先生

ダンスや組体操!子どもの思い出に残る運動会学年演技の作り方解説

どうもガクせんです。

 

運動会には欠かせない学年演技!

 

観にくるお家の人もみんな楽しみにしています。

 

しかし、この演技をつくりあげる過程には教員の多大なる努力があるのです。

ガクせん
ガクせん
ボクも12年間の教員生活の中、ほぼダンス担当をしてきましたのでこの大変さは身にしみて感じています。
Gyuさん
Gyuさん
特に経験の浅い先生にとってはホンマ大変なミッションやで。

 

そこで、今回は

「学年演技の担当になったけど、どうしていいのかわからない・・・」

「せっかくつくるなら子どもが喜ぶ学年演技にしたい!」

「もっと子どもを主役にしたい!」

という方向けに、ボクの経験を全て注ぎ込んで「子どもの思い出に残る学年演技のつくり方」について解説していきます。

Gyuさん
Gyuさん
基本的に学年演技はダンスや組体操やね。
ガクせん
ガクせん
この記事ではダンスづくりをメインに解説していくよ。説明の都合上、組体操の資料なども出てきますが・・・。

 

ポイントは

  • 見通しをもつこと
  • 子どもと一緒につくっていくこと

です。

この記事を読むことで
  • 見通しをもちながら学年演技をつくれるようになる。
  • 子どもの思い出に残る学年演技がつくれるようになる。

 

ではまいりましょう!

 

学年演技の土台をつくる

まずは学年演技の土台をつくっていきます。

 

なぜ土台かというと、先生がつくった演技(ダンスなど)をもとにして実行委員と話し合って最終決定していくからです。

 

学年によって程度の差はありますが「子どもと一緒につくる」というマインドはもっている必要があります。

Gyuさん
Gyuさん
そやけど、最初から子どもたちとつくっていくのはかなり無理があるから先生が土台をつくってからスタートやで。

 

土台づくりの流れはざっとこんな感じ

  1. 曲選び
  2. 曲を可視化する
  3. 動きをのせる

 

土台の完成イメージはこちら↓

がむしゃら行進曲(関ジャニ∞)➕大地フォーフラワー(学年目標)=がむしゃら大地(演技名)

動きの図は実行委員の子どもたちが模範をやってくれています。

ガクせん
ガクせん
実行委員の活躍のさせ方は後ほど紹介しますね。
Gyuさん
Gyuさん
この完成図は各クラスに掲示する資料にもなるで。

 

では、土台完成までの流れを細かく見ていきましょう。

 

①曲選び

なんと言っても大切になるのが曲選びです。

 

ここをミスしてしまうと全てが台無しに・・・。と言ってもいいほど曲選びは肝になってきます。

 

とにかく多くの子どもが気に入る曲であること」これが全てです。

 

では、どうやったらそんな曲が選べるのか

ポイントは

  • 流行の曲であること(アニメやドラマの主題歌・CMソングなど)
  • ノリのいい曲であること

の2つです。

 

直接子どもに、「好きな曲」「流行っている曲」のアンケートをとり、その中から上記の2つのポイントを満たすものを選ぶのがオススメです。

Gyuさん
Gyuさん
市場調査みたいなもんやな。

 

また、もともとサビの部分にふり付けがある曲を選ぶこともあります。

 

過去ボクが選んだふり付けありの曲は

  • イロトリドリ(ゆず)
  • ピーチ(ゆず)
  • 無責任ヒーロー(関ジャニ)
  • がむしゃら行進曲(関ジャニ)
  • R.Y.U.S.E.Y(三代目)

などです。

Gyuさん
Gyuさん
動きによっては、子どもたちに合わせて簡単にしてあげるとええで。

子どもたちもテレビやYouTubeなどで見ているのでとても親しみをもって踊ってくれます。

Gyuさん
Gyuさん
家でもYouTubeみながら練習してくるようになるで。

もし、強弱を付けたいのであれば、明るい曲と静かな曲の2曲を編集でつなげるのもありです。

ガクせん
ガクせん
大切なのは、常に観ている人の心情曲線を考えることです。盛り上がるところはあるか、感動させられる部分はあるかなども意識して曲を選びましょう。
Gyuさん
Gyuさん
「君の名は」で有名な新海誠監督も観る人の心情曲線を考えて作品づくりをしとるって言うてたな。

 

②曲を可視化する

曲が決まったら、曲を視覚化していきます。

 

可視化とは

  • 歌詞を書き出すこと
  • タイムラインを書き出すこと
  • カウントを書き出すこと

です。

 

③動きをのせる

可視化ができたら、タイムラインに動きを入れていきます。

ガクせん
ガクせん
8✖︎1を一つの単位として動きを付けていく感じです。

 

