こんにちは、公立小学校から私立小学校への転職、リクルート複数社内定を経験した後、IT企業へ転職したまっちです。
先生
公立と私立では働き方ってどう違うの？
先生
私の周りには、実際に転職した人がいなくて誰にも相談できない・・・。
そんなあなたにの疑問や悩みには、実際に転職を成功させた人の「転職体験談」が効きます！
実際に転職した方が
- どのように転職を決意し
- どのように転職活動をし
- どのように転職を成功させたのか
そして、実際に働いてみた感想を知ることで、あなたの転職に対する考え方や向き合い方もアップデートされること間違いなしです。
そこで今回は、公立中学校教員から私立の高校教員へと転職を成功させた方にお話を聞かせてもらいました。
まっち
さっそく紹介します！秋山ヒロさんです。
秋山ヒロ
はじめまして、秋山ヒロです。よろしくお願いいたします。
まっち
まずは、公立教員時代の校種、担当を教えてください！
秋山ヒロ
公立中学校で国語科教員をしていました。初任から担任をして、未経験のサッカー部やテニス部も担当していました。今は私立の高校で働いています。
さぁヒロさんはどのような過程を経て転職を成功させたのでしょうか。
そして、私立で働いてみてどんな感想をもったのでしょうか。
ヒロさんのしている副業にも注目です！
それではまいりましょう。
Gyuさん
おいおい！わしも忘れんといてや！今回もわしもバンバン質問していくで。
この記事を読むと
- 公立から私立校への転職活動の実際がわかる
- 公立学校と私立学校の働き方の違いがわかる
- 副業への知識が深まる
- 転職へのモチベーションが上がる
Contents
先生を辞めようと思った経緯
まっち
そもそもなんで先生を辞めて、転職しようと思ったんですか？
秋山ヒロ
部活動の負担が大きすぎて家庭崩壊寸前にまで陥ったからです。
なんとヒロさんは、平日は部活動が終わった19時から授業準備を始めていたそうです。
そうなると、どう頑張っても20時を過ぎないと帰れません。
土曜日は練習、そして日曜日は大会や練習試合といったスケジュールだったそうです。
Gyuさん
え・・・。いつ休むねん・・・。
秋山ヒロ
正直、全然休めないです。遠征があれば自腹で生徒を連れて行ったことも何度もありました。大学生から直接教員になったので、当時はそれが普通だと思っていたんですよね。
まっち
仕事なのに自腹って・・・。
Gyuさん
「普通」って感覚恐ろしいな。それが中学教員の常識ってことかいな・・・。
秋山ヒロ
独身の頃や子どもがいなかった時はそれでもまだ何とかなっていたんです。しかし、子どもが３人になり、幼稚園の行事など妻一人ではどうにもならない状況になってきて「これはまずい」と本気で考えるようになりました。
Gyuさん
ホンマそのままいったら家庭崩壊間違いなしやな・・・。みんなも取り返しのつかないことにならんよう気を付けや。
先生を辞めるきっかけになった出来事
まっち
そんな中で、「先生を辞めよう」と決意したきっかけはありましたか？
秋山ヒロ
きっかけは、実際に公立から私立高校へ転職した先生の話を聞いたことです。
Gyuさん
やっぱ経験者から話を聞くって大切やな。みんなもヒロさんの話最後まで聞いといてや。
まっち
その方からはどんな話が聞けたのですか？
秋山ヒロ
「公立はこのままじゃ福祉施設になる」「私立なら攻めた授業ができる」と教えてもらいました。その言葉を聞いて本気でチャレンジしてみたくなりました。
まっち
「福祉施設になってしまう」という言葉・・・すっごい共感できます。
公立中学から私立高校への転職活動の実際
転職したいという気持ちが高まったヒロさん。
私立高校への転職の夢を実現させるために、実際にどのような行動をしていったのでしょうか。
転職活動のステップ
まっち
具体的にどのようなことをしたのですか？
秋山ヒロ
まずは県内の私立高校のホームページから教員募集の要項を集めました。
Gyuさん
ホームページに募集要項があるんやね。そんでそんで。
秋山ヒロ
具体的には要項をもとに全高校に直接電話をして、待遇や業務内容を問い合わせていきました。そして、収入がダウンしない学校に絞り、よりチャレンジできそうな学校の採用試験に応募することにしました。
まっち
収入問題は大切な視点ですね。
秋山ヒロ
直接担当者に問い合わせて「公立から転職を考えてます」と正直に明かすことで、収入の額面などかなり具体的に教えてもらえました。下手に身分を隠さなくてよかったです。
Gyuさん
何事も「正直」が基本やね。
