どうもガクせんです。
とお悩みの先生を12年の教員経験の中でたくさんみてきました。
そこで、今回は「子どもを好きになり、子どもたちとの関係がよくなっていく方法」について解説していきます。
ポイントは「子どもの良さを見つける目をもつこと」です。
子どもの良さを見つけられるようになると
というように、たくさんのメリットがあります。
「子どもを変える」という視点はNGです!絶対にうまくいきません。
では、どうしたらいいのか。
答えは、リフレーミングという心理テクニックにあります。
- リフレーミングとは何かがわかる。
- 子どものよいところを見つける達人になれる。
ではまいりましょう!
目次
リフレーミングって何?

リフレーミングは、re ➕ framing と書きます。
日本語にすると、もう1度 ➕ 枠をつくる という意味です。
つまり、今の見方とはちがった見方をすることで、意味を再定義する(もう1度枠をつくる)ということです。
たとえば、何も書いていないコインの裏は裏から見れば表になりますよね。
つまり、コインの裏=裏から見たコインの表 です。
同じ物でも、みる角度や方向によって見え方が変わるわけです。
リフレーミングを使って子どものよさを見つける方法

ボクも、すぐに子どものよさを見つけられるようになったわけではありません。
失敗を経て、ようやく「子どものよさを見つける目」を獲得できたのです。
そんな失敗談も含めて、子どものよさを見つける方法について解説していきます。
ボクの失敗談
何を隠そう、昔のボクは子どもの悪いところを見つける天才でした。
とにかく当時は、「クラスをまとめなきゃ」「悪いところを矯正していかなきゃ」というような考えに支配されていたように思います。
そんなボクは、常に悪いところ見つけメガネをかけて子どもに接していたのです。
すると
- 目立ちたがり屋な子だなー
- ものごとに細かい子だなー
- 飽きっぽい子だなー
- 頭がかたい子だなー
- あきらめが悪い子だなー
- いいかげんな子だなー
- うるさい子だなー
- 怒りっぽい子だなー
このように、たーくさんの子どもたちの悪いところが見えてきました。
そして、当時のボクは、その悪いところを見つけては、叱ることで矯正しようとしていました。
しかし、その行為をしばらく続けていくうちに次のことがわかってきました。
つまり
悪いところを見つける→叱る→なおらない、または、一時的にはなおるがすぐにもとに戻る→また叱る(叱りのループ)
→叱ってばかりいるので子どもとの関係が崩れる→子どもの元気が無くなっていく→クラスが暗くなる
このサイクルをくり返しているだけなのです。
そんなループに自分がハマっていることに気づいたまさにその時に出会ったのが、「リフレーミング」という心理テクニックです。
「これだ!」と感じたボクは、悪いところ見つけメガネを投げ捨て、リフレーミングを実行していきました。
それからというもの、どんどん子どもたちの良さを見つけられるようになりました。
今では、どんな子でも自然とその子のいいところが目に入ってくるようにまでなりました。
では、具体的にどのようにリフレーミングを活用していったのかを説明していきます。
リフレーミング活用方法
先ほど、ボクは子どもの悪いところを見つけるクセがあったとお話しましたが、なんと、その悪いところが、リフレーミング(見方を変える)をすることで、その子の良さに大変身するのです。
具体例で説明すると
飽きっぽい子(悪いところ)
↓
リフレーミング
↓
好奇心がおうせいな子(いいところ)
どうでしょう。
その子の悪いところが一瞬にしていいところに!
このように、見方を変えるだけで、悪いところと思っていたことが、実はよいところだったんだと気付きます。
真っ黒に曇ったな悪いところ見つけメガネを外し、ピカピカでクリアないいところ見つけメガネにかけかえるのです。
現実というものは、要はその人の見方一つで変わってしまうシンプルなものなのです。
このように、「いいところを見つけメガネ」をかけた親や先生に育ててもらった子どもは幸せです。
「あなたは飽きっぽくてダメだね」と言われ続けた子と「あなたは、好奇心がおうせいでいいね」と言われ続けた子では、どちらがいい人生を歩めるかは言わずともわかりますよね。
ピグマリオン効果といって、人間は期待された通りに成果を出す傾向があります。
プラスの期待をされて育った子はプラスの成果を出します。
では、いくつかリフレーミングしてみたので参考にどうぞ↓
悪いところ | リフレーミング | いいところ |
物事に細かい子 | → | しっかりしている子 |
頭が硬い子 | → | まじめな子 |
あわてんぼうな子 | → | 行動力がある子 |
言い方がきつい子 | → | 自分の意見をはっきり言える子 |
うるさい子 | → | 元気がある子 |
怒りっぽい子 | → | 熱血心がある子 |
おとなしい子 | → | 聞き上手な子 |
がんこな子 | → | 意志が強い子 |
気が弱い子 | → | 優しい子 |
このようにいくらでも悪いと思っていたところがいいところに変換できるのです。
まとめ
「子どものいいところを見つける方法」について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
今回のポイントは
- リフレーミングを使えば、どんな子でもいいところを見つけられる。
ということでした。
いいところを見つける目がもてるようになると、親も先生もニコニコでいられます。
その親や先生の笑顔が何より子どもの心の栄養になっていきます。
リフレーミングで大人も子どもも幸せになりましょう!
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