先生

コーチングスキルを身につけ教育力・学級経営力を高めよう!教育コーチング傾聴編

どうもガクせんです。

 

近年、ますます注目が集まる「コーチング」

 

これからの時代において欠かせないスキルであり、将来的には「teacher」という仕事はなくなり、「coach」に置き換わる日もそう遠くはないのではないかとすら感じています。

 

そんなこれからの先生に欠かせない教育コーチングですが

  • そもそも教育コーチングって何?
  • 教育コーチングのスキルについて知りたいな。

という方向けに4回に渡って教育コーチングについて解説しています。

 

今回は、教育コーチングの2回目「傾聴」について解説していきます。

 

ボク自身もそうなのですが、親や先生って話すことは得意だけど、聴くことは意外と苦手な方が多いんですよね。

 

今回の記事を読んで傾聴力を育てれば、きっと子どもの力を伸ばせるようになります。

 

この記事を読むことで
  • 傾聴とは何かが分かる。
  • 傾聴する力が高まる。
  • 子どもの力を引き出せるようになる。

 

今回の参考文献は、今注目を集めている「EQ2.0」と前回に引き続き、日本青少年育成教会主席研究員の小山英樹さんの著書「子どもの心に届く言葉、届かない言葉」です。

 

 

ではまいりましょう!

 

目次

傾聴とは

傾聴の「聴」という字には、目・耳・心という字が入っています。

 

つまり、「傾聴」とは、ただ相手の声を音として聞くのではなく、相手の話に目と耳と心を傾け真剣に聞くということです。

国語辞典によると「傾聴とは、耳を傾け、熱心に聞くこと」となっています。

例えば、相手が話に対し、耳を傾けるのはもちろんのこと、心の矢印が向いている方向や、目線なども傾聴には関係してくるということです。

 

では、もう少し詳しく傾聴のやり方について見ていきましょう。

 

傾聴のやり方

「傾聴」はただ言葉を聞き取ることとは違う。相手の声のトーン、速さ、声の大きさなどに注意を払うことでもある。何を言ったのか?何を言わなかったのか?隠れたメッセージは何か?

〜略〜

どちらかというと、言葉よりも、声のトーンや大きさや速さが話し手の心理状態をよく表している。

引用:トラヴィス・ブラッドベリー&ジーン・グリーブス「EQ2.0」

Gyuさん
Gyuさん
本当の意味で話を聞くってのは奥が深いんやね。

 

傾聴するというのは実は簡単そうでの難しいです。

 

普段の会話では意識しないような集中力が必要になります。

 

大抵、人は相手の話を聞きながら、次に自分が言うことを考えています。

 

それは、本当の意味での傾聴とは言いません。

ガクせん
ガクせん
ボクなんて、相手が話している最中に口をはさんでしまって反省する毎日です・・・。
Gyuさん
Gyuさん
傾聴って難しそうやな、どうやったら身に付けられるか教えてや。

 

誰かがあなたに話している時は、すべてを一旦やめて、相手が話終わるまで100パーセントその話に耳を傾けよう。電話で話しながら、メールを打ってはいけない。息子があなたに何かを聞いたら、ラップトップを閉じて息子をきちんと見ながら答えよう。家族で夕食を食べているときにはテレビを消して会話に集中しよう。誰かと話し合うときにはドアを閉め、その人の側に座って集中して聞こう。

引用:トラヴィス・ブラッドベリー&ジーン・グリーブス「EQ2.0」

とにかく、このようなことを心がけ、数々の会話で練習していけば、必ず傾聴のスキルは身についていきます。

 

  • 100%相手に集中して話を聞こう。
  • 相手が送るメッセージを読み取り、その人が本当に言おうとしていることに耳を傾けよう。

 

傾聴の効果

誰かに話すことで「しゃべってすっきりした」という経験のある方は少なくないだろう。人は、多かれ少なかれ、いつも何かを心の中に抱えている。それを手放せば「すっきり」する。

〜略〜

「話す」ことは、抱えていた重いものを「放す」ことなのだ。

引用:小山英樹「子どもの心に届く言葉、届かない言葉」

つまり、「傾聴」を通して、相手の抱えていることを話させ(放させ)、気持ちを軽くさせてあげることができるのです。

 

最初は、どうしても、相手の話を聞いていると、自分の頭の中に自分の言いたいことや相手の悩みの解決策などが自然と浮かんできてしまいます。

 

ですが、その自分も話したいという気持ちをぐっとこらえ、相手が最後まで話きり、抱えていた重荷を手離させる必要があります。

Gyuさん
Gyuさん
特に男性脳は解決策を言いたがる癖があるから気つけや!福山雅治がモテる男はとにかく聞き上手だって言ってたし、ワシも傾聴スキル身に付けて、モテモテになるで!
ガクせん
ガクせん
・・・。

 

相手が重荷を手放すことができていなければ、いくらアドバイスをしても相手の心には届きません。

 

話すことより、まずは聞くことの方が重要ということですね。

 

 

先生や親はキャッチャー(教育コーチ)として、しっかり子どものボール(話したいこと)を受け取めてあげましょう。そして、「受け取ったよ」というサインをしっかり返しましょう。

 

それが傾聴です。

 

どんな荒れ球でもしっかり受け止めてくれるキャッチャーにこそ、子どもは信頼をよせ自分の気持ちを安心して吐き出してくれます。

 

 

まずは、名捕手(良い聞き手)になれるように、傾聴力を鍛えていってください。

  • 傾聴を通して、相手の抱えているものを軽くする手伝いができる。
  • 話すことより、まずは聴くことが大切。
  • 傾聴スキルが高い人は相手から信頼される。

 

まとめ

教育コーチングの中で大切なスキルの一つ「傾聴」について解説してきましたがいかがだったでしょうか

まとめ
  • 傾聴は、目と耳と心で聴くこと
  • 傾聴は100%相手に集中して話を聴き、その人が本当に言おうとしていることに耳を傾けること
  • 傾聴を通して、相手の抱えているものを軽くする手伝いができ、相手から信頼される

 

話すことより、聞くことのスキルの方が実は難しく、しかし大切だということを認識することが最初のステップです。

 

日々の会話一つひとつで傾聴を意識してみてください。

 

きっと良い聞き手になれます。

 

世の中に「良い聞き手」が増えることが、きっと子どもたちの健全な成長に繋がりると思います。

 

教育コーチングをもっと深く学びたいという方はこちらもどうぞ↓

 

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ガクせん
ガクせん
以上、ガクせんでした。
Gyuさん
Gyuさん
またねー