どうもガクせんです。
と学級通信についての悩みをもっている先生も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「楽に継続できる」「保護者も子どもも喜ぶ」学級通信の書き方について解説していきます。
何を隠そう、ボク自身も日々の忙しさのあまり学級通信を出すことに挫折してしまった経験があります。
しかし、自分なりに工夫を重ね、効果的かつ続けていける学級通信を作れるようになりました。
ポイントは
- 学級通信のメリットを知ること
- システム化すること
- 楽すること
の3つです。
それではまいりましょう!
- 学級通信を出すことのメリットがわかる
- 学級通信の書き方がわかる
- 楽に継続するコツがわかる
目次
学級通信を出すメリット
では、何年間も学級通信を出してきてボクが感じたメリットについて解説していきます。
まとめると↓
です。
それでは、一つひとつ詳しく見ていきましょう。
保護者との信頼関係が築ける
ボクも保護者になって感じたのですが、保護者は「学校の様子」を知る機会が本当に本当に少ないです。
特に、学校のことを話さない子の保護者は尚更に学校の様子を知らないのではないでしょうか。
そんな中、先生が学級通信で学級での出来事や様子を伝えてくれのは本当にありがたいです。
情報を提供してくれる先生に対しての感謝の念と信頼が生まれます。
もし逆に、学級通信を出さなかったらどうでしょう。
これはとてもリスキーと言えます。
その理由は「単純接触効果」を知るとよく分かります。
単純接触効果とは、繰り返し接すると好意度や印象が高まるという効果。
引用:Wikipedia
逆に言えば、知らない、分からないものに対しては、人は敵対心や猜疑心を抱きやすくなるということです。
なので、「学級の様子が分からない」という状態が長く続くと保護者は学校や担任に不信感を抱くようになってしまうのです。
もし、そんな関係の中、何かトラブルが起こったら・・・。
保護者はどう反応するでしょうか・・・。
同じ子どもの成長と言うゴールを目指す同志として避けたいところですよね。
そう言った意味でも学級通信は出す方がいいと言えます。
保護者と子どものコミュニケーションツールになる
学級通信を出していると
という声をいただけることが多くありました。
親子の関係が良くなれば、学級でもその子の良い面が出やすくなります。
子どもたちがいつも楽しみにしていてくれる
学級通信の書き方でも詳しく説明しますが、ボクは学級通信に写真を多用します。
子どもたちは、どんな写真が載るか、自分が写っているかなどいつも楽しみにしています。
学級通信を配ると「イエーイ」「待ってました」という声が上がるほどです。
中には、ファイルを持ってきて、「クラスでいつでも見れるようにしたいので、今までの学級通信全部印刷してください」とお願いしてくる子もいました。
子どもたちの自信が育つ
学級通信には、良いことしか載せません。
なので、子どもたちは学級通信を通して自分たちの成長や自分たちの良さを感じ取ることができます。
子どもたちが学級に愛着をもつ。
学級通信の題名には、学級目標にするのが一般的です。
ボクもそうしていました。
また、ボクは、学級通信に学級キャラクターも登場させます。
このように、学級通信は、学級の合言葉や学級シンボルを子どもたちが定期的に意識できる良い機会となります。
学級通信が出される回数と共に、子どもたちの「学級への愛着」が深まっていきます。
自分の学級運営や授業のふりかえりになる
先生という仕事はとにかく忙しいです。
日々、一分一秒と時間に追われ、自分の実践がどんどん流れて行ってしまいます。
これでは、PDCAサイクルを回すことができず、せっかくの実践も成長に結びつけることができません。
しかし、学級通信を書いている時間は、唯一心を落ち着けて、自分のやってきたことを客観的に見つめ直すことができます。
どこが良かったかな、どこを改善すればもっと良くなるかな、など思考を巡らせる良い機会です。
自分の実践の記録になる
そして、書いてきた学級通信を1年後、2年後など見返してみると子どもたちとの思い出写真集であると共に、自分の実践の記録にもなっていることに気付きます。
学級通信に載せる内容は、自分でも頑張った実践であったり、子どもの成長が感じられた場面だったりするので、見返すと自信にもなります。
また、昔の自分と比べて成長を感じる機会にもなります。
学級通信の書き方
学級通信はとにかく不定期でもいいので、一年間続けることが大切です。
ですが、やはり学校の先生はとにかく忙しい、、、
その中で、学級通信を続けてこれたのは、意思力を鍛えたからではなく、仕組み(システム)をつくったからです。
何かを続ける(習慣にする)ためには意志の力は頼りにはなりません。環境や仕組みを整える必要があります。
ボクの場合は、忙しさに応じて一週間から二週間に一度のペースでA3サイズの学級通信を発行していました。
すごく忙しい時はA4サイズでした(笑)
このようにフレキシブルにしておくのも続けるうえでとても効果的でした。
実物はこちら↓
では、具体的にどのように学級通信を作っていたのか流れをみていきましょう。↓
- 学級通信の型を作っておく(題名・日付・枠など)
- 常にカメラを持ち歩く。
- 良い場面、心が動いた場面を見つけては写真を撮る。
- 一週間から一週間半ほど経過したら撮り溜めた写真を見返す。
- 記事になりそうな写真を作っておいた型の中にどんどん貼り付ける。
- 写真を基に枠のサイズを変え、枠の中に見出しと簡単な説明をつける。
- 写真に吹き出しをつけて完成!
以上の流れで書いていきます。
とにかく写真がメインであるということがミソです。
写真のメリット↓
仕事に忙殺されている時期などは、写真集のような学級通信を出したこともあります。(笑)
まとめ
学級通信について解説してきましたがいかがだったでしょうか。
まとめると
- 学級運営をしていくうえで学級通信はコスパがいい。(得られる効果が高い)
- 不定期でもいいので1年間続けていくことが大切。
- 学級通信を書き続けていくコツは、仕組み化すること、フレキシブルにすること、写真を主にすること。
でした。
あくまでもボクの経験なので、一つのアイディアとして捉えていただけたらと思います。
中には、毎日出している人もいるので驚きです!(ボクには無理でした。)
「無理せず、楽しみながらできる」ということを物差しにして、自分にあったペースやスケールで楽しんでください。
少しでも先生が楽しく仕事ができますように。
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