こんにちは、公立小学校から私立小学校への転職、リクルート複数社内定を経験した後、IT企業へ転職したまっちです。
早速ですが、チェックしてみましょう。
チェックリスト
- 教員の業務量は異常だと思う。
- 教員に課せられる責任の重さは尋常じゃないと思う。
- 残業代が出ないのはおかしいと思う。
- 年功序列で給料が決まることに疑問を感じる。
- 一生懸命働くほど損している気がする。
- 同調圧力が強すぎて辛い。
あなたはいくつ当てはまりましたか?
この記事を読んでいるあなたならば、一つ以上は当てはまったのではないでしょうか?
しかし、「なんかおかしい」「辛い」と感じながらも日々の忙しさやはびこる学校風土から逃れることができず、順応できない自分を責めたり、自分の心にフタをしてしまっているのではないでしょうか?
もし、そのように「なんかおかしい」「辛い」という思いを抱えているのならば、そろそろその悩みに真剣に向き合っていきませんか?
人生は有限です!
貴重なあなたの時間をそんな苦痛に満ちた時間として消費していってしまうのはもったいないです。
今すぐ豊かな人生に向けて一歩踏み出すべきだと思います。
まっち
とまぁ、このように理想じみた話をされても困っちゃいますよね。
Gyuさん
そうやそうや!どう行動していいかわからんから困っとるんや!
そこで、そんな悩めるあなたのために、今回は教員としての働き方に不満を感じ、現状を打破するために新たな人生を歩み出した方をお呼びしています。
ももよし
はじめまして、ももよしです。よろしくお願いいたします。
ももよしさんは、公立の中学校で理科教員をしていました。また、男子バスケットボール部顧問、生徒会顧問も担当していたそうです。
そんなももよしさんですが、今はなんと先生を辞め、電気設備の設計の仕事をしているそうです。
❓ももよしさんは、教員のどんなところに疑問や不満を感じたのでしょうか?
❓実際にどのように転職をしたのでしょうか?
❓教員の世界を飛び出した今、どのように感じているのでしょうか?
聞きたいことがたくさんありますね。
それではまいりましょう!
この記事を読むと
- 学校という組織はおかしいと再確認することができる
- 不満を溜め込む必要はないと気づく
- 現状を変えるために一歩踏み出す勇気がもてる
先生を辞めようと思った経緯
さっそく一番気になる「先生を辞めようと思った経緯」について聞いていきましょう。
まっち
そもそも、なんで先生を辞めて転職しようと思ったのですか?
ももよし
学校にはびこる風土に疑問を感じたからです。
▶︎長時間労働を当たり前と思っている風土。
▶︎若手は校務に積極的に参加するのが当たり前という風土。
▶︎何でもかんでも仕事を振って、残業してでも完成させるのが普通といった風土。
いろいろ疑問を感じました。
ももよし
締め切りの直前になってから仕事を振られることも多く、対応するために夜中まで仕事をすることも多々ありました。その様子を尻目にベテランの方々は早々に帰ってしまう状態でした。このままでは、使い潰されて終わってしまうと思いました。
まっち
わかります。重い仕事を若手に押し付ける風土は確かにありましたね・・・。給料はベテランの方が遥かにもらっているのに・・・。
ももよし
そんな現状にさらに追い討ちをかけたのが年度末の査定でした。なんと、そんなに一生懸命頑張ったのに、評価は5段階中2という結果でした。
ももよし
新卒で、担任、部活顧問、生徒会顧問まで行っていたのに「この評価はあり得ない!」と感じ教員の世界に将来性を感じられなくなり転職を決意しました。
まっち
あの形骸化した評価制度は問題ですよね。若手だからと低い評価が下されている可能性は高いですね。
Gyuさん
年功序列の弊害やな。世界は成果主義が主流やで。ちゃんと成果を見て評価してほしいもんやで。
転職活動
教員の世界に見切りをつけたももよしさん。
実際にどのように転職したのでしょうか。
その辺りも聞いてみましょう。
転職方法
ここにタイトルを入力
「電気主任技術者試験」という国家資格の略称です。電気主任技術者は、ビルや工場における高圧電気設備の保安監督の仕事をするプロフェッショナルです。
