こんにちは、公立小学校から私立小学校への転職、リクルート複数社内定を経験したまっちです。
そんな不安や望みがあるあなたに「自分の好きなことで生きていく」ことを決意し、実際に行動した方を紹介します。
みぞ
はじめまして、みぞです。よろしくお願いいたします。
まっち
さっそくですが教員時代の校種、担当を教えてください。
みぞ
はい。私は公立中学校で英語の教員をしていました。部活動は、吹奏楽部や卓球部、剣道部を担当していました。
そんな中学校の英語の先生だったみぞさん。今はなんと動画クリエイターなのです。
Gyuさん
え!教育とは全然関係ないジャンルやん!どうして動画クリエイターの道を志したのか気になるな。
まっち
じっくりと話を聞いていきましょう。きっと自分の働き方や生き方を見つめ直すきっかけになりますよ。
この記事を読むと
- 動画クリエイターへの転職方法や働き方がわかる
- 「自分の好きなことで生きる」ことの大切さを学ぶことができる
- 自分の人生を見つめ直し、一歩を踏み出す勇気がもらえる
それではまいりましょう!
先生を辞めようと思った経緯
中学校の先生から動画クリエイターという異色の経歴をもつみぞさん。
そもそも、なんで先生を辞めるに至ったのか。
そこのところから切り込んでみましょう。
まっち
そもそもなんで先生を辞めて転職しようと思ったんですか?
みぞ
主な理由は二つあります。まず一つは、教員としての仕事に不安と疑問を感じたからです。
Gyuさん
教員は公務員やから信頼も安定もあるやん。何が不安だったん?
みぞ
問題は働き方です。子どもたちのためと思い、授業準備や担当の業務、クラスのことなど、毎日遅くまで働いてきました。教員ならそうあるべきだと思っていましたし、一生懸命泥臭く頑張る大人の姿を生徒に見せたいと思っていました。しかし、毎日夜遅くまで働いているうちに、自分の人生があまりにも労働で埋め尽くされていると感じました。
みぞ
将来、家庭を持った時に家族と過ごす時間もあまり取れないのではないかと不安になりました。
みぞ
二つ目は、「動画制作」が楽しいと思えていたことです。
みぞ
そうではなく、教員時代に行事や生徒たちの頑張りを動画にする機会があったのです。その時に、動画を撮影したり、コツコツ編集したりすることに楽しみを感じるようになりました。
みぞ
そうです。それからというもの、動画制作を仕事にできないかなと考えるようになりました。
Gyuさん
わかるわーその気持ち。みんなもあるんちゃう?本当は好きでやりたいことが。
先生を辞めるきっかけになった出来事
そんな、「動画制作を仕事にしたい」という気持ちが芽生え始めたみぞさん。
実際に、「よし教員を辞めよう」と決意したタイミングはあったのでしょうか。
そこら辺も聞いてみましょう。
みぞ
大きなきっかけになったのは、コロナウイルスが蔓延してテレワークを体験したことです。また、ニュースで会社員の6割がテレワークをしていると知った時に、自分も家や好きな場所で仕事をしてみたいと思いました。
Gyuさん
確かに、コロナで働き方の概念が大きく変わったもんな。
みぞ
特に私がやりたかった動画制作はパソコン一つで仕事ができます。なので、テレワークにはぴったりな仕事だったのです。
転職活動
転職する決意を固めたみぞさん。
実際にどのようなステップを踏んで動画クリエイターへの転職を成功させたのでしょうか。
転職方法
まっち
具体的にどのように転職したのですか?何か転職サービスは活用したのですか?
みぞ
個人で働こうと思っていたので、転職サービスは使いませんでした。仕事を始めるにあたって、動画編集の技術を磨くため色々と情報収集をして実際に動画制作の練習をしました。
Gyuさん
おぉ!個人で生きると決めていたんか!すごい勇気や!
