こんにちは、公立小学校から私立小学校への転職、リクルート複数社内定を経験したまっちです。
先生
「生涯教員」という生き方が想像できない・・・。このまま惰性で働いていていいのかしら。
先生
日本も海外のように「転職が当たり前の時代になる」って聞くけど本当なの?
あなたもこのような不安や疑問をもっていませんか?
事実、トヨタの社長が
「終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた」
と発言したり、
サントリーホールディングスの社長が
「定年を45歳に引き下げてはどうか」
と提唱したりするなど
今までの日本の雇用を支えてきた年功序列、終身雇用制度は崩壊しそうな匂いがぷんぷんしています。
また、年金の額や退職金の額も年々下がってきています。
そんな中
ブラックな労働環境で有名な教員を一生続けていくのは果たして懸命なのでしょうか?
短い人生という時間を教員一筋で生きていていいのでしょうか?
そこで、今回は、3度の転職を経験し、私立教員を含め、数々の仕事を経験してきた方をお呼びしています。
きっとあなたも転職に対する考え方が変わると思いますよ。
Mukai
はじめまして、Mukaiです。よろしくお願いします。
Mukaiさんは、以前に私立の中高一貫校で国語の教員をしていました。
しかし、そんな教員という仕事も「人生設計の一部に過ぎない」ということがインタビューを通してわかってきました。
そんな、3度の転職という特殊な経歴をもつMukaiさんからどのような話や価値観を得られるのか楽しみですね。
それではいきましょう!
この記事を読むと
- 生涯教員でいるべき!というメンタルブロックが外れる
- 転職に対する価値観が変わる
- 一度立ち止まり、自分の人生を見つめ直すきっかけになる
先生を辞めようと思った経緯
私立の中高一貫校で国語の教員を務めていたMukaiさん。
なぜ、先生を辞め転職することになったのでしょうか?
まずは、そこのところから聞いていきましょう。
まっち
そもそもなんで先生を辞めて、転職しようと思ったんですか?
Mukai
長時間労働で体調が悪くなったことが原因でした。個人的な家庭の都合も重なりこれ以上教員は続けられないと思いました。
Gyuさん
ほお。体調不良と家庭の都合じゃ厳しそうやね。そんでどうしたん?
Mukai
最初の生徒集めは大変でしたが、なんとか軌道に載せることができました。年収も教員時代よりもアップしました。
Mukai
しかし、2年間続けた塾の経営も辞め、その後webマーケティングの法人営業に転職しました。
Gyuさん
え!なんでなん!せっかくうまくいっとったのにもったいない!
Mukai
はい。そのまま続けてもよかったのですが、元々webマーケティングに興味がありやってみたいと思いました。
Mukai
実家が個人事業で、常に集客に課題があったので「どんなことをすればその課題が解決できるのかな?」という思いが昔からあったもので。
まっち
マーケティングはこれからの時代に必要なスキルですよね。
Mukai
体調もあまり良くなかったのもありまして・・・。次は、人材事業の立ち上げに関わりました。
Gyuさん
ホンマいろいろ経験しとるんやね。教員もその人生キャリアの一部ってことやね。
Mukai
そんな人材事業の立ち上げの仕事も近々で辞め、次は個人事業主になる予定です。現状だと、携われる事業が少ないため、もっと様々な事業に関わってみたいと思ったので業務委託という形を選びました。
まっち
Mukaiさんにとって転職は当たり前なのですね。その価値観すっごい勉強になります!
Gyuさん
アメリカ人は一生のうちに11の仕事に就くっていうしな。日本もそのうちそうなっていくんやろうな。
転職活動
たくさんの転職を経験しているMukaiさん。
どのように転職活動をしていたのでしょうか?
そこのところも聞いていきましょう。
転職方法・使った転職サービス
Mukai
自分で職務経歴書を書き、リクナビnextから応募していました。求人に書かれていた文章の内容からどのような人物が採用されやすそうなのかを自分で分析し、今まで自分がやってきたことをできるだけ数値で可視化したり、再現性のあるエピソードとして語れるようにしていました。
リクナビnextとは
リクルートが運営する転職サイト。自分のもっているスキルや資格などから求人検索が可能。 求人検索や企業への応募だけでなく、経歴を登録しておくと、興味をもった企業や提携転職エージェントからオファーが届くこともある。
Mukai
その中から30社ほどエントリーして、複数社内定をもらいました。
Gyuさん
転職エージェント以外にも色々な転職サービスがあるんやね。
まっち
転職サービスも自分に合うものを活用していくのがいいですね。
様々な転職サービス↓
- 転職エージェント
転職を検討している方と採用を考えている企業の間に立って、転職成功を支援するサービス
- 転職サイト
ウェブサイトに掲載された様々な求人を検索・閲覧することができるサービス
- キャリアコーチング
専任のコーチとマンツーマンで面談をおこない、自分のキャリアのついての悩み相談やキャリア設計ができるサービス
- 有料相談サービス
転職に限定せずキャリア全体の相談をしたり、転職成功まで強固なコーチングをしてもらったり、複合的な支援を含めて費用が発生するサービス
- マッチングサービス
スキルや希望条件などの情報と企業の募集要件との間でマッチングを行い、求人をお知らせしてくれるサービス
まっち
僕は転職エージェントと有料相談サービス(ココナラ)を活用しました。
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教員からの転職にココナラがオススメな5つの理由
転職サービスを使って感じたメリット・デメリット
まっち
転職サービスを使ってみて感じたメリットやデメリットを教えてください。
Mukai
私は先ほども言ったように、リクナビnextしか活用していないのですが、その中で良かった点で言うと、「どんな職種があるのか」や「どんな会社があるのか」を知ることができたことです。そこはとてもよかったなと思います。もちろん、地域ごと職種ごとにも検索ができます。
Mukai
良くなかった点で言うと、リクナビnextでは未経験・第二新卒あたりの求人が多いわけではないということです。もし、未経験、第二新卒あたりの求人を探すのであれば、他のサイトの方が探しやすいかもしれません。
転職活動で大変だったところ
複数社の内定がもらえたMukaiさん。
30社にエントリーするなど、きっと転職活動は大変だったのではないでしょうか?