秋山ヒロ
また、県内の私学だったので、退職した先生に評判を聞くこともでき、内部の様子もある程度知った上で決めることができました。このあたりは公立教員をやっていたおかげでできた動きでした。
使った転職サービス
まっち
何か使った転職サービスなどありますか？
秋山ヒロ
僕は特には使いませんでした。
Gyuさん
ヒロさんすごいな。全て一人でやったんかいな。まっちとは違うな。
まっち
う、うるさい！僕は一人では不安だったのでたくさん転職サービスを使いました。転職エージェントは無料だし、かなり頼らせてもらっちゃいました。
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転職活動で大変だったところ
一人で転職活動を頑張り抜いたヒロさん。
きっと苦難も多かったことでしょう。
その辺も聞いてみました。
まっち
転職活動で大変だったところはどんなところでしたか？
秋山ヒロ
面接は11年の経験があったので不安ではありませんでした。大変だったのは、採用試験の勉強です。
Gyuさん
やっぱり試験があるんやね・・・。
秋山ヒロ
大学入試のような採用試験勉強は10年以上ブランクがあったので大変でした。特に中学校では深くやらない古典に苦戦しました。古文を時間内に解くのはかなり難しく、現役受験生の頃のような感覚は戻りませんでした。
Gyuさん
考えただけで吐きそうになるな。
まっち
正直、どのくらい勉強したのですか？
秋山ヒロ
２ヶ月間、毎日9時から11時頃まで勉強しました。家族が寝静まったら勉強するという感じでした。
Gyuさん
仕事が忙しい中でようやったな。何を勉強したん？
秋山ヒロ
ひたすら大学入試のテキストを解きまくってましたね。
まっち
大学入試のテキストとか懐かしいなぁ。
秋山ヒロ
苦戦しながらもなんとか合格でき安心しました。勉強は無駄にはなりませんし、チャレンジする価値あると思います。
その他に転職のためにしたこと
まっち
その他に転職のためにしたことはありましたか？
秋山ヒロ
せっかく私学へ転職するので、副業の波にも乗りたい！と考えて情報発信の活動を始めました。
Gyuさん
ヒロさんの行動力えげつないな。どんなことしたん？
秋山ヒロ
これから先生として働く若い教員の助けになればと考え、YouTubeチャンネルを開設しました。若手のために…と始めた発信でしたが、これまでの自分の経験を言語化するきっかけにもなったので良かったです。
まっち
本当すごい！ヒロさんの副業については後で詳しく解説しますね。
転職して変化したこと
さぁ無事に転職を成功させたヒロさん。
実際に私立の高校に転職した後はどんな仕事をしているのでしょうか。
そして、どんな感想を抱いたのでしょうか。
その辺も聞いてみました。
今の仕事内容
まっち
転職した今はどんな仕事をしているんですか？
秋山ヒロ
私立高校で大学受験コースの担任をしています。
Gyuさん
なんやそれ。なんか塾みたいやな。
秋山ヒロ
簡単に言うと「受験指導」のことです。苦手だった生徒指導や部活動顧問を担当せずに済んでおり、自分のやりたいポジションで仕事ができています。
まっち
他に公立との違いは感じましたか？
秋山ヒロ
私立なので異動もなく、基本的に３年間同じクラスを担任できるので、生徒はもちろん保護者とも信頼関係を築くことができます。「来年は異動かも」と無駄に心配する必要がないので、生徒と本気で向き合うことができるようになりました。
まっち
それいいですね！信頼関係ができてくると教育効果も仕事の楽しさもグッと上がりますしね。
収入の変化
一番気になるのが収入面・・・。
さぁヒロさんが転職した私立学校はどうなのでしょうか。
まっち
転職前後で収入はどのように変わりましたか？
秋山ヒロ
教員としての収入に変化はありません。しかし、副業の分も入れると、公務員時代よりも年間80〜100万ほど多くなっています。
Gyuさん
おぉ！やっぱり副業ができるってええなぁ。
転職して感じるメリット
まっち
その他にも転職して良くなったところはありますか？
秋山ヒロ
自分で選べる部分が増えたことです。まずは学校の場所が選べますしね。
Gyuさん
確かに！公立だと地域くらいしか選べへんもんな。
まっち
僕の元同僚も異動先を知って落胆している先生いました。「遠すぎて通えない！どうしよう！」って嘆いてました。
秋山ヒロ
また、希望の分掌や部活動顧問の拒否など、採用試験の段階で「貢献できること」「やりたくないこと」をはっきり伝えました。おかげで、やりたくない仕事は公立と比較して格段に少なくなりました。
