転職体験談

教員からの転職体験談!自分が納得できる仕事を掴み取ったももおさんの話

教員からの転職 ももおさん転職体験談
まっち
まっち
こんにちは、公立小学校から私立小学校への転職、リクルート複数社内定を経験したまっちです。

 

全国で2558人

この数字あなたはわかりますか?

 

答えは

全国の公立学校における「教員の不足数」

です。

2022年の1月末に文科省から発表されました。

実際に、学校現場でもリアルに先生が足りず「担任不在」で学級がスタートしたり、お休みに入った先生の代替が見つからずに、管理職が授業をしたりといった状況が続いています。

まっち
まっち
僕の友人も、もう少しで産休に入る予定にも関わらず「教員不足」の煽りを受け、担任を任されてしまったそうです。
Gyuさん
Gyuさん
数字以上に現場は深刻な感じやね・・・。昔は「教員」といえば憧れの職業やったのにな・・・。

これだけ、教員離れが進むのも「過酷な労働環境」が一向に改善されないことが主な原因でしょう。

そんな過酷な状況の中、それでもあなたは教員を続けますか?

「自分が抜けたらもっと厳しい状況に・・・。」と責任を感じてしまう方もいるかもしれません。

しかし、あなたの人生は一度きり、自分が納得できる人生を歩む責務があなたにはあると思います。

そこで今回は、実際に「希望がもてない過酷な労働環境」から飛び出し、自分の納得できる人生を生きると決めた方を紹介します。

まっち
まっち
さっそく紹介します!ももおさんです。
ももお
ももお
はじめまして、ももおです。よろしくお願いします。

公立小学校で4年生、6年生の担任をし、さらには体育、外国語活動、情報教育の教科主任を任されていたももおさん。

一体どうして教員を辞めるに至ったのでしょうか?
どのように行動し、転職を成功させたのでしょうか?
今はどのような仕事や生活をし、どう感じているのでしょうか?

いろいろ聞いてみたいことがありますね。

それではいってみましょう!

この記事を読むと
  • 過酷な状況を我慢し続ける必要はないと思える
  • 自分の人生を自分らしく生きたくなる
  • 転職に向けて一歩踏み出す勇気が湧いてくる

先生を辞めようと思った経緯

まずは、一番気になる先生を辞めようと思った経緯から聞いていきましょう。

まっち
まっち
そもそもなんで先生を辞めて、転職しようと思ったんですか?
ももお
ももお
はい。理由はいくつかあります。まずは、「力を付ければ力を付けるほど過酷な環境におかれる」ということです。大変なクラスをまとめられるようになってきた20代後半から30代前半になると、毎年大変なクラスしかもたせてもらえなくなりました。

まっち
まっち
これは本当あるあるですね!共感です!
Gyuさん
Gyuさん
力のある先生は完全に損やな・・・。
ももお
ももお
はい。2つ目の理由は「成果をあげても給料は大して上がらない」ということです。大変なクラスをもち分掌も多い若手よりも、学級崩壊させてクラスの愚痴を話しながらダラダラ仕事しているベテラン教諭の半分くらいしか給料がないことに納得がいきませんでした。
Gyuさん
Gyuさん
そりゃ不満溜まるわ。
ももお
ももお
次の理由は、みなさんご存知の通り、単純に「労働環境がブラック」だからということです。せめて残業手当はつけてほしいです。
まっち
まっち
本当ですよね!手当でごまかして働かせ放題なのはひどいと思います。
ももお
ももお
最後の理由は、「プライベートがない」ということです。ショッピングモールなどで学校の子に声を掛けられプライベートも少し窮屈に感じました。
まっち
まっち
あぁわかります!プライベートなのにやけに人目が気になっちゃうんですよね・・・。

先生を辞めるきっかけになった出来事

まっち
まっち
そんな中で、先生を辞めるきっかけはありましたか?
ももお
ももお
先輩方をみていて、「自分も同じ思いを味わいたくない!」と思う出来事が2つありました。一つは、教科書作成に携わるような、力があり尊敬していたベテラン男性教諭2人(40代と50代)が子どもも保護者も難しいクラスをもたされて精神的に参ってしまい退職と休職に追い込まれてしまったことです。
Gyuさん
Gyuさん
それは、悲惨やな。やっぱり、力のある先生ほど損な役回りが多いんやね。
ももお
ももお
はい、とても悲しかったです。2つ目の出来事は、50代男性教諭が朝の8:45から大汗かいてテンションMAXで運動会の表現指導を行っているのを見た時です。50代にもなってこんなしんどいことないなと思いました。
まっち
まっち
教員はどこまでも体力勝負ですからね・・・。

転職活動

理不尽な待遇、過酷な労働環境、将来に希望がもてない現状、などなど様々な理由で退職を決めたももおさん。

実際にどのように転職を成功させたのでしょうか。

そこの辺りも聞いていきましょう。

転職方法

まっち
まっち
具体的にどのように転職したんですか?
ももお
ももお
希望の会社があり、一社入魂の転職活動でした。公式ホームページを読み漁り、CSRも印刷して丸暗記するレベルで読み込みました。
CSRとは?

