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先生なら、親なら知っておきたい!子どもを成長させる褒め方5つのポイント解説!

どうもガクせんです。

 

前回、教育効果を高める叱り方について解説しました。

先生なら、親なら知っておきたい!子どもを成長させる叱り方10のポイント解説!どうもガクせんです。 子どもを育てていく上で、切っても切り離せない「叱る」という行為。 一言で「叱る」といっ...

 

叱ることに対して自信がもてたり、教育的な働きかけであるというポジティブなイメージをもてたりしていただけたのではないでしょうか。

違ったらごめんなさい・・・。

ガクせん
ガクせん
実は褒め方にも正しい褒め方があるんだよ。

 

Gyuさん
Gyuさん
褒めることに正しいも何もないやろ!褒めたら絶対教育効果あるに決まってるやん!

 

ガクせん
ガクせん
実は、褒め方によっては、マイナス効果になることもあるんだよね。

 

Gyuさん
Gyuさん
ホンマかいな!

アドラー心理学では、褒めてはいけないとまで言われています。

※この点については後で詳しく解説していきますね。

 

この記事を読み終わった後には、褒めることに対するイメージが変わっていると思いますよ。

ぜひ、最後までお読みいただければ嬉しいです。

 

この記事を読むことで
  • 褒めることへの捉え方が変わる
  • 教育効果を高める褒め方が分かる

ではまいりましょう!

目次

教育効果を高める褒め方 5つのポイント

「褒めること」についての効果はいろいろな教育書で紹介されていますが、今回は、その中でもボクの12年のクラス担任、そして子育ての経験の中で、効果ありと感じたものを5つのポイントに絞って解説していきます。

 

①子どもとの信頼関係を築く

このことは、前回の「叱る」の記事でも解説しましたが、何度も説明しても足りないほど大切なことなので、ここでも紹介させてください。

 

とにかく、子どもとしっかり信頼関係を築けているかどうかが、褒めるも叱るも含め、全ての働きかけの効果にとてつもない影響を与えます。

 

かけ算でいうところの「かける数」とでもいったところでしょうか。

働きかけ ✖︎ 信頼関係 = 教育効果

つまり信頼関係が0ならば、いくらいい働きかけをしても教育効果はゼロになります。

最悪なのは信頼関係がマイナスの場合ですね・・・。

 

しかし、信頼関係の数値が高ければ、その分、働きかけがいまいちでも高い教育効果が期待できるのです。

 

このような意味で、とにかく日頃から信頼関係を築くことに注力していくことが大切と言えます。

 

信頼関係を築くのが苦手という方はこちらの記事も合わせてお読みください↓

 

子どもから信頼される先生になるための4つのポイント!アドラー・コーチングどうもガクせんです。 突然ですが、この言葉を知っていますか? これは、ドイツの詩人ゲーテの言...

まずは、子どもとの信頼関係を築こう!

②横の関係で褒める

横の関係とはどんなことでしょうか。

簡単にいうと「上からものを言わない」ということです。

いくつかの例で考えてみましょう

子どもがお手伝いをしてくれた時

縦の関係で褒める横の関係で褒める
よくできました!えらい。ありがとう!助かっちゃうな。

 

子どもが100点をとった時

縦の関係で褒める横の関係で褒める
やればできるじゃん!すごいね!頑張ったんだね!

 

つまり、横から褒めるとは、上からの「評価」ではなく、「感謝」「感心」「驚き」などの表現で褒めるということです。

つまり、同じ人間として相手への尊厳から生まれる言葉なのです。

 

先ほど、紹介したアドラーの褒めてはいけないとは、この「縦の関係から褒める」ということを指しています。

縦の関係から褒めるという行為は、「自分よりも能力の劣る相手を操作すること」を目的とするからなのです。

このように、縦の関係のもと操作され続けてきた子どもは、自己肯定する力が低く、また、他者に対して競争意識を強くもつ傾向が強いとされています。

 

なので、厳密に言えば、褒めてはいけないのではなく、「相手を操作することを目的とした縦の関係からの褒め言葉はダメ」ということです。

横の関係から褒めよう!(相手への尊厳から生まれてくる言葉で褒めよう)

 

③第三者の声で褒める

第三者の声で褒めるとは

「○○があなたのこと優しい子だねと褒めていたよ」

といったように、第三者の褒め言葉をしっかりと伝えるということです。

これは、ウィンザー効果といって、第三者からの情報の方が効果的に聞き手に伝わるという心理テクニックです。

なので、他の人が自分の子や自分のクラスの子を褒めていたときは、覚えておくようにし、必ず伝えてあげましょう。

また、他の子に、「Aさんって本当いつも頑張っていて感心しちゃうよ」など、褒め言葉を他者にも積極的に発信する習慣をつけていると、いつか、他者を通じてAさん(本人)の耳に入ることもあります。

これも、本人に直接伝えるよりも教育効果を高めてくれるのでぜひ試してみてください。

ガクせん
ガクせん
「褒め言葉」は出惜しみせずにどんどん口に出していきましょう。
Gyuさん
Gyuさん
どんだけ言ってもタダやでー

第三者の声で褒めよう!

④文字で褒める

もちろん、言葉で伝えるのもいいのですが、言葉だけではなく文字で褒めることもオススメです。

ボクは、常にポケットに付箋を忍ばせていました。

そして、子どもの「褒めポイント」を見つけたら、すかさず持っていた付箋にメモをするようにしていました。

「褒めポイント」を書いた付箋は、ノートを返却する時などに一緒に貼り付けて返却するようにしていました。

これなら、瞬間瞬間の褒めポイントを逃すことなく本人に伝えることができます。

また、言葉よりも文字は残るので、効果が長続きします。

文字で褒めよう!

⑤行動だけではなく、人格も褒める

行動だけではなく、人格も褒めるとはどういうことでしょうか。

 

きちんとお片付けをしている子を例に説明すると

お片付けをきちんとしていて先生感心しちゃうな、○○さんは几帳面なんだね

お片付けをきちんとしている=行動

几帳面=人格

ということです。

このように人格まで褒めてあげると、本人のセルフイメージを向上させることができます。

「私って几帳面なんだ」と自分にプラスのイメージをラベルリングできることで、自己肯定感が高まります。

行動だけでなく、人格も褒めよう!

まとめ

褒めることについて解説してきましたがいかがだったでしょうか。

 

ポイントをまとめると

まとめ

まずは、子どもとの信頼関係を築こう!

横の関係から褒めよう!

第三者の声で褒めよう!

文字で褒めよう!

行動だけでなく、人格も褒めよう!

ということでした。

 

正しい褒め方を身につけ、子育てや学級経営を楽しんでいきましょう。

 

今回の記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです。

 

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以上、ガクせんでしたー。

Gyuさん
Gyuさん
またねー