転職を経験しているということです。

そしてこの数字は年々増加傾向にあります。

Gyuさん
Gyuさん
今までで転職何回したん?っていう会話が当たり前になるんやね。

近年の技術革新のスピードが目覚ましく、新しい技術を取り入れた企業がどんどん出てくるため、企業の寿命が年々短くなってきています。

そのため「終身雇用制度」は崩壊し、新卒から定年まで1つの会社で勤め上げるというのがすでに過去の話となっているのです。

そして、その流れを受けて転職エージェントが急成長してきました。

Gyuさん
Gyuさん
転職する人が増えるから転職をサポートするサービスも増えたんやね。

教員からの転職 教員向け転職サービス4選
【教員におすすめの転職サービス4選】元教員が実際に利用して厳選!この記事では、教員だった僕が実際に使った転職サービスの中から「ここはオススメ」と心から言える4選を紹介します。あなたが転職を成功させるためには、良質な転職サービスに登録することが重要なキーになります。絶対見逃せない内容です!...

 

なので、これからとーーっても重要になってくるのが、どこの会社でも生かせる営業力、経営力などの「ポータブルスキル」なのです。

そう!いつでも転職できる状況をつくることこそが、これからの時代の新しい「安定」の形なのです。

まっち
まっち
マイクロソフト日本法人第2代代表取締役社長を務めた成毛眞さんは「人生で最低2回は転職した方がいい」と言っていました。
Gyuさん
Gyuさん
確かアメリカでは、一生のうちに11の仕事に就くって聞いたことあるで。

そういった意味では、教員は不安定な職業といえます。

教員で大切な学級経営力、授業力は他の職業への汎用性はありません。

転職市場では、未経験とみなされることがほとんどです。

つまり

昔の安定

倒産、リストラがあると生活が大変だから、公務員である教員になろう!

今の安定

倒産、転職するのが当たり前だから、ポータブルスキルを育てておこう!

このように、同じ「安定」という言葉でも、時代によって意味合いは変わってくるのですね。

どちらが、あなたにとって豊かな働き方と言えるでしょうか?

本当は、「教員という仕事に向いていない」「もう辞めたい」と感じていながら、過去の安定にすがっているのならば、早いところ転職して「ポータブルスキル」を磨いていった方が、人生100年時代と言われる現代では「安定」した生き方と言えるでしょう。

Gyuさん
Gyuさん
なるほど!

②給料の安定より心の安定へ

もう一つはお金の「安定」です。

戦後、焼け野原となった日本では、物質的な豊かさが求められるようになりました。

当時の人々はとにかくがむしゃらに働き、見事「ジャパンアズナンバーワン!」と世界から絶賛されるまでの経済大国になりました。

そんな高度経済成長期の日本では、とにかく物を所有するといことが価値であり、そのためにお給料が重要視されていました。

Gyuさん
Gyuさん
そういえば、三種の神器とか3Cとか社会科で習ったな。

昔は仕事を頑張ってお金を稼げば、それだけ生活の質は大きく変わりました。

まっち
まっち
ボタン一つで、なんでもできるようになるもんね。

 

しかし、現代はどうでしょうか?

インフラは整備され、物はこれでもかと溢れています。

Gyuさん
Gyuさん
安いアパートでも、基本的な家電は揃っとるしな。

まっち
まっち
技術革新によって高品質な物を低価格で購入することもできるしね。

つまり、少しのお金があれば物質的に豊かになることができる世の中です。

無理してお金をいっぱい稼いでも、生活の質はあまり変わらず、満足度もさほど変化しないといえるでしょう。

また、ミニマリストという生き方がトレンドになっているように、物を所有する価値も低くなっています。

一方、労働現場には、精神疾患、過労死、自殺というネガティヴワードが溢れ、「働き方改革」「ワークライフバランス」の名の下に、働き方が見直される時代になりました。

Gyuさん
Gyuさん
特に教員は長時間労働が問題視されとるな。
教員の長時間労働
教員(先生)なら知っておきたい!データで見る教員の長時間労働の実態と影響!この記事では、データを基に教員の長時間労働の実態と影響を解説しています。この記事を読むことで、これからの働き方を見直すきっかけになること間違いなしです。教員のあなたには必読の記事になっています。「知らない」のはもったいない!ぜひご覧ください。...

これも、教員離れの超超大きな要因です。

結局、リストラはないから安心といっても、心身の不調から退職せざる負えない状況も考えておかなければいけません。

Gyuさん
Gyuさん
労働環境が悪ければ、クビは無くても、一生続けることは厳しいってことやね・・・。

つまり、給料の安定」を求める時代から「心の安定」を求める時代になったということですね。

Gyuさん
Gyuさん
やりたいことやった方が安定するっちゅーことなんやね。

今からでも遅くありません、自分の内面を深堀りして、本当に自分が好きなこと、やりたいことを見つけてみてください。

 

また、追い討ちをかけるようで申し訳ないのですが、公務員である教員の給与面の将来性も決して明るいものではありません。

こちらをご覧ください↓


出典)IMFWorld Economic Outlook」データベース

公務員である教員の給与面は、日本の経済面と密接なかかわりがあります。

表のように、日本経済はこれから沈んでいくという予測があるのです。

控えめに言っても教員の待遇が今よりもよくなることは無いでしょう。

まっち
まっち
事実、公務員の退職金は年々減ってきており、ここ10年で600万円以上減額しています。
Gyuさん
Gyuさん
時代の流れをしっかり見ていくことは大切やね。

まとめ

以上、これからの「安定」について解説してきましたがいかがだったでしょうか。

まとめると

まとめ
  • 雇用の安定よりもどこでも働けるスキルが安定になる
  • 給料の安定よりも豊かな心で働けることが安定になる

ということでした。

教員という仕事は自分には合わないけど「公務員は安定しているから」と過去の価値観で働き続けることは危ないです。

まずは教員から転職をして環境を変え、新しい経験やスキルを獲得していくことが、これからの時代の安定戦略となります。

教員からの転職は一定のハードルがありますが、しっかりと準備をしていけば必ずできます。

まっち
まっち
僕もあなたを全力で応援します!以上まっちでした。
Gyuさん
Gyuさん
またねー。

まっちおすすめの転職エージェント リクルートエージェント

転職エージェントはコンビニの数ほどあると言われています。

その中でも、僕の経験上オススメなのがリクルートエージェントです。

【公式サイト】https://www.r-agent.com/

求人数が圧倒的に多く、その中から自分に合った求人を紹介してくれました。そして、僕の担当の方は非常に優秀な方で、こちらの考えをうまく汲み取って言語化し、思考整理をしてくれました。また、非常に熱心で、夜11時まで2時間相談に乗ってくれたこともありました。