CSRとは、corporate social responsibility つまり企業が担う社会的責任のことです。簡単に言うと、従業員や消費者、投資者、環境などへどのように配慮し、社会貢献につながる取り組みをしているか。ということを指します。

ももお
ももお
その後、エントリーシートや面接のヒントを得るべく「ミイダス」や「マイナビ転職」などにも登録しました。
Gyuさん
Gyuさん
ん?ミイダスってなんや?
ももお
ももお
ミイダスは、無料で自分の市場価値や相性の良い企業が分かる診断ツールです。7万人の転職実績データから
・職務適性
・パーソナリティの特徴
・ストレス要因
・相性の良い上司・部下のタイプ
など、ビジネスマンとしての市場価値を分析できます。
まっち
まっち
ミイダスは、僕も使いました!市場価値診断だけでなく、転職別、年齢別、学歴別の年収データ(200万人以上)が全て見られるので、それだけでもおススメです!

【ミイダス 公式サイト】

ももお
ももお
他には現役社員の方にも自分のツテを辿りまくって会うことができ、色々と話を伺いました。奇跡的に200倍を超えるとも言われる選考を通過することができ、迷うことなく転職しました。
Gyuさん
Gyuさん
200倍!!!すごいなももおさん!
まっち
まっち
エージェントに登録したり、現役社員にも会ったりするなど、しっかり行動した結果ですね。本当にすごいです。

転職サービスを使って感じたメリット・デメリット

まっち
まっち
実際に転職サービスを活用してみて感じたメリットはどんなところでしたか?
ももお
ももお
実際に働いている方の話を聞けたことで、会社が求めている人材への理解が深まりました。
公務員を辞めて転職するからには、ブラック企業と呼ばれるところではなく、なおかつ給与も公務員並み、もしくはそれ以上の安定が見込めるところでないといけないというプレッシャーがありました。その点についても現役社員の方の書き込みを読むことで確かな情報を得ることができました。
まっち
まっち
ありがとうございます。逆にデメリットを感じるところもありましたか?
ももお
ももお
マイナビ転職や○○エージェント系は、どの会社に転職するのかを模索する方々にとても効果的なものです。なので、一社に絞っていた私にはあまり有効ではありませんでした。他の会社の情報を見ることには役立ちましたが、選考を受ける気がない私にとっては、電話やメールの連絡が来ることは少々煩わしいと感じました。
Gyuさん
Gyuさん
なるほどな。自分の状況によって活用の仕方を考えたほうがよさそうやね。

転職活動で大変だったところ

200倍の競争を勝ち抜いたももおさん。

そんな転職活動の中で大変だったところについても教えてもらいましょう。

まっち
まっち
転職活動で大変だったところはどんなところでしたか?
ももお
ももお
仕事をしながらだったので情報収集をする時間の捻出に苦労しました。また、転職活動をしていると、来年度転職している自分を想像するので目の前の仕事に集中することが難しくなります。
ももお
ももお
さらに、前述したように、人気企業の一本勝負という賭けに出ていたので、これでダメだったら来年度も同じ職場で同じ毎日の繰り返しかぁ・・・と時々センチメンタルな気持ちになることも多々ありました。
まっち
まっち
最後まで、一本に賭けたところさすがです!
Gyuさん
Gyuさん
ホンマ強靭なメンタルが必要やね。

その他に転職のためにしたこと

まっち
まっち
その他に転職のためにしたことはありましたか?
ももお
ももお
公務員から転職とのことで、自分の家族と妻の家族に事前に相談をしてから選考を受けました。知名度の高い会社なので大きな反対はなく転職に踏み切れました。一応現役社員に退職までの給与の面なども確認しておきました。
まっち
まっち
大切な家族への相談や理解は重要ですね。参考になります。

転職後の今の仕事について

着実に行動し、無事に転職を成功させたももおさん。

今の仕事や生活はどのようなものなのでしょうか。

気になるその辺も聞いていきましょう。

今の職業、仕事内容

まっち
まっち
転職した今はどんな仕事をしているんですか?
ももお
ももお
サービス業で人材育成、売上管理、施設管理をしています。大きくいうと本社の運営方針と各施設の運営方針を揃える役割です。
ももお
ももお
具体的には
①担当施設の課題発見&解決策を考案する。
②人件費や施設への投資などのコスト管理を行う。
③人材の採用から育成を行う。
以上3点について取り組んでいます。
世間一般でいうところのスーパーバイザー的なポジションの仕事です。

ももおさんの一日の仕事の流れはこんな感じ↓

6:30出社
7:00当日の人員状況確認、修正
8:00施設オープン準備
9:00オープン時施設状況確認
10:00上司部下と面談や会議
12:00施設状況、人員状況確認修正
13:00当日の業務引き継ぎ
13:30事務作業
15:00退勤
Gyuさん
Gyuさん
朝は早いけど、15時退勤って魅力やね!アフター5どころやないで。

