まっち
こんにちは、公立小学校から私立小学校への転職、リクルート複数社内定を経験したまっちです。
前回の記事では「教員から転職して感じたメリット」について、教員からの転職体験者の皆さんの声をお届けしました。
教員から転職してよかったこと(メリット)トップ3!転職体験者の声まとめ「教員から転職するとどんないいことがあるのか」について、実際に教員から転職した方々のリアルな声をまとめています。これから転職を考えている先生に役立つ情報満載です。...
教員からの転職を考えているあなたにとってとても希望をもてる内容だったのではないでしょうか。
しかし、納得のいく転職をするためには、デメリットの面にもしっかりと向き合うことも大切です。
まっち
確かにね。ただ、デメリットを知っておくことで逆に一歩踏み出す勇気が出たりもするんだよね。
そこで、今回は「教員から転職して感じたデメリット」と題して、実際に教員から転職した方々の実際の声をお届けします。
それではまいりましょう!
この記事を読むと
- 実際に教員から転職した方々がどんなところにデメリットを感じたのかがわかる
- 地に足をつけた転職ができるようになる
- 一歩踏み出す勇気が出るかも
転職して感じたデメリットランキングトップ3
転職すると、仕事内容はもちろん、人間関係、環境など様々なものが変化します。
転職経験者の皆さんはどんなところにデメリットを感じたのでしょうか?
早速、順位から見ていきましょう!
順位 | 内容 | 票数(のべ票数) |
1位 | 働き方・仕事内容 | 11票 |
2位 | 収入面 | 10票 |
3位 | 勤務体制 | 3票 |
Gyuさん
え!メリットでダントツの一位だった「働き方・仕事内容」がデメリットでも1位になっとる・・・どういうことや。
まっち
本当だ・・・。転職先も完璧なユートピアではなかったということなのかな・・・。早く経験者の声が聞きたいですね。
それでは一つひとつ詳しく見ていきましょう。
転職して感じたデメリット第1位:働き方・仕事内容
転職してよかったこと(メリット)のランキングでぶっちぎりの1位に輝いた「働き方・仕事内容」ですが、なんとデメリットでも1位に・・・。
早速、気になる体験者の声を聞いていきましょう。
私立高校に転職した秋山ヒロさんの声
秋山ヒロ
公立と違って数字を求められることはデメリットです。私立なので生徒募集の人数が減ると学校の衰退につながります。僕の場合は、大学進学の実績を出すことが求められています。その実績をもとに中学校にアピールするからです。しかし、覚悟していたことなので苦しいとは思いませんが。
非常勤を経て特別教育支援員に転職したみなじょぼさんの声
みなじょぼ
元教員なので、授業者の指導法に対して「こんなやり方もあるのに」「もっとこうしたらいいのに」と勝手に思って、ストレスを感じてしまうこともあります。やっぱり「体調さえ良ければ、正規の教員の仕事をしたい」と思う自分もいます。
塾を立ち上げたりゅうさんの声
りゅう
ゼロからのスタートだったので、「走り出したら止まれない」という辛さはありました。逆に楽しさでもありましたが。
Edtechベンチャーに転職したMasatoさんの声
Masato
自分の仕事内容を説明するのが面倒」なのはデメリットです。教師の時は「教師です」の一言で伝わりましたが、今はベンチャーでいろんなことをやっているので簡単に説明ができないのです。そこがかなり面倒で、最近はIT系とだけ伝えています笑
ICT支援員を経て講師に転職したMM-Teacherさんの声
MM-Teacher
また、教員は、学級や自分の持ち時間、持ち仕事の範囲内では自由がきいていましが、会社は、会社のルールが最優先、訪問先の学校のルールにも従わないといけず、やりたいことはあまりできませんでした。
私立の幼稚園の管理職に転身したふわくんの声
ふわくん
公立にはなかった、集めの大変さを実感しています。少子化の時代、園児を確保することが難しく、慣れない営業的な活動に四苦八苦です。
営業職に転職したむう助さんの声
むう助
「自分の成果が給料に反映される」という面は、人によってはデメリットになるかなと思います。結果を出せなければ給料は下がりますからね。
ブロガー、YouTuber、音声配信者に転身したひーこさんの声
ひーこ
自分で何をどうしていくのか考えたり勉強したりするのは、やりがいもありますが、一人でやる不安が全くないかというと嘘になります。