その辺も聞いていきましょう。
まっち
転職活動で大変だったところはどんなところでしたか?
Mukai
面接の日程などを調整するのが大変だったかなという記憶があります。特に私立の中高一貫校で常勤講師をしていた時は、面接の日はできるだけ仕事を早く切り上げ、面接に間に合うようにしていました。
まっち
常勤だとなかなか時間がつくれないんですよね・・・。
転職後の仕事について
私立の教員、塾の経営、webマーケティング、人材事業と様々な仕事を経験しているMukaiさん。
今の仕事はどのような働き方なのでしょうか。
そこのところも聞いてみましょう。
今の職業、仕事内容
Mukai
今の会社ではIT系人材の転職支援・派遣のサービスの立ち上げに関わっています。
Mukai
派遣紹介先の開拓のための営業や、求職者の方への対応。事業推進のためのKPI(重要業績評価指標)の設定などを担当しています。
Mukai
人材事業ということもあり、企業様のご要望と、求職者様のキャリアプランなど両方を考えながらの仕事になりますので、その両方を考えながら仕事をするのが難しいところでもあり、やりがいかなとは思います。
Mukai
ちなみに2社目のwebマーケティングの会社では、クリニックや歯科医院の集客が改善されるようにWEBサイトや動画を提案する営業をしていました。
Gyuさん
ずっと教員をしていたら経験できないことばかりやね。
Mukai
次に考えているのは、個人事業主(フリーランス)として、業務委託で複数の会社に営業をさせていただくことです。
まっち
そうなのですね。どんな会社に営業しようと思っているのですか?
Mukai
ジャンルは結構バラバラですが、マーケティングや教育系の事業の会社さんですね。理由としては、マーケティングや教育系は伸びていきそうなので。また、伸びていく会社で働くと自分の成長にもつながると考えたからです。
Gyuさん
どんどん経験を積んでレベルアップしてるなMukaiさん!ホンマすごいわ!
収入の変化
教員以外にも様々な仕事を経験しているMukaiさん。
気になる収入の面は教員時代と比べてどう変化したのでしょうか。
そこら辺も聞いてみましょう。
Mukai
現在働いている人材事業への転職で大幅に年収を下げたことはありましたが、それ以外は教員をしていた時よりも年収は上がりました。
Gyuさん
へぇ!教員から転職すると大体年収下がるって聞くけどな。Mukaiさんはキャリアアップに成功しとるんやね。
転職して感じたメリット
基本、教員時代に比べて年収を上げることができたMukaiさん。
その他に感じたメリットはどのようなものがあったのでしょうか。
Mukai
自分が求める力を身につけることができてきたのが転職をして良かったところかもしれません。あまり福利厚生などは気にせず、自分の成長をベースに転職をしてきたので、
Gyuさん
人生100年時代といわれる今の時代にマッチした人生設計やな。
まっち
僕も「自己成長」は大切なキーワードだと思っています。
転職して感じたデメリット
Mukai
自分にとって転職をしたデメリットはあまりなかったですね。自分で塾をやった時も大変ではありましたが、それだけにやりがいもあったかなと思います。webマーケティングの会社に転職をした時も帰る時間は遅かったりなどありましたが、むしろ教員時代よりはストレスが減ったような感じがしました。
Gyuさん
Mukaiさんにとっては、教員という仕事が一番辛かったちゅーことやね・・・。
まっち
教員以外の仕事を経験してみたからこそわかることですね。
最後に転職を考えている教員の方にメッセージ
まっち
最後に転職を考えている教員の方にメッセージをお願いします!
Mukai
どんな職種でもそうかもしれませんが、あまり転職を否定も肯定もしません。
どんな方にもご自身の置かれている状況も違えば、性格も特徴も違ったりもします。人材事業をやっていた経験の中でも「転職したい!」と転職希望の方の中にも「今転職する必要はありますか?」という方も少なからずいました。ご自身の特性やキャラクター、今後の人生設計なども考えながら転職をするならするのがいいのではないかと思います。
教員の方でも転職してもうまく行く方もいますし、そうでない方もいます。
安定や福利厚生を求めるのであれば、教員を続けられた方がいい方もいますし、それでもチャレンジをしてみたい方は別の職種に転職されるのも人生の中で一つの経験になるのではないかと思います。
Gyuさん
なるほどな。まずはじっくりと自分が求めているものを把握するのが大切やね。
まっち
すっごいわかります。僕も転職する際は自己分析に一番時間をかけました。Mukaiさん、貴重な話を本当にありがとうございました!
Gyuさん
ホンマ転職に対する考え方が変わったで!いい勉強になったな。
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まとめ
以上、Mukaiさんの体験談はいかがだったでしょうか。
まとめると
まとめ
- 「生涯教員」という価値観は当たり前ではなくなってきた。
- 自分の特性や求めているものをしっかりと把握することが大切。
- 転職を通して自分の力や経験値を高めることができる。
- 自分の力や経験値を高めると次の転職にもつながる。
ということでした。
人生は一度きりです。
そんな人生が辛いならどんどんチャレンジしていきましょう。
きっと、今とは違う景色が広がっています。
一人で不安という方も安心してチャレンジしていけるように、これからも情報発信をしていきます。
一緒に明るい未来をつくっていきましょう!