Gyuさん
部活動の問題をクリアできたのはホンマ大きいな。
秋山ヒロ
そしてまた、委員会のための報告書作成がほぼ無くなりました。公立の時に苦しんだ報告書作成の呪縛から解放されたのはとても嬉しいです。
まっち
わかります！異常でしたねあの報告書の多さは・・・。
転職して感じるデメリット
メリットがたくさんあることがわかりましたが、転職する前にちゃんと抑えておきたいのがデメリット。
そこのところも教えてくれました。
まっち
逆に転職したことによるデメリットはありますか？
秋山ヒロ
数字を求められることです。私立なので生徒募集の人数が減ると学校の衰退につながります。
Gyuさん
生徒の確保は私立にとって大きなミッションやな。そこは公立との大きな違いやな。
秋山ヒロ
僕の場合は、大学進学の実績を出すことが求められています。その実績をもとに中学校にアピールするからですね。しかし、覚悟していたことなので苦しいとは思っていません。
まっち
成果を感じたい！数字で結果を残したい！という思いのある人には私立が向いてるかもしれませんね。
副業
先ほどヒロさんの話の中にも出てきた副業！
これからの時代に欠かせないキーワードだけに気になりますね。
そこのところも聞いてみましょう。
まっち
副業についてもう少し詳しく教えてもらってもいいですか？
秋山ヒロ
はい。先ほど話したYouTubeチャンネルの運営や物販をやってきました。その収益が安定してきたので今年はライターに挑戦しています。11月に初めて提案が採用され、記事を納品することができました。肩書きを使わず、自分の力でビジネスができることに喜びを感じています。
まっち
すごい！YouTubeに物販にライターと副業マスターですね。
秋山ヒロ
公立だと法律的にも副業が出来ないのは当然なのですが、働き方的にも激務すぎて副業なんて出来ませんでしたね。私立に転職してよかったです。
まっち
ヒロさんのYouTubeチャンネルめちゃくちゃ勉強になるので是非ご覧ください。
ヒロさんのYouTubeはこちらから↓
Twitterもやってます↓
公立教員からの転職を考えているあなたへのメッセージ
まっち
最後に転職を考えている教員の方に一言お願いします！
秋山ヒロ
「公務員を辞めるなんて人生詰むぞ」と同僚に言われました。両親にも大反対されました。しかし、いざ転職してみると「全然大したことじゃない」と感じています。
まっち
特に僕たちの親世代は「安定」に絶対的な価値を置いていますからね。
秋山ヒロ
僕的には、むしろ残業代なし長時間労働の定額使い放題をされる公立教員の方が、いつ倒れるか分からず不安定だと思います。自分の強みを活かせる私学転職のほうが断然オススメできます。
Gyuさん
た、確かに！安定の定義も変わってきとるんやね。
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秋山ヒロ
転職時に感じた不安は、実はよく調べていない無知から来るものです。適切に転職先を選べば大丈夫です。たいした取り柄もない僕ができたのだから、あなたにもきっとできるはずです。一緒に第一歩を踏み出しませんか！
まっち
すごいわかります！とにかく行動です！一歩踏み出すだけで見える景色が変わりますよ。
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まとめ
ヒロさんの転職体験談いかがでしたか？
やっぱり、実際に転職を経験した方の話はためになりますね。
今日の話をまとめると
まとめ
自分の裁量を増やしたい！自分の得意を活かしたいというあなたは私立の学校がオススメ。
私立の学校への転職活動のステップは
- 私立高校のホームページから教員募集の要項を集める
- 直接電話をして、待遇や業務内容を問い合わせる
- 良いと思えた学校に応募する
- 試験対策をする
ということでした。
ヒロさん貴重な情報ありがとうございます。
まっち
色々やりとりをさせてもらう中でヒロさんの温かい人柄にも感動しました。本当にありがとうございました。
Gyuさん
繋がりって大切やな。みんなもつながっていこうや。一人の力は小さくても支え合えば大きな力になるで。
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ヒロさんのTwitterはこちらから↓
要チェックです！
まっち
以上、まっちでした。
Gyuさん
またねー。
