どうもガクせんです。
問題です。
この中に係活動ではないものが2つ含まれています。それはどれでしょう。
①レク係
②新聞係
③黒板係
④配り係
⑤クイズ係
正解は
③の黒板係と④の配り係です。
では、なぜ①、②、⑤は係活動になりえて、③、④は係活動になりえないのでしょうか。
今回は、その違いについてわかりやすく解説していきます。
この違いが分かるだけで、学級経営力がアップすること間違いなしです!
- 係活動と当番活動の違いがわかる。
- 学級経営力が上がる。
目次
係活動って何?
では、そもそも係活動とは何なのでしょうか?
係活動になり得るための条件は以下の2点です↓
レク係を例に考えてみましょう。
ドッジボール、ドロケイ、鬼ごっこなど内容はいくらでも工夫できます。(条件①クリア)
また、活動をすることで、クラスの友達を楽しませることができるのもいうまでもありませんね。(条件②クリア)
つまり、レク係は係活動であると言えます。
では、一方③の黒板係はどうでよう。
黒板係といえば、授業と授業の間に、黒板をきれいにするという仕事ですね。
どうでしょうか
工夫といっても効率の良い消し方を考えるくらいですかね・・・。
最終的にベストな消し方が見つかれば工夫の余地はなくなります。(条件①❌)
黒板を消すことでクラスの友達を楽しませることはできませんね。(条件②❌)
なので、黒板係は係活動にはなりえないのです。
先ほども、仕事という言葉を使いましたが、黒板係や配り係は、実は係活動ではなく仕事なのです。
ボクは子どもに伝わりやすいように
仕事=当番
と呼んでいました。これから先は当番という名称で説明していきます。
係活動と当番(仕事)の違い
係活動と当番活動の違いをまとめると以下のようになります。
係活動(レク・新聞など) | 当番活動(黒板消し・配り物など) | |
活動の工夫 | ○ | ✖︎ |
クラスを楽しませることができる | ○ | ✖︎ |
なければ困る | ✖︎ | ○ |
このように、係活動と当番とではまったく性質が違うのです。
しかし、意外にも、この係活動と当番活動との区別なく「係活動」と一つにまとめてしまっている先生が多いように感じました。
このように係と当番を明確に分けずに活動すると
というような悩みが生まれてしまうのです。
それは、そのはずです。
当番はなくては困る活動ですので、毎日やることがあります。
しかし、レクや新聞などの係活動(本当の係活動)はやらなくてお困らないものなので、活動しなくてもいいわけです。
また、係活動の時間を設定しても、黒板係や配り係(当番)は、工夫の余地がないので、その時間にやることがないわけです。ただ、指示を待つということに・・・。
では、どのようにすればいいのでしょうか。
係活動と当番活動をしっかり分けて考えよう
ボクは、係活動と当番活動を明確に分けて取り組んできました。
分類すると(あくまでも例です)
係活動 | 当番活動 |
レク | 配り物 |
新聞 | 黒板 |
クイズ | 窓・カーテン |
生き物 | 電気 |
歌・ダンス | テレビ |
お笑い | 保健 |
などなど
ボクの場合は、「係活動は全員参加」「当番活動は有志の人で」という形にしました。
なぜ、当番活動は全員参加にしなかったのかについて知りたい方はこちら↓
また、ボクは正確には係活動のことを会社活動と呼んでいました。
なぜ会社活動なのかについて詳しく知りたい方はこちらから↓
このように、係と当番を明確に分けることで、学級経営しやすくなります。
ぜひ実践してみてください。
まとめ
係と当番の違いについて解説してきましたがいかがだったでしょうか。
係活動と当番活動の違いがわかり、この二つを分けてクラスを組織していくことはとても大切です。
子どもたちにもこの二つの違いを説明しておくと、取り組み方も変わってくるのでオススメです。
ぜひ、係活動と当番活動を区別して、楽しく、子どもたちが生き生きと生活できるクラスをつくっていってください。
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