こんにちは、公立小学校から私立小学校への転職、リクルート複数社内定を経験したまっちです。
あなたは「教師2.0」という言葉を聞いたことがありますか?
この言葉はオリラジの中田敦彦さんの著書「労働2.0やりたいことして食べていく」から生まれた言葉です。
そう、つまり「教師2.0」とは、教師という仕事をしながらも「やりたいことして食べていく」生き方なのです。
- 「教師2.0」とは何かがわかる
- 「教師2.0」という働き方のメリット・デメリットがわかる
- 教師からの転職のハードルが下がる
くまさんは正規の小学校教員を辞め
なんと非常勤の小学校教員に転職したのです!
インタビューを通して驚きの情報がたくさん見えてきました。
ホワイトな働き方にも大注目です!
それではいってみましょう!
非常勤講師という仕事について
現在のくまさんは、とある自治体の小学校の非常勤講師として働いているそうです。
非常勤講師の仕事内容、福利厚生、気になる収入など聞いてみました。
仕事内容
つまり、担任をもっているわけではないのですね。
仕事内容でいきなり驚きですが、メインで授業をしておらず、教材研究はT1がしているので、T2の教材研究はT1がしたいことを理解することなのだそうです。
また、テストやプリントの採点なども皆無とのこと。
このような恵まれた?待遇の理由は仕事時間にありました。
仕事時間
な、なんと給食を食べてお昼休みが終わるころには退勤ということだそうです。
非常勤は週29時間の労働時間なので、1日約6時間労働ということです。
なので、放課後の会議に出席することもなければ、授業研究会の反省や行事の準備など全くないそうです。
大切な業務連絡については、翌日特別支援教室の主任より伝達してもらうとのこと。
校務分掌も軽いものばかりなんだとか。
収入・福利厚生
そう、くまさんの非常勤での月収は、時給約3000円×週29時間×4週(32万上限)なんだそうです。
そこから、社会保険料と年金、所得税を引いて手取りは大体28万くらいになるという計算です。
くまさんは1日約6時間労働ですが、正規教員で1日で2倍の12時間以上働くことは珍しくありませんよね。
額面だけでなく、時間単価で考えることは大切なようです。
非常勤の年休は年間11日あるそうです。正規の方がもちろん多いですが、結局年休は多すぎて使い切れないなんてこともよくある話ですよね。
近年、非常勤の待遇はますますよくなってきているのでオススメだそうです。
これは教員に限った話ではなく、国を挙げて非正規雇用者の待遇改善に力を入れていることが背景にあります。この傾向はまだまだ続きそうです。
ボーナスについては正規教員が2.25か月分もらっているのに対し、非常勤は半分の1.25か月分しかもらえないとのこと。
正規の収入を超える秘訣である「副業」については後半で解説していきますね。
非常勤講師のなり方
さぁ非常勤講師に興味が出てきたところで非常勤講師のなり方についても聞いちゃいました。
非常勤講師になるには、次のステップが必要になるそうです↓
または、直接教育委員会に電話してもOKだそうです。
ただ、くまさんが非常勤講師になったときの状況は特殊だったようで、正規で勤めていた学校の校長先生に志願したところ、非常勤として雇ってもらえたのだとか。
非常勤講師のデメリット
くまさんから教えてもらった非常勤のデメリットはこんな感じ↓
非常勤講師くまさんの待遇まとめ
くまさんの非常勤講師という働き方についてまとめてみると
- 30代以上の人にとっては給料は下がるが、時間単価で見ると悪くない
- 子どもと直接関わる仕事にフォーカスできる
- 会議や研究などの時間が苦痛な人にとっては好都合
- クラスをもたないので負担や責任が少ない
- 雇用や収入が安定しないリスクがある
ということでした。
副業について(大学陸上部の非常勤コーチ)
日本もいよいよ年功序列、終身雇用が崩壊し副業という言葉に注目が集まっている昨今。
ついに、くまさんのように、安定の公務員を捨て、副業ができる職種を選ぶ人が増えています。
そして、くまさんが選んだ「非常勤講師✖︎副業(やりたいこと)」が「教師2.0」と言われる所以なのですね。
これからは人生100年時代です。
ライフシフトという本によると、今までのスリーステージ制(教育→仕事→引退)からマルチステージ制(複数のキャリアを持ち、多様な人生を歩むスタイル)へと時代が転換していくようです。
そういった意味でも、教師から転職を考えて準備しておくことは必然と言えるかもしれませんね。
だからこそ「教師2.0」という働き方は、これからの人生のために絶対に知っておきたい内容ですね。
つまり、くまさんは非常勤講師として学校現場で働きながら、陸上部のコーチという夢も叶えているわけです。
経緯
長い長いくまさんの話をまとめると↓
- 学生時代陸上部でバリバリに活躍していたが、21歳の時にけがをしてしまい、陸上から引退を余儀なくされた。
- その後、もう一つの憧れだった「教師」を目指すようになり、無事に小学校の先生となる。
- 高校時代にお世話になった恩師から大学の陸上部のボランティアを紹介され、個別支援教室の担当として勤務するかたわら陸上のコーチとして手伝うことに。
- 陸上の恩師から、コーチングの資格を取得することを勧められ、猛勉強を開始する。
- 陸上の監督になるための資格やトレーナーの資格を取得
- 大学から正式に非常勤コーチとして働かないかとオファーをもらう。
副業の収入、時間
これからの将来像
また、くまさんは、独学で簿記の勉強もしているらしく、常に次の時代に必要な力を蓄えているようです。
まとめ
くまさんの「教師2.0」という働き方いかがだったでしょうか?
まとめると
- 「教師2.0」とは、教師を続けながら自分の好きなこともして食べていく働き方
- 副業の内容によっては、正規の頃より月収が増えることも
- これからの時代、副業や学び直しで自己資本を高めておくことはとても大切
ということでした。