外資系IT企業に転職したハンドさんの声
ハンド
自分が今いる会社は世の中の会社の中でも最も創造的で、よく学ぶ社員がいる会社だと思います。しかし、前にいた学校を超えることはないかと思います。どこまで言っても仕事をやらされているのは学校との違いだと思います。
システムエンジニアに転身したやーさんの声
やーさん
会社環境、業務に適応するのが大変でした。静かな職場なので、教員生活とのギャップに苦しみました。会話が少ないので、時間が過ぎるのが遅く感じていました。プロジェクトによって、人も環境も変わるので適応が大変です。逆に、関わる人が同じになりやすいこともあります。なので、反りが合わない場合はつらいかもしれません。また、「成果を出さなければ!」と焦ったり、できない自分を責めたりして体調を崩してしまったこともありました。
化学プラントの電気設備士に転職したももよしさんの声
ももよし
初めの半年間は専門用語多すぎて何を言っているのか分からないことが多かったです。資格を持ってはいても、実際の現場では役立てるためにはひと工夫必要で、そこに気づけるまではほんとに苦労しました。また、教員とは違い「定時内で仕事をするのが基本」という考えがあります。ありがたさを感じると共に中々仕事が進まない時はプレッシャーにも感じていました。
公務員である教員とは違い、数字を求められたり、顧客を集めたり、ゼロからのスタートだったりと様々な壁があるようです。
その辺りも念頭におきながら「それでも転職したい!」と思えるかどうかが鍵になりそうですね。
それでは、続いて2位も見ていきましょう!
転職して感じたデメリット第2位:収入面
転職し「収入面の改善がみられた」という声があった反面、収入面にデメリットを感じている方も多いようです。
どのような声があるのでしょうか。
一人ひとりの体験者の声を聞いていきましょう。
国立の学校に転職したナオさんの声
ナオ
年収などはほとんど変わらないのですが、管理職手当て等の職位による手当てがない分、生涯年収は下がりますね。また、僕が所属する東京都では、立場は準公務員となるので、生命保険料等も公務員である公立の教員に比べて高くなりますよ。
非常勤を経て特別教育支援員に転職したみなじょぼさんの声
みなじょぼ
特別支援教育支援員は、教員免許がなくても働ける仕事です。時給は、住んでいる地域の最低賃金+30円程度です。教員時代と比べると収入は大きく減りました。ただ健康には変えられないですけどね。
放課後等デイサービスに転職したおまめさんの声
おまめ
公務員と違って必ずボーナスが出るとは限らないので、年収では減る感じです。でも、労働量や精神的な負担まで考えたら損ではないと思います。
塾を立ち上げてりゅうさんの声
りゅう
生徒が急にやめてしまったり、中々新規の入塾がなかったり、自分が病気になってしまったり・・・。やはり、何かあったときの収入が激減するリスクは大きいですね。
Edtechベンチャーに転職したMasatoさんの声
Masato
やっぱり収入が不安定なところはデメリットです。転職先はベンチャーだったのですが転職後4ヶ月でサービス撤退を経験しました。「収入の柱が急になくなるかもしれない」ということを学びました。この経験から、自分で複数の収入源をつくろうと思うきっかけになったので今思い返せばすごくいい経験をさせていただいたと思っています。
ICT支援員を経て講師に転職したMM-Teacherさんの声
MM-Teacher
収入面、福利厚生面では、教員は恵まれていると実感しました。特に、毎月の住居手当はとても大きかったです。
営業職に転職したむう助さんの声
むう助
今はコロナの影響もあり、給料の不安定さに関しては心配な面もあります。やはり、どんな時も安定している公務員はすごいなと思います。
転職エージェントに転職したたかださんの声
たかだ
公務員は収入の安定という意味ではすごかったんだなと今になって実感しております。そういったい意味では安心感は減りました。まぁ自分はモチベーションになるので問題ないのですがおそらく人によってはデメリットに感じる部分かなと思います。
動画クリエイターに転身したみぞさんの声
みぞ
やはり収入面はデメリットですね。仕事がないと収入はゼロになります。私自身まだ安定した収入があるわけではありません。
ブロガー、YouTuber、音声配信者に転身したひーこさんの声
