どうもガクせんです。
とお悩みの先生方多いですよね。
しかし、「授業改善」「クラス経営改善」「子どもの主体性育成」には、多大な努力と時間が必要になります・・・。
現役の先生ならば、「今すぐ成果がほしいのに!」と思うのも当然ですよね。
そこで、今回は、そんな先生方の悩みを即効で解決しちゃう方法を教えちゃいます!
それは「グッズ(アイテム)」です!
ボクも、12年間の教員生活の中で、授業改善、学級経営改善のため試行錯誤してきました。
指導書を読み込んでも、先輩の見様見真似をしてもなかなか成果を上げられず悩むことも多かったです。
そんな時に出会ったのが「環境が人をつくる」という言葉です。
それからというもの、「子どもにとってより良い環境とは何か」という視点で改善を図っていきました。
そんな時に、めちゃくちゃ役だったのが「グッズ(アイテム)」です。
「グッズ(アイテム)」の効果には驚かされることが多かったです。導入したその日から子どもたちの姿が変わる変わる!「これはいい」と手応えを感じたボクは様々なアイテムを試していきました。
そこで、今回は、数々試してきた中でも、ボクが「これはいい!」と大きな効果を感じた「グッズ」をジャンルに分けて紹介していきます。
- 学級経営や授業に役立つグッズとその活用方法がわかる。
それではまいりましょう!
目次
ホワイトボード編
ホワイトボードは手軽に書き換えができて本当に便利です。
サイズはもちろん、マグネットタイプやひも付きタイプ、シールタイプなど様々なものがあり、用途に合わせて選ぶことができます。
サイズによっては100均でも購入できるのでコスパもグッドです!
A4・B5サイズ
場所を取らずに使えて便利。
消さずに残しておきたい情報はこのホワイトボードに書いておくといいです。
強調したい時は、黒板のド真ん中にペタッと貼り、必要ない時には、教室のドアに貼ったりしておきました。
子どもたちにも自由に使えるようにしておくと、上手に活用するようになります。
2枚目の写真は、自分たちで掃除の手順を考えて記入したものです。
大きめサイズ
大きめサイズは少し値段がはりますが、ずっと使うことを考えると安い買い物でした。
二日分の時間割を掲示しておくことで、子どもたちが見通しをもって生活することができます。
マグネットタイプ
マグネットタイプは色々なところに貼っておけるので便利です。
上の写真は廊下の掃除担当が記入した役割表です。廊下のドアに貼っていました。
机の下にも貼っておけるので子どもに一枚ずつもたせておいても色々と活用可能かもです。
カレンダータイプ
カレンダータイプは、会社活動で使っていました。
1ヶ月の見通しが持てるのはとてもよかったです。
会社活動については別記事で詳しく解説しているので気になる方はぜひご覧ください。↓
それぞれの会社がイベントを開くので、予定が重ならないようにこのホワイトボードで子どもたちが予定の調整をしていました。
シールタイプ
シールタイプはロールで売っているので、お好みのサイズに切り分けて使えます。
ボクは、班で話し合う時に使っていたので、四つ切りサイズくらいにして班の数だけ用意していました。(シールははがさずに使用)
ホワイトボードマーカーは以下の写真のようにセットにしておき、いつでも子どもたちが使えるようにしておきました。
このような子どもたちの姿が見られるようになりますよ↓
音楽編
音楽は子どもの気分や教室の雰囲気を変えるのに非常に有効です。
ラジカセ
ラジカセは各クラスにも配当されていることが多いと思います。
子どもたちにも扱いやすく便利です。
1と書いてある赤のボックスに色々なCDを入れておきました。
気付いたら各CDのリストが張り出されていました↓笑
ポータブルスピーカー
ポータブルスピーカーは簡単に持ち運びができるので便利です。
子どもが操作できないところはデメリットですが、今のポータブルスピーカーは音の大きさも質も大変よいです。
他のクラスとの兼ね合いもあり、難しい方も多いかと思いますが、ボクは色々なところで音楽を活用していました。
例えば
紙編
紙は子どもたちの教育活動において欠かせないものですね。
BOX
ボクはこのようなボックスに色紙、原稿用紙、画用紙、印刷用紙などさまざまな紙を用意しておきました。
子どもたちにも「会社活動など、必要な時はいつでも使っていいよ。無駄遣いはしないでね」と伝えておきました。
物がそろうと子どもの活動の幅が広がります。
コピー機
懇願してまで導入したかったコピー機。
それはそれは、活躍しまくりでした!
