こんにちは、公立小学校から私立小学校への転職、リクルート複数社内定を経験したまっちです。
転職の際に必ずといってつきまとうこのような不安・・・。
あんたも感じていませんか?
人間は、何かを得るより「損をしたくない!」と感じる生き物です。
まっち
そうそう。プロスペクト理論とも言うね。人は利益よりも損失を嫌がるというダニエルカーネマンが提唱した理論です。
しかし、「損をしたくない!」と損失を恐れているばかりでは現状を打破することはできません!
そこで、今回はそんな不安な気持ちを吹き飛ばし、思い切って行動を起こした方に来ていただきました。
転職活動中や転職後に後悔した部分も含め赤裸々に教えてくれるとのことです。
やーさん
はじめまして、やーさんです。よろしくお願いいたします。
やーさんは公立中学校の数学教員からシステムエンジニアへと転職したそうです。
全く違う畑へとゼロからの転身だったとのこと!
なぜ、畑違いのジャンルへ転職したのか?
どのように転職活動をしたのか?
後悔したこととは何か?
聞きたいことがたくさんありますね。
それではいきましょう!
この記事を読むと
- 転職前に気をつけた方がいいことがわかる
- 「素直に生きる」とはどういうことかがわかる
- 一歩踏み出す勇気が湧いてくる
先生を辞めようと思った経緯
まずは、そもそもなぜ教員を辞めようと思ったのでしょうか。
そこら辺から聞いていきましょう。
まっち
やーさんは、なんで先生を辞めて転職しようと思ったんですか?
やーさん
教育界の変化できない、しない雰囲気に耐えられなかったからです。子どもに限らず、教職員も足並みを必要以上にそろえて、出る杭は打たれていました。無駄な時間の使い方をする会議を減らせなかったり、新たな行事を導入できなかったりしました。変えることに対して若手が動いたとしても、何も変わらない状況に疲れてしまいました。
Gyuさん
それはまずいな。変化できない生き物は滅びるってダーウィンも言っとったで!
やーさん
教員が学習をしない、できない環境にも絶望していました・・・。
やーさん
また、仕事量の多さにも耐えられなかったです。絶対教員がやらなくていいというか、削減したり、外部委託できる業務があると思い続けていました。自己犠牲が過ぎると常々思っていました。
やーさん
はい。本当、休息が欲しかったです。平日は18時過ぎ、休日は丸一日、部活動に費やしていました。3年目までは家に帰っても睡眠、ストレスをお酒で発散してました。すると、物事をゼロヒャクで考えることが多くなり、つらくなりました。明らかに仕事量が多い若手がベテランより給料が低いことにも苛立ちを感じるようになりました。
やーさん
そんな時に、コロナで休校(生徒が登校しないが、職員は出勤)という経験をしました。定時出勤、定時退勤を経験し、こんな生活があるんだ…と気付きました。世の中が働き方改革で動き出していたので「民間なら定時出退勤できる」と踏んで転職を決心しました。
まっち
学校現場にも「働き方改革」「定時退勤」という言葉は入ってきましたが完全に形骸化していましたもんね・・・。
やーさん
そうですね。もちろん先程話したように「定時退勤できる生活」への憧れが大きな転職理由でしたが、シンプルに「民間で働くことを経験してみたかった」という思いもありました。
やーさん
今までもどこかで「自分に適した職が他にあるのでは?」と思い続けていました。教員は経験できたので、民間でも働いて、また教員に戻るも良し、民間で働き続けるも良し、それ以外の選択も良し。と考えていました。ちょうどプログラミングが話題になり出していたので、「このタイミングしかない!」と思い、決断しました。
Gyuさん
正直、こんだけ教員不足になっとったらいつでも教員には戻れそうやしな。
やーさん
最後は、「現状維持の仕事を打破したかった、挑戦したかった」という思いです。子どもには「挑戦しよう。できないことに挑戦して、失敗しよう」とよく伝えていました。そんなとき、ふと自分がしていないことに焦りを感じていました。その時期、ユーチューバーのまこなり社長に共感していたので、どんどんプログラミングに吸い込まれていきました。
まっち
斎藤一人さんの著書「素直さこそ最強の武器である」には、素直になるとは、「自分の心に素直になること!」という話が書いてありましたが、まさに自分の「挑戦したい」という気持ちに素直になったということですね。
Gyuさん
他人から言われたことに従順に生きるのは「素直」とは違うっちゅーことやな。他人の人生を生きるのはもうやめや。
転職活動
自分の心の声に耳を傾け、自分に素直に生きることを決心したやーさん。
実際にどのようなステップを踏んで転職を成功させたのでしょうか。
転職活動中にした後悔もあると言っていましたがその辺りも気になりますね。
聞いてみましょう。
転職方法
やーさん
私はエンジニア志望だったので、まずはTECH CAMPというプログラミング教室に通いました。そこの教室が転職までサポート対象になっていたので、転職ノウハウも一緒に学びました。そこからは10社ほど応募して、書類選考を通過したのが1社でした。
Gyuさん
転職サービスと一言でいっても「エンジニア向け」とか色々あるんやね。行きたい業種ごとに調べておくとええな。
プログラミング教室↓
TECH CAMPはこちら
TechAcademyはこちら(まっちおすすめ)
転職サービスを使って感じたメリット・デメリット