ひーこ
生活が不安定になりました。多忙から解放され精神的なゆとりをもてたのは良いのですが、無収入でいることの不安はかなり大きいです。
Webライターに転身したまつむしさんの声
まつむし
教員時代に毎月決まった日に同じだけの給料が入ってくる生活はかなり良かったと感じています。「来月はいくら入るだろうか・・・?」という不安と常に戦わなければいけないので、その辺りはデメリットかと思います。
やはり、収入面だけフォーカスすると、教員はかなり恵まれているといえそうですね。
ただ、「転職して収入が下がったり、安定が失われたりしたけど、トータル的には満足!」という声も多くありました。
収入面、健康面、プライベートの時間など総合的に考えていくことが大切といえそうですね。
転職して感じたデメリット第3位:勤務体制
学校という組織で働いていることもあり、教員の勤務体制は基本「カレンダー通り」です。
もちろん、転職した先によってはその勤務体制が変化することも・・・。
体験者の声を聞いてみましょう。
国立の学校に転職したナオさんの声
ナオ
国立校は国の研究機関としての役割を担っているため、全国の教員や関係者が見に来られるように休日に研究発表をすることがあります。休日が潰れてしまうことはデメリットですが、みんな前向きに取り組んでいます。他にも入試の業務があったり、広報業務が入ったりすることもあります。
放課後等デイサービスに転職したおまめさんの声
おまめ
転職して祝日が休みじゃなくなったところではデメリットかもしれません。ですが、それも夏休みと正月休みはあるのであまり苦に感じてはいません。
フリーランスエンジニアに転身したnaoさんの声
nao
フリーランスや会社員のエンジニアだと業務内容によっては、土日や祝日にも仕事が入る場合があります。そのため、友人や家族と時間が合わないこともありました。
以上の声から分かるように、職種によっては「働く曜日」「働く時間」が変化することがあります。
転職先を選ぶときはその点もしっかりと考慮しておきたいですね。
その他
では、ランキングには入らなかったその他の声も見ていきましょう。
きっと、これから転職を考えているあなたには役立つ声が多いと思います。
- 同僚や生徒とのつながりが恋しくなるときがあります。
- 孤独感を感じることがあります。
- 研修の機会があまりないので、勉強するのは一苦労です。
- 社会的な信用が減りました。
- 今まで事務さんがやってくれていた税金関係の仕事も自分でやらないといけなくなりました。
- たまに授業がしたくなります。
- 親族から反対されました。
- 他の人から教員を辞めるのはもったいないと言われました。
などなど、社会的信用のこと、税金関係のこと、前職の未練?のことなど多数ありました。
まだまだ拾い切れていない声もあると思います。
皆さんの体験談をもっと詳しく知りたい方は、一人ひとりのインタビュー記事を覗いていってくださいね。
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みんなで情報共有しながらみんなで堅実な転職を手に入れていきましょう。
まとめ
以上、転職体験者の皆さんの声はいかがだったでしょうか。
まとめると
まとめ
- 数字を求められるなど働き方の変化を考慮しておくことが大切。
- 平均的にみて収入は下がることが多い。
- とにかく、転職も一長一短あることを知っておくことが大切。
ということでした。
「転職すれば幸せになれる!」と転職のいい面ばかりに目を向けていると、転職後に「こんなはずでは・・・。」と辛い気持ちになってしまうでしょう。
そうならないようにするためにも、しっかりと今から転職後のデメリットにも真剣に向き合っていくことが大切です。
今日の記事を読んで、「それでも転職したい!」と思えたのならばあなたの転職はきっと良いものになるのではないでしょうか。
逆に、「それはちょっとな・・・」と思ったのであれば、まだ転職のタイミングではないのかもしれません。
自分の声に耳を傾けながら歩んでいきましょう!
これからも、皆さんに良い情報を届けられるように頑張ります。
Gyuさん
インタビューに答えてくれたみんな!ホンマありがとうな。またねー。
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