授業や会社活動など色々なことに子どもたちはコピー機を活用していました。
ノートに貼りたい資料をコピー中↓
算数や漢字の演習ソフトが入ったパソコンともつながっていて、授業の課題が早く終わった子はそこからプリントを印刷して取り組んでいました。
子どものお悩み相談・話合い編
日々の生活の中で子どもが悩みを抱えることはよくあることですよね。
しかし、子どもがその悩みを吐き出すことができず抱え込み続けると大きな問題へと発展していってしまいます。
とにかく早期対応が肝心です!
そこで活躍するのがこちら↓
お悩み相談BOX
これがあれば、いつ何時でも悩みが生まれたら相談できます。
そのカードを見て、先生が子どもに声をかけ、話を聞きます。
このBOXのおかげで、早い段階で子どもを救うことが何度もできたと思います。
ちなみに、上の段は「ありがとうBOX」です。
面と向かってなかなか言えない友達への感謝の気持ちをカードに書いて入れておくと、先生が配達してくれるというシステム。
議題BOX
これは、クラスミーティングで話し合いたい議題を入れるBOXです。
詳しく知りたい方はこちらから↓
カードはこんな感じ。
議題BOXに何も入っていない時は
議題BOXのとなりにある「トーキングゲーム」や「すきなのどっち?カード」を使ってみんなで話し合います。
お互いのことがよく知れてとてもいい関係が築けるのでオススメです。
その他
その他にも子どもたちの教育活動を支えたり、先生の働き方をアップデートさせたりする便利グッズがたくさんあります。
きっと気に入るものが見つかると思います。
黒板掲示用マグネット
「問題」「予想」など授業で使う用語をラミネートした物。
毎回書くのも面倒だし、色がついているだけで見栄えもいいしオススメ。
作るのは面倒だけれど、長く使うと思えば作る価値ありです。
このようにまとめて黒板に貼っておくとすぐに使えて便利↓
ペットボトルくじ
ペットボトルの中に出席番号が書かれた割り箸を入れたくじ
席替えや会社活動など何かと役立つのでクラスに一つあると便利。
会社活動についてはこちら↓
すぐ使える掃除グッズ
自立式のほうき・ちりとりセットとホコリ取り
床磨きセット
誰でも手の届くところに置いておくだけで、ゴミに気づいた子がササッと掃除してくれます。
すぐに手にとって掃除できちゃうというのがミソです。
20秒ルール
ハーバード大学のショーン・エイカー博士の著書「幸福優位7つの法則」で紹介されている習慣化に関するテクニックのこと。20秒以内に行動に移せる環境において、人の行動力が上がるという心理作用。
やっている姿が見られたらすぐ「ありがとう」と感謝を伝えることで、子どもの貢献感を高めることにもつながります。
強制は禁物です!
