どうもガクせんです!
前回は「小学校の先生のデメリット」ということで先生という仕事の負の側面について解説しましたが、もちろん先生には暗い面ばかりではありません。
そこで、今回は明るい面である「小学校の先生のメリット」についてボクの経験談を交えながら解説していきたいと思います。
デメリットについて知りたい方はこちら↓
そういった意味でも今回の記事がお役に立てたら嬉しいです。
- 小学校の先生という仕事の良さがわかる。
- 先生になりたいという気持ちが湧くかも。
それではまいりましょう!
目次
はじめに
では、具体的に「小学校の先生のメリット」について解説していきたいと思います。
「小学校の先生という仕事に興味あるな」と考えているあなたは、先ほど紹介した「小学校の先生のデメリット」も合わせて読んでいただくことで、小学校教員という仕事がどんなものなのかイメージがもてるのではないかと思います。
具体的に「小学校の先生の1日の仕事」が知りたい方はこちら↓
子どもの成長に関われる仕事である
まあここは絶対に絶対に外せないですね。
正直、こんなに子どもに関われる仕事は他にはないと思います。
一緒に成長を喜んだり、思い出をつくったりととても素敵な体験をたくさんさせてもらいました。
その子どもと過ごす日々の中で、特にボクがいいなと感じたことは
の3点です。
詳しく解説していきます。
①子どもの成長を自分のことのように喜べる
子どもに寄り添い続ける毎日は大変なこともありますが、ふとした時に「この子成長したな」と思える瞬間がおとずれます。
その瞬間は、まるで自分のことのように嬉しさがこみ上げてきたものです。
「やったね!」「頑張ったね!」と子どもとハイタッチしたことは一生忘れません。
自分も「子どものためだから頑張ろう」と思え、結果、貢献感をたくさん感じることができました。
このように何の利害関係もなく、他者のために頑張れたり、他者と喜びを共有できたりすることは本当素晴らしいことでした。
②子どもとの絆が生まれる
日々の生活もそうですが、運動会や宿泊体験学習などの行事を一緒に乗り越えていく中で、子どもとの「絆」が生まれていきます。
中には、嬉しかったこと、苦しかったこと色々な感情があり、またその感情を共にすることがお互いの信頼関係を築いていきました。
もちろん、子どもとの関係に悩んだ時期もありましたが、時間が経った今はどんな子に対しても「あの子は今何をしているかな」「またみんなに会いたいな」という思いが湧き、今を生きる原動力の一つにもなっています。
③1人の人間として成長できる
子どもというものは、とても正直者です。
忖度なんて基本しません。
なので、もし先生が人として間違ったことした時は、すぐに反応してくれます。
それは、言葉だけではなく、態度だったり、雰囲気だったり。
とにかく、「先生それはダメでしょ」「僕たちは納得できないよ」ということを教えてくれます。
自分も教員になりたての頃は20代前半。
まだまだ人間としても未熟でした。
子どもたちは、そんな未熟な先生を受け止め成長させてくれました。
日々、「どうしたらもっと心を開いてくれるだろうか」「どうしたら子どものやる気に火をつけられるだろうか」と悩み、それが1人の人間としての大切な力を育ててくれたように思います。
子どもたちのお陰で、自分自身がすごい勉強するようになりました。
学んだことを実践し、それが良かったかどうか、全て子どもが答えを教えてくれました。
毎年、人が入れ替わる
デメリット編でも取り上げさせてもらった「職場の人間が毎年入れ替わるシステム」
これは、見方を変えるとメリットにもなります。
なぜかというと、とにかく嫌な人と一緒に組まされても必ずどこかで離れられるからです。
一緒に働く期間がはっきりとしていることで、嫌な人間関係も耐えられるというものです。
毎年、新しいメンバー、新しいクラスでスタートすることは、マンネリ化防止にもなりました。
4月に気持ちを新たにスタートできるのはとても良かったなと感じています。
信用がある
「先生(公務員)は社会的に信用がある」とはよく言われる言葉ですが、実際に先生(公務員)になってみて、このことは随所で感じることができました。
例えば、「先生なんだ!すごいね」「公務員安定していて羨ましい」と周りから言われることが多かったり、住宅ローンを安い金利で組めたり、安い保険に入れたりしました。
給料が安定している
ここからは制度面の話です。
「公務員は安定していていいな」という話がありましたが、そう言われる由縁は何と言っても給料です。
公務員の給料は景気の煽りを受けにくく、いつの年齢でどのくらいもらえるかがはっきりしているため、生活していく上で計画がとても立てやすいです。
ボーナスも年に2回しっかりと支給されます。
世間一般では、「不景気で今年はボーナスなしだったよ・・・」なんてことも聞かれますが、公務員はそういったことは一切ありません。
年収で言えば、一般社会の平均額よりやや高めといったところでしょう。
地域手当、通勤手当、住居手当といった手当もしっかりとつきます。
退職金は勤務年数にもよりますが、平均して定年退職者の平均退職金額は2000万円以上です。
教員の給料について詳しく知りたい方はこちらの記事が参考になります。
ただ、給特法という制度のせいで、本給の4%の手当がつく代わりに残業代は出ません。
福利厚生がしっかりしている
信用や給与のところとも関係してきますが、先生はやはり公務員だけあって、「福利厚生もしっかりしている」という印象があります。
例えば
などがあります。他にも臨時に必要となる資金を貸してくれる「貸付金制度」やベビーシッターの利用補助などをしてくれる「子育て支援」などもあります。
ボクは、休みに家族で博物館やプールに出かけることが多かったので、施設利用補助はかなり活用させてもらいました。
また、各所に格安で泊まれる宿泊施設もあり、毎年夏は家族で旅行に出かけるのが恒例となっていました。
長期休みがある
「いやいや先生は夏休み中もプール指導、サマースクール(夏休み補習)、研修があって忙しいんでしょ?」という声も昨今ではよく聞くようになりました。
まあ、確かに間違いではないのですが、ボクの体感としては、「そうはいってもやっぱり休める」というのが本心です。
他の職業の友達からも「いいなあ」と羨ましがられることも数知れず。
このように、まとまった休みがあるメリットとしては
といったものがありました。
また、注目度の低い冬休みも夏休みに比べて期間としては短いですが、夏休みのようにプール指導や研修が入らない分しっかりと休めるので好きでした。
まとめ
小学校の先生のメリットについて解説してきましたがいかがだったでしょうか。
まとめると↓
先生という仕事のメリットは
- 子どもの成長に関われる仕事である
- 毎年、人が入れ替わること
- 信用があること
- 給料が安定していること
- 福利厚生がしっかりしていること
- 長期休暇があること
でした。
あくまでもいちサンプルにすぎませんが、全て実体験です。
重ねて、これから先生になろうとしている方のお役に立てたら嬉しいです。
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- 子どもとの関係づくりに悩んでいる
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