スクールや転職エージェントなど様々なサービスを経験したやーさん。
転職サービスを活用してみて感じたメリット・デメリットはどのようなことだったのでしょうか。
そこら辺も聞いてみましょう。
まっち
転職サービスを使って感じたメリットを教えてください。
やーさん
はい。使ってみて良かったところは、エージェントと話すことで業界に関する情報を共有してもらえたり、自己対話も進んだりして、安心感が得られたことです。
やーさん
はい。面接練習や履歴書の添削、雑談相手になってくれて助かりました。
やーさん
エージェントに任せきってしまう受動的な姿勢になってしまったことですね。焦りや不安から人任せになりそうだったのでその点は意識的に気をつけました。自分の感覚を伝えきることは難しいので、自分が求めている企業はあくまで自分で探すことを意識しました。エージェントはある程度自分の希望もくんでくれますが。
やーさん
あとは、やはり担当のエージェントと合う、合わない問題がありますね。なので私は、言い方は悪いですが「エージェントを使い倒す」というスタンスでいました。
Gyuさん
デメリットもしっかり把握した上でうまく付き合っていくのが大切ってことやね。
転職活動で後悔していること、大変だったこと
まっち
転職活動で後悔したことがあると話していましたが、どんなところですか?
やーさん
はい。金銭面の焦りです!私は退職してから、プログラミング教室に通い、転職活動を始めました。なので、生活費などで貯金が減る一方でした。年金や確定申告など初めてやることもありました。教室に通っている最中は無心で学習していたから気にしていなかったのですが、いざ転職活動をスタートしてからは、落ちるたびに焦りが強くなっていきました。大変だとは思いますが、仕事を続けながら転職活動することを強くお勧めします。
Gyuさん
それは焦るな・・・。焦ると正しい判断ができなくなるから危険やで。
やーさん
本当にそうですね。また、企業を決定することも大変でした。私は、今まで就活を経験していなかったので、「企業調べって何するの?」状態でした。なので「自分が何をしたいのか、何を求めているのか、企業に対して自分ができることは何か」など自己対話をするのに多くの時間を割きました。自己対話は好きなので苦痛ではなかったですが、金銭面の心配や選考落ちしたことから、Gyuさんの言うように正常に判断できている気がしなかったです。
まっち
自己対話も退職する前にしっかりとやっておいた方がいいということですね。
教員からの転職の流れ7ステップ!初任者でも分かるように徹底解説!
やーさん
そうですね。また、できれば退職前に学習も並行して進めていけるといいと思います。私は未経験の業界に挑戦していたので、とにかく学習が大変でした。焦りもあり、理解できないことが苦しかったです。現在も理解できないことが多く、大変ですが・・・。
Gyuさん
働きながら学習するのはしんどいけど、少しでもやっておいた方が良さそうやね。
その他に転職のためにしたこと
やーさん
メモの魔力(前田祐二)の1000問ノックをやりました。自己分析にはもってこいです。また、他にも転職関係の書籍、動画を漁り、常にアップデートしました。先人たちのノウハウに感謝です。
Gyuさん
今は書籍以外にもYouTubeやブログなんかにも良質な情報が溢れとるからな。ええ時代になったで。
リンク
やーさん
はい。また、健康管理のために散歩、日光浴、ストレッチは大事にしました。一日中パソコンの前にいることが多い日々だったので・・・。健康でないと効率も落ちるので運動は大事にしました。
転職後の今の仕事について
さて、「先に退職しなければよかった・・・」という後悔はありながらも、無事に転職を成功させたやーさん。
今はどのような仕事、働き方をしているのでしょうか。
聞いていきましょう。
今の職業、仕事内容
やーさん
システムエンジニアとして働いています。webサイトなどを開発しています。基本はフロントエンドと言って、webサイトの画面を開発しています。ときどきバックエンドと言って、データを保存したり取り出したりするような、画面には見えない部分の開発もしています。
やーさん
なれるまで大変ですが、教員だったことを買われて、社内環境を良くするチームに加わりることもできました。
まっち
そういった意味では、教員という経験は捨てたもんじゃないですね。
やーさん
はい。また、「保守」と言って、開発終了した製品の不具合対応もしています。
新しいジャンルでいろいろな仕事をしているやーさん。
やーさんの一日の仕事の流れはこんな感じ↓
- 9:00:出勤
- 9:05:プロジェクトの進捗確認会議
- 12:00:昼食
- 13:00:午後の業務(適宜、相談のオンライン会議)
- 18:00:退勤
収入の変化
教員からシステムエンジニアになったやーさん。
気になる収入面はどう変化したのでしょうか。
そこの辺りも聞いてみましょう。
やーさん
教員のときと比べ、ボーナスがなくなった程度です。プライベート時間の確保を優先したことと、未経験の業界なので仕方ないと思っています。
Gyuさん
多少給料下がってもプライベートが充実した方がわしもええと思うで。
転職して感じたメリット
転職をしてプライベートが充実したやーさん。
その他にどんなメリットを感じたのでしょうか。
やーさん
昼休みに昼寝したり、会話したりでき、自由に過ごせます。午後も頑張るエネルギーをチャージできます!
