どうもガクせんです。
これは、ボクが初任の時にまず感じた疑問です。
それから10以上かけながら、ボクは朝の会を充実させていきました。
なぜなら、ボクは、朝の会を一日の生活の中で一番大切な時間だと考えていたからです!
そこで今回は
- なぜボクが朝の会の時間を大切にしていたのか
- どのような朝の会をしてきたのか
について解説していきます。
教育効果の高い朝の会のやり方がわかる
ではまいりましょう!
目次
朝の会の大切さ
では、なぜボクが朝の時間を1番大切にしていたのか、その理由を科学的な視点で解説してきたいと思います。
ボクが朝の会を大切にしていた理由は、朝の会をすることで以下のメリットが得られるからです。
ボクが実践してきた朝の会とは?
では、ボクがどのような朝の会をしていたのか見ていきましょう。
流れはこんな感じ
- サークル(輪)になって集まる
- あいさつ
- 朝の歌
- 先生の話
- 健康観察
- 今日の予定
- 提出物チェック
- みんなからお知らせ
- クラスミーティング
サークル(輪)になって集まる
これは、ドイツ生まれ、オランダ育ちのイエナプラン教育を参考にさせてもらいました。
子どもたち輪になることで、それぞれの顔を見渡せること、みんな平等であるという雰囲気が生まれることなどのメリットがあります。
スペースの確保など難しいところもあるのでクラスの実態に応じて取り入れてみて下さい。
ボクのクラスは座席の形も特殊でしたので、席を動かす必要なくサークルになれました。
あいさつ
どのクラスでもやっているあいさつですが、このあいさつにはとても大きな効果があります。
それは、「やる気アップ効果」です。
その理由は以下のようになるからです。
あいさつする(声を出す)→脳の側坐核を刺激→ドーパミン分泌→やる気アップ
ということです。
脳科学者の茂木健一郎氏によると「やる気があるから行動する」のではなく「行動するからやる気が出る」が正解だそうです。
なので、朝の1番にみんなであいさつすることはとても効果があるのです。
このことを知っていてあいさつするのと知らずにあいさつするのとでは大違いです。
朝の歌
朝に歌を歌うことにも実は大きなメリットがあるのです。
それは、「幸福度アップ」です。
それはなぜか
歌を歌う→心が解放される→脳内ホルモンのエンドルフィンが分泌→幸福度アップ
ということです。
また、アップテンポの曲は、活力アップ、スローな曲は不安や緊張をやわらげると言った効果もあります。
ボクのいた学校は今月の曲というのがあり、歌う歌が決まっていましたが、もし決まっていないのであれば、子どもたちと話し合って曲を決めていっても面白いですね。
健康観察
健康観察は先生が子どもたちの名前を読んで、子どもが「はい元気です」というやりとりが一般的ですが、ボクは時間の関係もありスピーディにやっていました。
出席番号順にサークルになっていたので、出席番号1番から順に自分の出席番号を言っていくだけです。
前の人がお休みなら、「○○さんいません」と子どもに言ってもらいます。
学年やクラスの実態によってはハイタッチしながら番号をつないでいくのもオススメです。
肌と肌が触れるとオキシトシンという愛情ホルモンが分泌されて絆が深まります。
今日の予定
今日1日の予定を確認します。
子どもたちが見通しをもって行動できるのでオススメ。
安心感にもにもつながります。
提出物チェック
忘れ物にはいくつかの段階があり、その一つの段階として「もってきたのに出し忘れた」というのがあります。
それを防ぐために、ここで提出物を確認します。
みんなからのお知らせ
ここでは、子どもたち個人や各会社(係)、リーダー活動(当番)からのお知らせをします。
会社活動やリーダー活動について知りたい方はこちらから↓
クラスが自立してきたり、会社活動が活発になってくるとたくさんお知らせが出てくるようになります。
例えば
のような感じです。
毎日、子どもたちが発信できる時間があることで自立心が育ちます。
クラスミーティング
最後にやるのがクラスミーティングです。
簡単に言ってしまえば、クラスの中で出てきた問題や、個人的な悩み、クラスで取り組んでいきたいことなどを話し合う時間のことです。
詳しくはこちらで↓
このクラスミーティングをすることで、子どもたちの思考力や語彙力、問題解決能力が身についていきます。
子どもたちとクラスをつくっていく上で欠かせない時間です。
まとめ
毎日のルーティンワークである朝の会はとても貴重な時間です。
その朝の会をいかに充実した時間にできるかが、子どもたちの成長をサポートする上でのキーになってきます。
他にも世の中にはたくさんの実践があります。
「なぜ、朝の会にそれをするのか」という必要性を考えながら自分の実践に取り入れていってください。
少しでもお役に立てたら嬉しいです。
帰りの会についても知りたい方はこちらから↓
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