どうも、ガクせんです。
お年頃のお子さんと関わっているあなたなら、同じようなお悩みを感じているのではないでしょうか。
でも、もう大丈夫です。
今回の記事を読めば、そんな反抗期真っ盛りな子どもとも良い関係を築くことができ、ハッピーライフを送ることができるようになります。
ポイントは
- ティーチングよりコーチング
- YouメッセージよりI(アイ)メッセージ
- 叱る時は、「その時、その場で、そのことだけ」
- 叱る時は、「人格ではなく行動」を叱る
の4つです。
また、どうして反抗期があるのかについても知っておくことで向き合い方も違ってきます。
- 子どもがなぜ反抗するのかがわかる。
- 反抗期の子どもとの接し方がわかる。
- 反抗期の子どもと良い関係が築けるようになる。
それではまいりましょう!
目次
反抗期ってなぜあるの?
いろいろな要因が重なって反抗期は起こると言われています。その要因をまとめると
などがあげられます。
簡単に言えば、「ぼく、わたしは何者?大人なの?子どもなの?」と悩む時期であるということです。
そんな時に、親に子ども扱いされたりすると
となるわけです。
自立心が育ってくるので、自分も大人と同等になりたいという気持ちが生まれます。
しかし、もちろん能力的にも精神的にも経済的にも大人にわ敵いません。
いくら自分が背伸びしてもなかなか大人と肩を並べられない・・・。
それなら、親や先生を避難したり、攻撃したりして相手の立場を下ることで自分と肩を並べようとするわけです。
では、そんな反抗期真っ盛りの相手とどう付き合えばいいのでしょうか。
反抗期の子どもとの付き合い方
では、反抗期の子どもたちと良好な関係を築いていく具体的なテクニックについて解説していきます。
今からお話する内容は、反抗期の子どもに限らず、子どもを育てていく上でとても重要なメソッドですのでぜひお試しください。
もう一度ポイントをおさらいしておくと↓
- ティーチングよりコーチング
- YouメッセージよりI(アイ)メッセージ
- 叱る時は、「その時、その場で、そのことだけ」
- 叱る時は、「人格ではなく行動」を叱る
の4つでしたね。
一つひとつ丁寧にみていきましょう。
①ティーチングからコーチングへ
ティーチング(「ああしなさい」「こうしなさい」という命令)からコーチング(「どうしたらいいと思う?」という問いかけ)へ声かけを変えるという事です。
命令→「○○しなさい!」「○○してはダメ!」
問いかけ→「どうしたらいいと思う?」「あなたはどうしたいの?」
先ほどもお話しましたが、反抗期の子どもは縦の関係を結ばれることを極端に嫌います。ですので、横の関係からの声かけが有効です。
どんな内容であろうと、相手が上から命令口調であれば、必ず反発します。
なので、1人の人格として大切に扱いながら、「あなたの意見や考えを尊重しているよ」と言うメッセージが伝わるような声かけが有効です。
コーチングや質問の投げかけ方についてもっと知りたい方はこちらから↓
②YOUメッセージではなくIメッセージへ
簡単に言うと、主語を「YOU(あなた)」ではなく「I(わたし)」にすればいいのです。
例えば
なぜ、あなたはそんなすねた顔をするんだ!
ではなく
元気なさそうな顔をしているから、わたしは心配しているよ。
に変えるということですね。
主語を私(I)にするだけで、表現がだいぶ柔らかくなるのがおわかりいただけますでしょうか。
主語をYouで伝えられると
となります。
主語を私(I)にして、あなたはあなた、私は私としっかりと分離することで良い関係を築くことができます。
③叱るときは、「その時、その場で、その事だけ」
「その時、その場で、その事だけ」というのは、要するに「前のことは掘り返さない」「できるだけ短く叱る」ということです。
どうしても、人は興奮していると「前も嘘ついたよね!」や「そういえば、あの時も悪口言ったよね!」と前のことまで引っ張り出してきてしまいます。
しかし、その対応は子どもからしたら
となり、信頼関係を崩す原因に・・・。
もし、頭に血が上っていて前のことを持ち出しそうになっていたら、一度その場を離れ、5、6秒ほど深呼吸して怒りを沈めてから子どもと話しましょう。
④人格ではなく、行動を叱る
「叱る」と一言でいっても、「人格を叱る」のか「行動を叱る」のかでは、子どもに与える影響が大きく違ってきます。
簡単に説明すると
です。
具体的に言うと
そんなことするなんて、あなたは悪い子だ。(人格否定)
今やったことはいけないことだよ。(行動否定)
ということです。
子どもは、自分の人格を否定するような発言を繰り返されると
というようなマイナス面ばかりが生まれてしまいます。
「したことは悪いけど、あなたへの愛や信頼は変わらないよ」というメッセージを込めることで、子どもは自分がしたことに対して真剣に向き合うことができるようになります。
まとめ
反抗期の子どもとの接し方について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
まとめると
- ティーチングよりコーチング
- YouメッセージよりI(アイ)メッセージ
- 叱る時は、「その時、その場で、そのことだけ」
- 叱る時は、「人格ではなく行動」を叱る
という4つのポイントに気をつけながら接していくと、反抗期の子どもとも良い関係が築けるようになる。
ということでした。
法政大学の渡辺弥生教授は、反抗期に対して「飛躍の時と思い、前向きに受け止めよう」とおっしゃっていました。
反抗期の時期も子どもたちの長い人生で見れば、ほんの少しの時間です。
子どもにとって、二度と戻らない貴重な時間であるということを認識しながら、子どもたちと向き合っていけるよう応援しています。
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