まっち
資格をもっていたのは大きいですね。また、大手の転職サイトなら数多くの候補を示してくれるので安心ですしね。
ももよし
はい。おかげさまで20社ほど応募することができました。しかし、ほとんどが書類選考で落とされてしまいました。理由は実務経験がないからということでした。
ももよし
はい。そんな現実の厳しさを味わいながらも、出身地のすぐ近くにある大手化学メーカーが経歴に興味を持ってくださり書類選考を通過することができました。
ももよし
そして、面接、筆記試験を終え、拠点採用という形で内定をいただく事ができました。
Gyuさん
おお!やったやん。やっぱ何事も諦めずに挑戦することが大切なんやね。
転職サービスを使って感じたメリット・デメリット
ももよし
大手転職サイトだったので、求人数は他のサイトに比べ多かったですね。転職フェアを開催しているので、実際に転職を考えている人たちの雰囲気や転職事情について詳しく知る事ができました。
Gyuさん
へー!転職フェアなんてのも開催しとるんやね。知らんかったわ。
まっち
やはり大手は痒いところまでサービスが行き届いていますね。
ももよし
転職の方向性が曖昧だったうちは求人数が多すぎて逆に悩んでばかりいました。
まっち
まずは、自己と対話してある程度は方向性を定めておくことが大切ですね。
転職活動で大変だったところ
まっち
転職活動で大変だったところはどんなところでしたか?
ももよし
技術職では実務経験が求められる事が多く、資格やポテンシャルはあまり重要視されていない点です。また、勤務地もかなり制限されてしまうため自分の希望に合う求人の数が少なかったことにも苦労しました。
Gyuさん
そういった意味では教員という経験は技術職には向かんのかもな。
まっち
そんな中、内定を勝ち取れたももよしさんの経験は皆さんの励みになるかもしれませんね。
転職後の今の仕事について
勇気を出して行動を起こし、無事に転職を成功させたももよしさん。
転職後の今はどのような毎日を送っているのでしょうか。
気になる教員時代との変化も含めて聞いていきましょう。
今の職業、仕事内容
ももよし
化学プラントの電気設備の設計、保全の仕事をしています。
Gyuさん
ん?化学プラント?どんな仕事や?具体的に教えてや。
ももよし
はい。生活必需品を生産している化学工場の電気設備を安定して稼働させるために定期的なメンテナンスを行っています。
具体的には、計画作成から工事の発注、検査を主に行なっています。1日でも稼働が止まってしまうと多くの方へ製品が届けられなくなってしまうため責任とやりがいのある仕事です。
ももよし
また、新製品を製造するための新しいプラントの建設を行う際の詳細設計も担当しています。自分の設計通りに機器が動作した時は”やったぜ!”という気持ちになります!
まっち
やりがいを感じられる仕事につけて本当よかったですね。
Gyuさん
世界は広いで!教員とは全く違う世界を経験するのもありやね。
ももよしさんの一日の流れはこんな感じ↓
- 8:30:出勤
- 9:00:ミーティング
- 9:30〜12:00:設計、工事進捗の確認、予算書作成
- 12:00〜13:00:昼休み
- 13:00〜17:00:保全資料作成、工事現場パトロールなど
- 17:00:終業ミーティング
- 18:00:残業(書類チェック)
- 18:30:退勤
Gyuさん
2回目やけど、ホンマ教員とは違った世界やな。技術職にも興味が出てきたで!
収入の変化
さて、教育畑から技術職に転職したももよしさん。
気になる収入はどのように変化したのでしょうか。
その辺も聞いちゃいましょう。
ももよし
転職直後は、450万円から400万円に年収が下がりました。未経験であるにも関わらず採用して頂けだのでしょうがないかなと思っています。しかし、その後は仕事ぶりを評価して頂き1年で450万円、3年目には600万円ほどになりました。
Gyuさん
上がり方が半端ないな!教員時代の評価は何やったんやろな・・・。
まっち
年功序列の教員じゃ考えられませんね!頑張った分だけちゃんと評価してもらえるのは嬉しいですね!
