どうもガクせんです。
このように「懇談会」の悩みを抱えている先生は多いのではないでしょうか。
何をかくそう、ボクもその1人でした。
過去には、緊張しすぎてカミカミになったり、途中で何を話しているのか分からなくなったり・・・。
しかし、そんなボクも自分なりのやり方を見つけてからというもの、保護者と一緒に懇談会を楽しめるようになったのです。
そこで今回は、そんなボク流の懇談会のやり方について解説していきます。
ポイントは
- 学級の方針はとにかく丁寧に説明するべし
- 学級の様子は映像で見せるべし
- 保護者同士が楽しく交流できる機会をつくるべし
- 保護者とチームになれる懇談会のやり方がわかる
- 保護者からの信頼が得られる
ではまりましょう!
目次
学級の方針はとにかく丁寧に説明
最初の懇談会では、とにかく学級の方針を丁寧に説明していくことがすっごく大切!
しっかりとここで保護者の理解を得られれば、1年間同じチームの一員になってもらえます。
ボクはパワーポイントを使って以下のことを話すようにしていました。
パワーポイントにまとめておくことがオススメ
- 台本になるので緊張しない
- 伝え忘れを防げる
- 視覚的に効率よく伝えられる
- 毎年使える
では、一つずつ解説していきます。
①自己紹介をする
自己紹介とは、心理学的にいうと「自己開示」にあたります。
自己開示とは、自分自身に関する情報を、何の意図もなく、言語を介してありのままに伝えることを指して言う。
引用:weblio辞典
自己開示することで、相手から一定の信頼を得られたり、相手からの自己開示を導いたりすることができます。
また、「出身地が同じ」など、共通点を保護者が感じてくれると、そこに親近感が生まれ親和的な関係を築くことができます。
恋愛感など、あまりにもプライベートなゾーンまで踏み込むと常識がないと思われるのでご注意を!
保護者どうしも名前が分かるように「名札カード」を用意しておきましょう。
②どんな力を身につけさせたいかを説明する
ここがとても大切な項目になります。
「この先生、しっかりと考えをもっているな」と思ってもらえると保護者からの信頼が得られます。
逆に、ここの説明がないと、「この先生、大丈夫かな?」と心配されてしまうことにも・・・。
ボクの場合は
について話しました。
非認知的能力について知りたい方はこちらの記事をどうぞ↓
③そのためにどんな取り組みをするか説明する
次は、その力を身に付けさせるためにどんな取り組みをしていくのかについて保護者に伝えます。
ボクの場合は、非認知的能力や自主性を高めるため、協働的な学びを促進するためにどんな取り組みをしていくのかについて話しました。
例えば
- 肯定的な言葉かけを多くする
- 評価より感謝の心で接する
- 子どもたちで話し合って問題を解決できるようにする
- 話し合いがしやすい座席の配置にする
- 会社活動を取り入れる
- 手帳を活用する
- 掃除のやり方も自主性を取り入れる
など、ざっくりと伝えます。
詳しい実践が知りたい方はこちらから↓
はじめようクラスミーティング!子どもとつくる安心、安全、楽しいクラス!
クラスが盛り上がる!子ども達が主体的に動き出す!はじめよう会社活動
学校の掃除のやり方どうしてる?掃除で自主性や工夫する力を育てる
④宿題について
宿題のやり方について詳しく知りたい保護者はとても多いです。
ここでしっかりと説明をしておきましょう。
ただ、ボクの場合は違う努力が必要でした。
なぜなら、宿題を出さないからです。
宿題を出すのが当たり前という風潮の中、「宿題を出さない」ということはとても勇気がいることでした。
なので、とにかく「なぜボクが宿題を出さないのか」についてしっかりと説明し、理解を得ておく必要があったわけです。
「ボクがなぜ宿題を出すのを辞めたのか」理由を知りたい方はこちらをどうぞ↓
学級の様子は映像で見せる
ボクは若い頃、学級の様子を口頭で伝えていたのですが、「どうもうまく伝えられない・・・。」「ありきたりな説明になってしまう・・・。」ということに・・・。
そこで、口でダメなら映像にしちゃえ!ということでビデオ(ボクの場合はiPad)でクラスの様子を撮影することにしました。
などをビデオに撮っておき、あとは流すだけです。
- なるべく編集なしでいきましょう。(大変なので)
- 5から8分くらいの内容がちょうど良いです。
保護者は、学級の様子がとても気になっているので、映像で見せてあげるととても喜びます。
最後の懇談会では、1年間撮り溜めてきた写真や映像を編集して流してあげるのもありですね。(感動的な音楽を載せて♪)
保護者同士が楽しく交流できる機会をつくろう
あとは、保護者同士で楽しく交流できる機会をつくっていきましょう。
保護者同士が顔を知れたり、仲良くなったりする機会は懇談会以外にあまりありません。
保護者としては、「○○ちゃんのお母さんってどんな人かな?」「あの人と話してみたいな」など様々な思いをもっています。
中には、人と交流するのが苦手という保護者もいるので、無理強いすることはせず、自然と楽しく交流できる仕掛けをつくっていけるといいと思います。
オススメは
です。
セブンイレブンジャンケン
セブンイレブンジャンケンはアイスブレイクに使えます。
アイスブレイクとは、初対面の人同士が出会う時、その緊張をときほぐすための手法です。
- 5人前後のグループをつくる。
- 「セブンイレブンジャンケンポン」と言ってジャンケンをする(1〜5本の中で何本の指を出してもOK)
- 全員の指の数を数える。
- 7本になればハイタッチをして喜ぶ。ならなければ「あいこでしょ」と続ける。
- 7本をクリアしたグループは11本でもチャレンジ
サイコロトーク
アイスブレイクで盛り上がったあとは、サイコロトークがオススメ。
ルールはシンプル
- 5人前後のグループをつくる
- 代表者1人がサイコロをふる
- 出た目のお題についてみんなで話し合う
- 切りのいいところでもう一度サイコロをふってお題を変える
サイコロのトークお題はカードの内容は以下のようにしていました。
- 家でやってるお手伝い
- 成長を感じたエピソード
- ○年生でがんばってほしいこと
- プチ困りごと
- 親子で楽しんでいること
- ○年生になってからの思い出
くじ引きトーク
サイコロトークの代わりとしては「くじ引きトーク」がオススメ
- 5人前後のグループをつくる
- 1人1枚紙を配る(B5の半分もあればOK)
- 子育てで悩んでいることなど、他の保護者の方に聞いてみたいことを書いてもらう
- 書いた紙を小さく折り、袋に集める
- 順番に袋を回していき、ひいた紙に書いてある質問に答える
※答えられない場合は、「皆さんどうしてますか」と他の人にふってもOK
※自分の紙をひいてしまったらもう一度ひき直す
まとめ
以上、懇談会について解説してきましたがいかがだったでしょうか。
まとめると
- 学級の方針を丁寧に説明する
- 映像で学級の様子を見せる
- 保護者同士が楽しく交流できる機会をつくる
ということでした。
冒頭でも申し上げたように、「懇談会は苦手」という先生も多いと思います。
しかし、よくよく考えみれば、先生と保護者のみなさんで一つのチームになるチャンスです。
保護者と一緒に「子どもの成長」というゴールを目指していいチームをつくっていきましょう。
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