トランプセット
ボクがいた学校では、雨の日はトランプOKというルールがあったため、トランプセットを用意しました。
ABCDをナンバリングすることで他のトランプと混ざるなどの混乱を防ぐことができます。
トランプはコミニュケーションを促進する媒体としてとても優れているのでオススメ。
救急セット
わざわざ保健室に行かせるほどでもないけど、ただ何もしないのはかわいそうだし・・・という場面は担任をしていると多々あると思います。
そのような時に写真のような救急セットを教室に置いておくととても役立ちます。
手当てをしてあげることで、「先生ありがとう」と子どもとの信頼関係も築くことができますね。
子どもようマスク
給食当番でマスクを忘れてしまう子もいますよね。
そんな時はさりげなくこのマスクをあげると子どもとの信頼関係が築けます。
ポイントは、子どもが忘れ物をした時がチャンスだと思うことです。
何度も忘れてしまう子には、マスクをあげるときに、「次忘れないために何ができそう?」と一緒に考えてあげましょう。
そして、持ってこられた時には成長を一緒に喜びましょう。
できるようになるまで「次はきっとできるよ」と声をかけながらマスクをあげ続けることで子どもの中に「先生は、ぼくを信じて支えてくれてる」という実感が生まれます。
そんな先生のためにも子どもは頑張れるのです。
ござ
休み時間などに子どもたちが広げて、団らんしたり、寝転んだりするのに使っていました。
リラックスできる雰囲気を演出してくれます。
敷くだけで、環境に変化をもたらしてくれる便利アイテムです。
ベル
話を聞いて欲しい時などに使います。
黒板前用と日直の机用と2つ用意しておきました。
「静かにして!」というマイナスな言葉を言わなくてよくなるのが最大のメリットです。
付箋(ふせん)
付箋というと大人が使うイメージがありますが、子どもたちの手の届くところにおいて自由に使っていいことにしました。
すると、写真のようにメモ書きや備忘録として使う子がでてきました。
ちゃんと忘れないように机に貼っていたところが賢いですね。(笑)
カバンの開くところに貼っている子もいました。
教育評論家の親野智可等さんによると、「叱るのではなく工夫することを一緒に考えてあげるのが良い」とおっしゃられていました。
大人が使っていい!と感じたものはどんどん子どもにも使わせてあげましょう。
そういった意味では「子ども手帳」がちょーオススメ!
詳しくはこちらから↓
タイマー
まあ、タイマーは定番ですが、とにかく後ろの席の子でもバッチリ見えるくらいの大きさがいいですね。
でもすごい重宝したので買ってよかったです。
テプラ
これも子どもたちが自由に使えるようにしてみました。
そうすると色々なところに貼ってくれ、物の位置が明確になり物の整理に役立ちました。
定物定位(もとあった場所に、きちんともどす)ってやつですね。
お道具箱の中にも貼って、物の管理力をあげている子もいました。
おまけに、ボクの机にも「先生の机」と貼ってくれていました(笑)
人工芝
教室って無機質でなんだか冷たい感じしませんか?
そこで教室緑化計画ということで人工芝をひいてみました。
造花じゃ満足できずに本物を子どもが持ってきてくれました↓
教室に緑があるだけでみんな優しい気持ちになれます。
ベンチ
クラスには基本学習用の机と椅子しかありません。
もっと、リビングルームのようにくつろげる空間にしたいなと思って導入したのがベンチです。
休み時間などにみんなでベンチに座って談笑するなど、憩いの場となりました。
ぬいぐるみ
教室に置いておくだけで、ただただ和みます。(笑)
クラスの学級目標が「きつつき」だった時は、きつつきのぬいぐるみを置いてみました↓
学級目標の決め方(作り方)&活用の仕方解説!学級目標を効果的に使ってよいクラスをつくろう
休み時間になるとぬいぐるみを抱っこしながらくつろいでいる様子が多々みられました。
まとめ
さまざまなアイテムについて紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
中には、「こんなのクラスに置いてたら周りの先生や管理職から怒られないの?」と思われるものもあったと思います。
やはり、せっかくの取り組みも、トラブルの元になってはもったいないので注意が必要です・・・。
とにかく、「子どもにとって良い」と思われるものは試さないともったいないと思っています。
環境が変わるだけで、子どもの姿も変わっていきます。
また、試すのはとにかく面白いです。
この記事が少しでもお役に立てたなら嬉しいです。
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