転職して感じたメリット
ももよし
お昼休憩や休日が確保されているところがいいですね。教員時代には生徒対応でお昼を取れないことや部活の引率で休日出勤が多々ありました。
ももよし
転職後は、休日が確保されているのでプライベートの時間を充実して過ごす事ができています。
Gyuさん
「休憩、休日がある」と聞いても、当たり前やろ!ってツッコミたくなるけど、裏を返せば、教員はその当たり前が保証されていないっちゅーことやね。ホンマ過酷やね!
ももよし
はい。また、先ほども少し触れましたが、年功序列ではなく能力評価の人事制度を取り入れている点もありがたいです。頑張った分だけ評価をしていただけるのはやる気に直結しています。
まっち
それは何より嬉しいですよね。頑張り甲斐がありますね!
Gyuさん
やる気が無いのに高い給料もらってる「ぶら下がりおじさん」もおらんやろうし、精神衛生面的にもええな。
転職して感じたデメリット
ももよし
初めの半年間は専門用語多すぎて何を言っているのか分からないことが多かったです。資格を持ってはいても、実際の現場では役立てるためにはひと工夫必要で、そこに気づけるまではほんとに苦労しました。
ももよし
はい。また、教員とは違い「定時内で仕事をするのが基本」という考えがあります。ありがたさを感じると共に中々仕事が進まない時はプレッシャーにも感じていました。
まっち
なるほど!「残業に対するデフォルト」が教員とは全く違うのですね。勉強になります。
副業
公務員から飛び出したももよしさん。
今流行の副業もしているそうです。
その辺りも聞いてみました。
ももよし
今現在、転職して3年が経ちました。そこで、自分の更なるスキルアップとして、ブログ運営を始めました。電気の資格に関するブログです。電気の資格は難易度が高く、解説が大雑把なため独学では大変苦労します。そんな方を応援するためのブログを運営中です。
Gyuさん
自分のスキルアップにも、読者の力にもなれてホンマブログはええね。
ももよしさんのブログはこちら↓
最後に転職を考えている教員の方にメッセージ!
まっち
最後に転職を考えている教員の方にメッセージをお願いします!
ももよし
教員時代は、突然体調不良になったり、休みもなく働いたりとつらい日々が多かった私ですが、転職してからは健康的な生活を送りプライベートも充実しています。転職はまだまだマイナスのイメージが強いですが、決してそんな事はありません。自分が何のために働いているのかわからなくなった時は一度立ち止まって考えを整理してみて下さい。本当に自分のやりたい事が見えてくると思います。教員採用試験という難関を乗り越えてきているのですから、その気になれば何だってできます!自分の夢に向かって頑張りましょう
まっち
自分の人生を豊かにするために実際に行動したももよしさんの言葉は本当に響きますね。
Gyuさん
ホンマやで!行動すれば人生変えられるっちゅーことがようわかったわ!ももよしさん今日はホンマありがとうな。
ももよしさんのTwitterはこちら↓
まとめ
以上、ももよしさんの体験談はいかがだったでしょうか。
まとめると
まとめ
- 世間的にみると教員の働き方はやっぱり「おかしい」と言える。
- 「変だな」「辛いな」と感じたら迷わず逃げ出した方がいい。
- 行動すれば豊かな生活に一歩近づける。
- その気になれば何だってできる!
ということでした。
冒頭でも申し上げたように、やっぱり教員の働き方には問題があると思います。
先生が不幸になってしまう働き方では良い教育など生まれません。
もちろん、子どものために!と頑張ることも大切ですが、自分の貴重な時間を豊かにし、笑顔で働ける大人の総数が増えた方が子どもにとっても良いのではないかと思います。
そういった意味でも、まずは自分の笑顔をつくれるように一歩踏み出してみてくださいね。
そんなあなたをいつまでも応援しています!