どうもガクせんです。
あ
あ教育界に根強く残っている「2つの言葉」
- 褒めると子どもはダメになる
- 叱ると子どもは育つ
あなたもこの2つの言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
実はこれ、「間違い」なんです。
今回の記事を読むことで、この2つの言葉が「間違い」だった理由がわかります。
ポイントは「平均への回帰」です。
- 平均への回帰という考え方が分かる
- 「褒めるとダメになる」「叱ると育つ」は正しいのかどうかが分かる
- 褒めること・叱ることへの意識が変わる
ああ
目次
平均への回帰って何
平均への回帰とは
です。
あ
もう少しわかりやすように具体例で説明します。
テストの実力(平均点)が80点の子で考えてみましょう
- 1回目のテストで60点だとすると、2回目のテストは60点を上回る可能性が高いといえます。
- 1回目のテストが95点だとすると、2回目のテストは95点を下回る可能性が高いといえますね。
このように、そもそもの実力(平均値)と1回目の結果を見れば、2回目の結果が自然と予測できるということです。
「叱ること、褒めること」と「平均への回帰」の関係
まず、叱る時ってどんな時でしょうか?
などなど、色々あると思います。
全て、マイナスな行動ですよね。
つまり、「平均への回帰」で考えると、次の行動はプラスに転じる可能性が大きいわけです。
にも関わらず、親や先生は、子どもの行動がプラスに転じたのは叱った結果だと考えてしまいます。
失敗した時に叱ると、次はうまくいくように見えてしまう。
ということです。
逆の行動でも「平均への回帰」で考えてみましょう。
いいこと(プラスの行動)をすると、次は悪いこと(マイナスの行動)をする可能性が高まります。
それなのに、悪いことをしたのは、褒めてしまったからだと勘違いしてしまう大人が多いのです。
成功した時に褒めると、子どもがダメになったように見えてしまう。
このように、「褒める」「叱る」といった働きかけと、子どもの行動という結果を安直に結び付けてしまうのは危ないのです。
大切なのは、結果だけにフォーカスするのではなく、しっかりと「正しい褒め方」正しい叱り方」を知ることです。
正しい褒め方、叱り方についてはこちらから↓
まとめ
「褒めること」「叱ること」と平均への回帰について解説してきましたがいかがだったでしょうか。
まとめると
平均への回帰を知らずに、「褒めること」「叱ること」と子どもの行動変容(結果)を安直に結びつけるのは危ない
ということです。
この考え方を知っていれば、「褒めると子どもがダメになる」「叱ると子どもは育つ」という考え方の罠から抜け出すことができます。
そうではなく、純粋に子どもの成長を願い、「正しく褒める」「正しく叱る」というアプローチに焦点を当てていくことが大切だと言えます。
褒めるも叱るも全ては愛情です。
平均への回帰という考え方を頭に入れ、共に正しいアプローチを身につけていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が、少しでも皆さんのお役に立てたら嬉しいです。
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