どうもガクせんです。
このように保護者との関係に悩んでいる先生はたくさんいるのではないでしょうか。
そんな保護者関係の悩み、心理学のテクニックを駆使しすれば解決できます!
そこで、今回ご紹介する心理テクニックは
- 自己開示
- 単純接触効果
- 好意の返報性
の3つです。
他にも、解説中に使える心理テクニックが登場するのでお楽しみに。
- 保護者との関係づくりに自信がもてるようになる。
ではまいりましょう!
目次
自己開示で良い関係を築こう
そもそも、自己開示とは何でしょうか。
自己開示とは、自分自身に関する情報を、何の意図もなく、言語を介してありのままに伝えることを指して言う。
引用:weblio辞書
つまり、ここでいう自己開示とは「自分の情報をまずは保護者に伝える」ということです。
心理学における実験では、自己開示をすると相手から好感をもたれることがわかっています。
逆に、人は知らないものに関して、不安感や嫌悪感を抱きます。
担任の先生に対して知らないことが多いと「この先生なんだかよくわからない」と保護者は不信感をもってしまいます。
また、自己開示には返報性という心理もあり、先生が自己開示をすると保護者も自己開示をしてくれることも期待できます。
そこで、自己開示にオススメなのは学級通信です。
ボクは、最初の学級通信で
などを載せ、情報を開示してきました。
常識がないと思われない範囲で自己開示しましょう。
恋愛感などはNG です!
そうすると、保護者から「私も○○出身なんです」や「私も○○が趣味で」など、共通の話題が生まれてきます。
このように、共通点を生み出せるところも自己開示のメリットと言えます。
人は相手に自分との共通点を見つけると相手に親近感や好感を抱く。
これを心理学で「類似性」という
学級通信について詳しく知りたい方はこちらの記事で↓
単純接触効果で良い関係を築こう
まずは、単純接触効果について説明すると
単純接触効果とは、繰り返し接すると好意度や印象が高まるという効果。
引用:Wikipedia
つまり、保護者と接する機会を多くつくることができれば、保護者に好感をもってもらえるということです。
しかし、なかなか保護者と関わる機会が少ないのが教員の現状ですよね。
そこでボクが実践していたことは
です。
①電話作戦
保護者に電話というと、なんだかネガティブな印象をもってしまいますよね。
しかし、そんなイメージを取り払い、
保護者に電話する機会=単純接触効果を発揮するチャンス!
と捉えポジティブに活用していくことで、電話も保護者との良好な関係を築く優良ツールになり得るのです。
いじめがあった場合やケガをしてしまった場合、早退した場合はもちろんですが、保健室に行くほどでもないけど、ちょっとお腹が痛い、ちょっとすりむいたなど子どもの健康面や子どもの成長が大きく感じられた場面など電話をかけるタイミングは意外と見つけることができます。
どんな電話でも、子どもの良い面や頑張っていることなどを最後に一言添えることをオススメします。
②一筆箋(いっぴつせん)作戦
なかなか忙しく、電話が難しい場合は、一筆箋が有効です。
子どもの成長など、電話で伝えたかった内容を一筆箋に書き、子どもを通して保護者に渡すのです。
連絡帳でもいいのですが、連絡帳だと「子どもから連絡帳を受け取る」という分コストが多くかかるのでオススメしません
一筆箋ならいつでもすぐにかけるので長く続けることができます。
好意の返報性で良い関係を築こう
好意の返報性とは、どのようなものなのでしょうか。
好意の返報性とは、人から好意ある施しを受けたり、親切にしてもらったときに、それ以上の好意や親切をもってお返ししたいと思う心理。
引用:ビジネス心理学
つまり、まずは先生から保護者に対して好意的に接することが大切ということです。
では、どうすれば、相手に好意を示すことができるのでしょうか。
好意を示す方法としては以下のものがあります。
これからこの4つについて詳しく紹介していきます。
①名前を呼ぶ
このテクニックは、保護者とあった時(電話で話す時)はしっかり「名前」を呼ぶということです。
心理学的には、苗字より下の名前で呼んだ方が親和的な関係が築けると言われていますが、保護者に対して下の名前で呼ぶのは不自然なので苗字で呼ぶことをオススメします。
いつも何気なく行っている「名前で呼ぶ」という行為は、実は相手に対して「好意」を示す行動だったのです。
例えば
○○に自分の名前を当てはめて見てください。
②の方が相手に好感を抱くのではないでしょうか。
このように「名前を読んでもらえた」ということは、相手から自分を認知されている、認められている、と感じるのです。
保護者と顔を合わせる時や電話をする時には「名前で呼ぶ」ことを意識してみましょう。
②相手の言葉をオウム返しする
このオウム返しにすることを心理学ではバックトラックと言います。
会話中、相手の言葉や話のキーワードをオウム返しにするだけで、相手に好意を感じてもらう方法です。
懇談会や電話での会話中にこのバックトラックを意識してみましょう。
③相手の言動を真似る
会話中に、相手の動作や声の調子、テンションなどを真似ることをペーシングと言います。
例えば
・相手が水を飲んだら、自分も水を飲む
・相手のテンションが高ければ、こちらもテンションをあげる
といった感じです。
ペーシングをすることで、相手に自分の好意を感じてもらうことができます。
④質問する
会話中、相手の言葉に対して深掘りするような質問を投げかけることをフォローアップクエスチョンと言います。
例えば
このように、相手の言葉に対して興味を示すように質問をすると、相手は「自分に興味をもってもらえている」と実感することができます。
以上のようなテクニックで、保護者にこちらの好意を感じてもらうことで、保護者からも好意を寄せてもらうことができるのです。
まとめ
心理テクニックを使って、保護者と信頼関係を築く方法について解説してきましたがいかがだったでしょうか。
まとめると
- 自己開示をすることで、好感をもってもらおう
- 単純接触効果で、好感をもってもらおう
- 好意を寄せることで、好感をもってもらおう
ということでした。
保護者と信頼関係を築くことは子どもの健全な成長のためにも欠かせません。
ぜひ、この心理テクニックを使って信頼関係を構築していってください。
とは言っても人と人の付き合いです。
うまく信頼関係が築けない場合もあるでしょう。
そんな時はこちらの記事↓
少しでもこの記事がお役に立てたらうれしいです。
他にも「心理テクニック」について興味のある方はこちらの記事をどうぞ↓
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