みぞ
はい。今の時代は、企業に入らなくても仕事を受注できます。スキル面もYouTubeなどの動画を始め、Webや書籍で独学で学ぶことができます。
Gyuさん
自分の「好きなこと」を仕事にしやすい時代ってことやね。行動せんのは損やな。
まっち
自宅にいながらオンライン完結でスキル習得できます。僕はエンジニアコースの無料カウンセリングを受けたことがありますが、押し売りもなく、親身になって相談に乗ってくれましたよ。
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みぞ
ある程度スキルを磨いた後は「実績を作るぞ!」ということでクラウドワークスとTwitter経由でアニメーション制作の仕事を受注するようになりました。
みぞ
しかし、格安の仕事を受け続けているうちに「これじゃまずい」「続けられない」と感じるようになりました。そして、もっと高単価な案件を取れるようにスキルアップしようと決意しました。
まっち
長期的に仕事をしていく為には高単価な仕事を取れるスキルがやっぱり大切ですね。
みぞ
はい。そこで私は、Vyondというアニメーション制作ツールを使い、本格的にアニメーション制作を学ぶためコンサルを受けることにしました。
Gyuさん
おぉ!Vyond知っとるで!YouTube動画でよく使われとるやつやんな。
みぞ
そうです。すごく使いやすく、視聴者にも受けがいいため、動画制作にはお勧めです。他にも、デザインについても学び始め、動画のクオリティーをあげました。
みぞ
現在も、学び続けながら、自分の作品をSNSにあげたり、クラウドサービスやTwitter経由で案件を受注したりしています。また、前任校の繋がりで、小学生が撮影した動画を編集して、映画の制作もしました。
以上、みぞさんの転職ステップをまとめるとこんな感じ↓
- 独学で学んで動画制作のスキルを身につける
- 「実績を作るため」また「仕事の幅を広げるため」に格安でクラウドワークスとTwitter経由でアニメーション制作の仕事を受注する
- より高単価な案件を取るためにコンサルを受けて自分のスキルを磨く
- 自分の作品をSNSにあげながら、クラウドサービスやTwitter経由で案件を受注する
Gyuさん
動画クリエイターだけでなく、ライターなんかもこのステップでいけそうやね。
転職活動で大変だったところ
ほぼ独学で動画クリエイターへの転身を果たしたみぞさん。
きっとその過程で大変なことも多くあったはず。
その辺りも聞いてみましょう。
まっち
転職活動で大変だったところはどんなところでしたか?
みぞ
自分が教員を辞めることで学年に迷惑をかけてしまうことが辛いところでした。学年の先生方とはとても仲が良く不満は一切なかったので。
Gyuさん
何かを得る時には何かを捨てなあかんもんな。トレードオフってやつやな。
みぞ
また、退職と同時に今まで住んだことのない場所に引っ越しをする予定だったので、仕事をしながら引っ越し先を探したり、さまざまな手続きを進めることは大変でした。
Gyuさん
引っ越しも同時並行で進めたんかい。ホンマすごいなみぞさん。
その他に転職のためにしたこと
みぞ
なるべく早めに学年の先生方に伝えました。また、管理職にも早めに退職のことを伝えて色々と話し合いました。
まっち
退職を伝えるタイミングって難しいですよね。一応僕もいろいろ調べて記事にまとめてみたので良ければどうぞ
【教員からの転職】退職届(辞表)の書き方と学校に辞めることを伝えるタイミングこの記事では、実際に教員退職経験者の僕が、教員を退職する際に必要な手続きについて解説しています。この記事を読めば、教員の辞表(退職届)の書き方から学校に退職願を提出するやり方、手続きの仕方まで全て分かります。きっとわからない不安をかき消すことができると思います。参考にしてみてください。...
転職後の今の仕事について
転職方法の中でも触れてきましたが、今の職業である動画クリエイターという仕事についてもっと詳しく聞いていきましょう。
今の職業、仕事内容
まっち
クラウドサービスやTwitter経由で案件を受注しているということでしたが、どのような動画を作っているのですか?
