どうもガクせんです。
多くの先生が苦手意識をもっている「個人面談」
特に、保護者よりも若い世代の先生は緊張しますよね。
しかし、緊張を見せてしまうと
と、保護者から信頼を失ってしまうことに・・・。
そこで、今回はどんな先生も自信をもって個人面談に臨めるように、服装から話す内容まで細かく「成功する個人面談のやり方」について解説していきます。
- 自信をもって個人面談に臨める
- 保護者との信頼関係が築ける
ではまいりましょう!
目次
服装
まず基本中の基本「服装編」です。
正装した方がいい理由の答えは「メラビアンの法則」です。
メラビアンの法則とは、簡単に言ってしまえば
という法則です。
つまり、「視覚情報こそ相手に大きな影響を与える」ということです。
例えば、「ありがとう」と怒った表情で言ったとしたら、相手はどう思うでしょうか。
もちろん、「感謝された」とは受け取らないですよね。
また、もう一つ大切なのが、言語、聴覚、視覚が表す情報に矛盾がないということです。
せっかく、しっかりとした話をしていても服装がだらしなかったら相手は違和感を覚えます。
ただ、中には、しっかりとキャラ立ちしていて、私服でも違和感を与えない方もいます。
なので、正装が基本と言わせてもらいました。
まとめると、視覚情報である正装は、信頼感を勝ち取る上で武器となるということです。
座り方
座り方にもコツがあります。
それは、「相手に心理的な負担を与えず、安心感を与える」ということです。
ポイントは
の4つです。
詳しく解説します。
対面で座らないようにする
対面で座ると、人は心理的な圧迫を感じます。
つまり、対面で座るということは尋問を受けているような心理になり、緊張状態になるため、相手(ここでは先生)に対して無意識に敵意を抱いたり、心を閉ざしたりしてしまいます。
なので、相手と対面にならないように、少しずらして座ったり、L字になるように座ったりすることがオススメです。
この座り方だけでも安心感やリラックスした雰囲気をつくることができます。
出口に近い方に座ってもらう
これも相手(ここでは保護者)の心理的負担を軽減するテクニックです。
人は、出口をふさがれると不安になります。
もちろん、面談で襲われることなどないのですが、無意識下で相手より出口に近いという状況は安心感を生み出します。
なるべく、出口に近い方を保護者席としてセッティングしてみましょう。
距離は近すぎず、遠すぎず
人にはパーソナルスペースというものがあります。
パーソナルスペースとは、他人に近付かれると不快に感じる空間のことで、パーソナルエリア、個体距離、対人距離とも呼ばれる。
引用:Wikipedia
そのパーソナルスペースに他者が入ることで人は不快感を抱きます。
不快を感じる距離感は相手への親密度で変わってくるのですが、面談では、1mから1.5mは距離をとることをオススメします。
保護者からも時計が見えるようにする
最後に、保護者からも時計が見える位置に席をセットするのもコツです。
話していると、ついつい時間の感覚がなくなってしまいます。
また、時間を気にしているけど、腕時計を見るのも申し訳ないと感じている保護者もいます。
なので、時計が見える席に座ってもらうことは、時間に意識を戻してもらえたり、安心感を与えたりできるというメリットがあるのです。
話す内容と順番について
ここからは、一番大切な話す内容です。
ざっと流れはこんな感じ
では、詳しく解説していきます。
困っていること、心配していることを聞く
まずは、何よりも先に
と聞くようにしましょう。
そのことを聞かずに先生が子どもの様子について話してしまうと、いざ終わろうとした時に、「先生実は・・・」と大事な話が始まってしまうことがあります。
そうなってしまうと、完全にタイムオーバー・・・。
保護者の不満も高まります。
とにかく先に「困っていること、不安に思っていること」を聞き出し、その思いを受け止めることに時間をたくさん使えるようにしましょう。
内容的に即答が難しいものは、「放課後改めてお電話いたします」とその場で回答することは避けましょう。
クレームへの対応の仕方はこちら↓
困っていること、悩んでいることがない場合には次に進みましょう。
学校での様子を話す
次は、学校での子どもの様子を話します。
ここでは、より具体的な話ができるように事前に資料を集めておきましょう。
例えば
などです。
ボクは基本、ふり返りカードをもとに話すことが多かったです。
ふり返りカードの内容は以下のようなものです。
これらのような項目について「頑張ったこと」「もっと頑張りたいこと」などふり返ったカードを見せながら話していました。
係や当番、行事などは、子どもに自分の役割名も書いてもらっておくと、保護者に話す時その子の姿を思い出しやすくなります。
時には、「絶対にお家の人に伝えてほしいこと」「絶対に伝えてほしくないこと」などという項目もつくってあげると子どもは喜びます。
今後のことについて話す
もし、課題があるお子さんの場合はしっかりと伝えるようにしましょう。
しかし、伝え方を一歩間違えるとトラブルにもなります。
課題を伝える時は以下のポイントを意識して伝えましょう。
全体を通して質問を受け付ける
最後に
と質問を投げかけておしまいにしましょう。
もし、質問の内容的に時間内に回答するのが難しいと思われる場合は「また改めてお電話で回答させてもらいます」と伝えましょう。
まとめ
個人面談のやり方について解説してきましたがいかがだったでしょうか。
先生をやっていて「年間を通して保護者と関われる機会はとても少ない」と感じていました。
そういった意味でも個人面談はとても貴重な時間です。
「子どもの成長」を願う同志としてしっかりとつながれるように準備をしていきましょう。
この記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです。
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