どうもガクせんです。
昨今、文科省が子ども達に一人一台パソコンと発表し、各公立学校に導入され始めたタブレット。
しかし・・・。
と、お困りの先生も多いことと思います。
ボクも導入後、試行錯誤しながら色々な活用方法を探ってきました。
そこで、今回は、機能ごとに具体的かつ簡単に始められれる実践事例をいくつか紹介していきたいと思います。
- タブレットにどのような機能があるのかがわかる。
- 授業での活用方法がわかる。
それでは行ってみましょう!
目次
写真機能
写真の機能はシンプルで使いやすいですね。
子どものノートを撮る
それぞれの考えをノートに書く時間が終わったら、それぞれの考えを全体で共有したいですよね。
そんな時は、子どもがノートを書いている時間にタブレットを持って机間巡視し、これはと思うノートを写真で撮っておきます。
その後、全体で情報を共有する時間になったら大型テレビにさっき撮った写真を映し出し、子どもに説明してもらいます。
また、先生が撮らなくても、子どもが前で発表したい時などにも、ノートをタブレットを通して大型テレビに映し出せるので便利です。
また、どの教科でもまとめかたが上手なノートを撮って紹介してあげるのも効果的です。
ボクの学校はiPadを導入していたので、大型テレビに映し出す時は、アップルTVを使うか、Lightning – Digital AVアダプタを使ってTVに接続していました。
自腹となるときつすぎですよね・・・。
教科書を撮る
教科書を子どもたちに説明したい時は、拡大機印刷機をよく使いますよね。
しかし、手間もかかるし、費用のコストも大きい・・・。
そんな時は、説明したいページをタブレットで撮り大型テレビに映すだけでOK。
アップもルーズも簡単にできるし、ペン機能で書き込みだってできる。
視覚的に説明できるのは大きなメリットです。
シンプルだけど意外とやっていない先生が多かったので紹介しました。
校外学習で活用
町探検や自然観察など校外で学ぶ機会も多くありますよね。
時間も限られている中で、ノートに記録するのって大変
そんな時は、子どもたちにタブレットをもたせて出発!(台数によってはグループで一台)
発見したもの、観察したいものをどんどん撮らせます。
学校に帰ってきたら、撮った写真をじっくり見ながらノートにまとめればいいのです。
ビデオ機能
ビデオ機能も写真機能同様シンプルで使いやすいです。
プレゼンテーションの練習を録画
総合や社会科などで多いと思いますが、子どもたちが調べたことを班でまとめ、プレゼンテーションすることってありますよね。
そんな時は、ビデオ機能を使って子どもたちが自分たちのプレゼンテーションを録画できるようにしましょう。
録画した自分たちのプレゼンテーションを見返すことで、見る側の視点になり、自分たちのプレゼンテーションを改善することができます。
劇やダンスの練習を録画
プレゼンテーションの練習を録画するのと同様、劇やダンスも観ている側の視点に立てないとなかなか上達しません。
子どもたちが、録画した映像を何度も見返しながら、よかったところ、改善していく必要があるところなどを話し合えるようにしました。
体育で動きを録画
体育では、跳び箱やマット運動、幅跳びなど色々な動きに挑戦します。
先生が言葉でいくら説明してもなかなかイメージが伝わらないのが体育の難しいところです。
そこでタブレットの録画機能を活用します。
自分の動きを録画した映像を見ることで、どこを改善すればいいのかが視覚的にわかるようになります。
説明も録画した映像をもとにすると、子どもたちに動きのイメージが伝わりかなり効果的です。
ご存知の方も多いと思いますが、NHK for schoolと言う秀逸なサイトがあります。(アプリ版も出ています)
その中の「はりきり体育ノ介」という番組内でオリンピック選手などが動きのポイントを解説してくれます。
画面収録機能を使い、見本の映像をタブレット内に保存しておくと、自分の動きと見本の動きを見比べることができるのでオススメです。
録音機能
まあ、録音機能は録画機能で補えるのであまり使わないかもしれませんが・・・。
ボクは、音読などを録音機能を使って練習できるようにしました。
音読のポイントと自分の音読を照らし合わせながら練習を重ねることで改善のサイクルを回すことができます。
インターネット機能
これからの時代に欠かすことのできないインターネット!
まだ子どもだから・・・と敬遠される方も多いと思いますが、「the four GAFA四騎士が創り変えた世界」という本ので
というような事が書かれていました。
大人がしっかり見守る必要はありますが、子どもたち自身が使わないことには、メディアリテラシーの力は育ちません。
色々な場面で活用することをオススメします。
調べ物にインターネット
高学年の調べ学習には欠かせなくなってきたインターネット。
タブレットを使えば簡単に調べ物ができます。
班に一台タブレットを渡すだけでも調べられる幅や子ども達の意欲が格段に違ってきます。
もう一つボクがオススメするのは、係活動です。
ボクは会社活動と読んでいました。会社活動について知りたい方はこちらから↓
クイズやみんなで楽しめるゲームなどを調べられたり、景品やクラスの飾りで使える折り紙の折り方などもわかったりします。
活動の幅が格段に広がり、クラスが盛り上がります。
NHK for school
体育の動画撮影のところでも少し触れましたが、NHK for school はとても優れていてびっくりします。
各教科の学習内容が、面白く、そして分かりやすく10分から15分の動画にまとめられています。
また、有名なタレントなども出演しており、子どもたちも喜びます。
導入やまとめなどにも使える動画が多く、活用方法はたくさんあると思うのでまだ知らない方はぜひサイト内を覗いてみて下さい。
まとめ
タブレットを使った学習についてボクの実践を基に解説してきましたがいかがだったでしょうか。
色々な可能性を生み出してくれるタブレット!
とにかく使うことでその可能性が広がってくると思います。
今回紹介した内容も一例です。ボクの周りにも面白い使い方をしている先生がいっぱいいました。
子どもたちが慣れてくると、色々なアプリを使って、プログラミング学習や動画編集ソフトで映画を作ったりもできます。
実際に、ボクも6年生をもった時、子どもたちが台本をつくりiPadを使ってドラマの撮影をしました。
撮影、編集まで全て子どもたちがやりました。
想像以上にとてもいい作品ができてボクも驚きました。
これから一人一台パソコン時代になることは間違いないと思います。
タブレットも含めICT機器で子どもたち、そして先生たちが笑顔で豊かに学校生活がおくれるようになることを願っています。