収入の変化

まっち
まっち
転職前後で収入はどのように変わりましたか?
ももお
ももお
転職初年度の年収は、コロナの影響もあり550万円から400万円弱に下がりました。しかし、2年目以降は社内での役職が昇格したことと、残業が増えたことによる残業手当のおかげで500万円近くまで盛り返しました。
ももお
ももお
ボーナスは、コロナで何割かカットされていますが、コロナ前の水準に戻ると教員約10年目よりも多くもらえます。
Gyuさん
Gyuさん
ちゃんと残業手当が出るってええな。まぁ当たり前っちゃ当たり前のことなんやけどね。

転職して感じたメリット

教員と違って、残業手当がもらえるなどの話が出てきましたが、その他にもたくさんのメリットがあったようです。

ももおさんが教えてくれた転職して感じたメリットはこちら↓

  • 残業手当をもらえるところ。
  • 36協定(時間外・休日労働に関する協定)にとても厳しい職場だというところ。
  • 月間休日が公務員より多いところ。
  • フレックスタイム制度なので、出勤の日でも目覚ましなしで起きられるところ。
  • 休み希望が100%通るところ。
  • 仕事に行くのが楽しみなところ。
  • 年功序列の評価ではないため、昇進意欲がわくところ。
Gyuさん
Gyuさん
ワオ!めちゃくちゃええやん!

転職して感じるデメリット

たくさんのメリットがある一方でやっぱりデメリットも多少はあるそうです。

ももおさんが教えてくれたデメリット↓

  • 良い評価を受けないと給与のあがり幅が小さいところ。
  • コロナや天災の影響が業績に反映されやすいもころ。
  • 私の転職よりも前に新卒で入社した若い子たちが先輩にあたるところ。
  • 妻と休みが合わないところ。
Gyuさん
Gyuさん
成果が給与に影響するのはメリットでもありデメリットでもあるんやね。

副業

公務員という身分ではなくなったということで、副業も解禁になったももおさん。

副業についても教えてくれました。

まっち
まっち
副業は何をされているのですか?
ももお
ももお
「元小学校教師「ももお」の何でもブログ〜先生だって普通の人間〜」を運営しています。このブログから広告収入が入ってきています。
まっち
まっち
ブログ仲間ですね!嬉しいです!
Gyuさん
Gyuさん
ももおさんのブログもめちゃくちゃ有益やで!要チェックや!

ももおさんのブログはこちら

最後に転職を考えている教員の方にメッセージ

まっち
まっち
最後に転職を考えている教員の方に一言お願いします!
ももお
ももお
今の時代教員なんて誰でもなれます。そのうち定員割れするのではないでしょうか。一度転職してみて合わなければ教員に戻ればいいと思います。資格はなくならないし、経験者選考で余裕で合格するはずです。人生一度切りです。我慢している時間ってもったいなくないですか?あとは、転職を決断した理由などが、ももおの何でもブログに掲載されているのでぜひご覧ください☆

一度切りの人生!やはり、自分が居心地のいい場所を見つけることはやはり大切ですね。

まっち
まっち
経験者の声は本当勉強になりますね。
Gyuさん
Gyuさん
ももおさんのように行動して自分の人生の満足度あげていこうや!ももおさん今日はホンマありがとうな。

まとめ

以上、ももおさんの転職体験談はいかがだったでしょうか。

まとめると

まとめ
  • 教員不足が進み、教員という仕事はこの先どんどん苦しい環境になっていく。
  • 自分が納得できる仕事や環境を自分で選んでいくことが大切。
  • しっかりと行動していけば転職はできる。
  • 家族など大切な人がいるときはちゃんと相談することが大切。
  • 一度きりの人生、我慢している時間がもったいない。
  • 教員の数が足りていない現状をみて「教員にはいつで戻れる」くらいの気持ちで一歩踏み出すことが大切。

ということでした。

何度も言うように人生は有限です!

「自分が心地よいと思える環境を自分で選べ」と解剖学者、「バカの壁」で有名な養老孟司先生が言っていましたが、心からそうだと思います。

これだけ、自由が保証されており、選択肢が山ほど用意されているのに「我慢」し続けて人生という時間を浪費するのは本当にもったいないです。

ももおさんのような転職成功者の先輩も世の中にはたくさんいます。みんなで繋がりあっていけば怖くありません。

【2022年2月】教員からの転職体験談20人のまとめ

あなたが、勇気を出して一歩踏み出し、豊かな人生を掴み取っていくことを願っています。

教員からの転職の流れ7ステップ!初任者でも分かるように徹底解説!

ももおさんも使ったミイダスは、こちら↓
【ミイダス 公式サイト】https://miidas.jp/

まっち
まっち
以上、まっちでした。
Gyuさん
Gyuさん
またねー。

まっちおすすめの転職エージェント リクルートエージェント

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