まっち
いいですね!教員なんて昼休みはあってないようなものでしたからね・・・。給食は飲むように食べていましたし・・・。
やーさん
はい。また、ちゃんと残業代が支給されるところも良さです。労働者を見捨てない制度があるだけで、会社の力になろうと思えました。
まっち
いいですね!教員時代はどれだけサービス残業したことか・・・。
やーさん
また、有給を取得しても後ろめたさがないことも大きな良さです。教員の時は、子どもにも聞かれ、職員には授業交換等で対応していただいていたので、後ろめたさがありました。転職してからは後ろめたさがなく、会社の近くを堂々と通れます。笑
まっち
すっごいわかります!教員のときは休むと逆に疲れるので休めませんでしたよね。
やーさん
でしたね。他にも、時間を大切にして働こうとしている人や相手への気遣いをもっている人が多く快適です。できないことに挑戦できる気力も時間もあり、成長を実感できます。おかげで出勤するまでの「行きたくない病」が和らぎました。
Gyuさん
めちゃくちゃええやん!ホンマ転職してよかったなやーさん。
転職して感じるデメリット
やーさん
会社環境、業務に適応する力が必要になることです。静かな職場なので、教員生活とのギャップに苦しみました。会話が少ないので、時間が過ぎるのが遅く感じていました。プロジェクトによって、人も環境も変わるので適応が大変です。挨拶や雑談が少ないのは苦しいですね。逆に、関わる人が同じになりやすいこともあります。なので、反りが合わない場合はつらいかもしれません。
やーさん
また「成果を出さなければ!」と焦ったり、できない自分を責めたりして体調を崩してしまったこともあります。メンタルも壊れかけました。成果を求められる業界で、今はとにかく成果を出せず、周りに頼るだけなのでしんどいです。
やーさん
はい。人間が行っていることなので、美化し過ぎないことも大事かもしれません。私は、理想と現実のギャップに苦しみました。
やーさん
体を壊したり、人間関係のトラウマなどが原因で教員を離れたわけではなく、教員の同僚からは「ポジティブな理由で退職した」と言われていました。なので、教員でまだ出来ることがある、とアイデアが浮かび、後悔も出てきます。
最後に転職を考えている教員の方にメッセージ!
まっち
最後に転職を考えている教員の方にメッセージをお願いします!
やーさん
とにかくまずやってみることをお勧めします。そこには少しの勇気が必要だと思います。少し転職サイトについて調べてみるとか、一行だけ自己分析を始めてみるとか、転職関係の動画を見てみるとか。情報は溢れている世の中です。探せば大抵のことは見つかると思います。教員を続けたいけど、辛い人は、少しの勇気をもって休みをとったり、書籍を読み漁って対策を練ったりしてみてください。休職しても死なないので大丈夫です。無職でも大丈夫です(自分がそうでした)。目の前の壁は、自分が乗り越えたい思いが強いほど高くなります。その時点でステキなことです。転職しても人生は続きます。出会いを大切に、人を大切にしてほしいなぁと思います。なにより自分の声に耳を傾け、行動してほしいです。
まっち
やはり、自分に素直に生きることが大切ですね!後悔した部分も赤裸々に語ってくれたやーさん。本当に勉強になりました!
Gyuさん
やーさんの言うように、まずは自分の声に耳を傾けるところからスタートやで!やーさんホンマありがとうな。
やーさんのTwitterはこちら↓
まとめ
やーさんの体験談はいかがだったでしょうか。
まとめると
まとめ
- 転職を成功させるためには、退職する前からの準備が大切。
- 何事も良い面、悪い面がある。転職を美化しすぎないことも大切。
- とにかく「まずやってみる」ことが大切。
- 自分の心の声に耳を傾け、自分に素直に生きることが大切。
ということでした。
「やらずに後悔するより、やって後悔した方がいい!」この言葉は多くの成功者の口から出てくる言葉です。
これは、世の普遍の真理なんだと思います。
あんたは「自分に素直になり、チャレンジする人生」「周りの声に素直になり、保守的になる人生」どちらの人生を歩みたいですか?
これからは人生100年時代です。
いくらでもリカバリーはできます。そういった意味では行動しないのはもったいなと僕は思います。
もし、それでも一人で行動するのは不安で・・・という方はいつでも相談してください。
みんなで繋がり、協力し合えばできないことはありません。
これからも、皆さんの力になれるように情報を発信していきます!共に頑張りましょう!