みぞ
私が受注しているアニメーション動画というのは、YouTube用の広告や本解説動画などの短い尺のものです。また、企業向けのサービス、商品の紹介・PR動画などの制作や実写の動画編集もしています。
まっち
なるほど!今動画の需要はますます高まっているだけにいいですね。
みぞ
また、先程も説明したように、仕事の受注は主にクラウドソーシングとSNS経由で受けているので個人でもやっていけます。
Gyuさん
わざわざ外に出て営業回りしなくてもええんやね。ホンマええ時代になったわ。
収入の変化
「好きなことで生きていく」といってもやはり気になるのが収入面。
教員時代と比べて、実際収入はどう変化したのでしょうか。
そんなナイーブな部分も教えてくれました。
みぞ
転職前は年収500万円はありました。今年は個人で働き始めたばかりなので、年収は100万円ほどになりそうです。
みぞ
確かに教員時代から大幅に下がりましたが、勉強期間と思って割り切っています。今は貯金を切り崩しながら生活をしています。
まっち
ただこの調子でスキルの向上と共に実績と信頼を積み重ねていけば、大幅な年収アップも夢じゃなさそうですね。
転職して感じたメリット
Gyuさん
「好きな場所で働きたい」って言うとったもんな。今はどこに住んどるの?
みぞ
現在は東京を離れて富士山近くの町に住んでいます。せっかく転職したので、住んでみたかった場所で新たな生活を始めることができました。落ち着いた環境で楽しく生活しています。
みぞ
ある程度自分で働く時間を管理できるのも良さですね。今では、少しゆっくり起きて遅くまで仕事をするなど融通が効きます。平日を休息日にするなどもできるのでそれも新鮮です。
みぞ
他にも、好きなことを学ぶ時間がとれたこともメリットですね。貯金と退職金があったので、少しの間収入があまりなくても動画制作やデザインの勉強に集中することができました。教員時代は、仕事に追われる毎日でしたが、個人で仕事をするようになってから自由な時間が増えました。
転職して感じるデメリット
みぞ
やはり収入面ですね。仕事がないと収入はゼロになります。私自身まだ安定した収入があるわけではありません。
みぞ
はい。ですが、働いている中で教員時代には出会えなかった多くの人との仕事のやり取りや営業など様々なことを経験できるのはいいことだと思います。
教員からの転職を考えているあなたへのメッセージ
まっち
最後に転職を考えている教員の方に一言お願いします!
みぞ
教師という仕事は、身近に子供たちの成長を感じることができたり、喜びや悲しみを分かち合えたりする素晴らしい仕事だと思います。
私も理想の教師や理想の大人になれるように努力をしてきました。しかし、ある頃からか思うことがありました。
それは「誰のための人生なのか」ということでした。
みぞ
子どもたちのために毎日遅くまで仕事をして、休みは週1日だけ。教師になってから嬉しいこともたくさんありましたが、毎日忙しく働いてこのままどんどん歳をとるのが不安になりました。
教育現場に入ってから、理想と現実のギャップに悩む人もたくさんいると思います。たまたま配置された学校が自分に合わなかったのかもしれません。たまたま教員間の仲があまり良くなかったのかもしれません。辛い思いをされている先生方もいると思います。
「教師」は、1つの仕事にすぎません。
他にも仕事は世の中にいくらでもあります。
あなたがあなたらしく活躍できる場所が必ずあります。転職は不安もあると思いますが、新たな一歩を踏み出せば、自分も環境も変えていけます。
決して心も体も無理はしすぎないでくださいね。
まっち
みぞさんの生き方を参考に、みんなも「好きなこと」に真剣に向き合っていきましょう!
みぞさんのTwitterはこちら
まとめ
以上、みぞさんの転職体験談はいかがだったでしょうか。
まとめると
まとめ
- 教員だけが仕事ではないことを忘れてはいけない
- 「好きなこと」で生きていくことを諦めてはいけない
- 今の時代、「好きなこと」で生きていく方法はたくさんある
- 何事もまずは行動することが大切
- 好きなことなら学びも楽しくなりどんどん成長していける
ということでした。
Gyuさん
いやぁホンマためになったわ!「好きなこと」ならあんたの可能性も無限大やで!