動きは、自分で考えてもいいですし、YouTubeなどからアイデアをもらってきてもいいです。

次の動きにスムーズに繋がるように(流れるように)意識しながら構成していきましょう。

例で示した完成図では、実行委員の模範写真を入れものになっていますが、この段階では、棒人間のイラストで動きを書き込んでいきます。

Gyuさん
Gyuさん
実際に動きながらつくっていくのがオススメやで。

最後に、動きにネーミングしておくと子どもたちに伝えやすくなります。

 

例えば

こぶしを突き上げてジャンプする動き=マリオジャンプ

 

こんな感じで土台は完成です。

 

実行委員を活躍させる

さあ、土台ができたら子どもたちと一緒にブラッシュアップさせていきます。

 

ただ、何十人を集めてみんなで話し合うのは実質不可能ですよね。

 

そこで、各クラスから2、3人を実行委員として募り、その子たちを中心として話し合っていきます。

 

実行委員の仕事はざっとこんな感じ↓

  • 演技(ダンスなど)の内容を最終決定しクラスのみんなに伝える
  • 演技の練習の際に模範となる
  • 学年練習の初めにみんなを整列させてあいさつする
  • その日の練習内容と自分のめあてを発表する
  • 学年練習の終わりにみんなを整列させ、今日のふり返りと終わりのあいさつをする
  • 朝の時間や休み時間などに練習を呼びかける
  • 掲示物などで、みんなの気持ちを高められるような工夫をする
ガクせん
ガクせん
実行委員の子どもたちにも役割表を渡しておくといいですね。

簡単に説明していきます。

 

演技の内容を最終決定する

先生がつくった演技の土台をみんなでやってみながら、「もっとこの動きをこうしたほうがいいよ」などどブラッシュアップしていきます。

 

直すところがなく「このままでいい」という場合もありますが、最終決定を子どもたちがするというところに価値があります。

 

各クラスの実行委員を中心にオリジナルダンスを考えてきてもらい、8✖︎2くらいずつ、取り入れてあげると、各クラスの個性が出て面白いですよ。

 

ダンスの内容が決定したら、早速練習開始、実行委員が模範となれるように休み時間を使って練習していきます。

 

同時に、最初に示した完成図例のように、動きの模範を写真にとっていきます。

 

写真を挿入し完成図ができたら拡大したものを各クラスに掲示して、いつでも練習できるようにしておくのがポイントです。

 

学年練習の初めにみんなを整列させて挨拶をする

最初の練習は、実行委員の紹介などもありますので、先生がしきりますが次の練習からは実行委員が整列、挨拶をするようにします。

Gyuさん
Gyuさん
自分達の演技練習という意識をもってもらうためやね。

 

実行委員の人数が多い場合は、今日の練習は1組の実行委員、次の練習は2組の実行委員というように、練習日ごとに輪番で2人くらいずつ前に立てるようにしましょう。

 

その日の練習内容と自分のめあてを発表する

挨拶が終わったら、次は練習内容と自分のめあてを発表してもらいます。

「今日の練習は、隊形移動をメインでやります」

「今日は、最初から最後まで通しでやってみます」

など、練習内容をみんなに伝えます。

ガクせん
ガクせん
練習内容は事前に伝えておいてくださいね。

 

最後に

「僕は、前回覚えた動きを完璧にできるように頑張ります」

「私は、移動を素早くできるように頑張ります」

など、その日の練習のめあてを言ってもらいます。

 

ダンス練習の際に模範となる

基本の動きの練習などでは、最前列やステージに立ってもらい、模範を示してもらいます。

ガクせん
ガクせん
過去には動きのポイントを言ってくれる子もいました。
Gyuさん
Gyuさん
どんどん活躍の場を与えてあげることで実行委員も成長していくで。

もちろん、全体への演技の伝達は先生が主導権をもって進めていきます。

 

学年練習の終わりにみんなを整列させ、今日のふり返りとおわりの挨拶をする

その日の練習が終わったら、また実行委員が前に出て、整列、終わりの挨拶をします。

 

終わりの挨拶の前に、今日の練習のふり返りを一言いってもらうのも効果的です。

Gyuさん
Gyuさん
年齢や学年の実態に応じて取り入れてみてな。

 

朝の時間や休み時間などに練習を呼びかける

学年練習が始まったら、朝の時間や休み時間を使って練習ができるように環境を整えてあげましょう。

 

スペースとラジカセ、CDがあればオッケー!

 

あとは、実行委員が呼びかけて練習したい子たちが自由に練習できるようにしてあげると子どもたちは喜びます。

Gyuさん
Gyuさん
強制は禁物やで!

 

掲示物などで、みんなの気持ちを高められるような工夫をする

もし実行委員い余裕があれば、冒頭で紹介した、動きの模範図(完成図と呼んでいたもの)以外にも、廊下や各クラス、学年掲示板に掲示できる資料を作ってもらうのもオススメです。

 

動きのイラストや動きのポイント、ダンスのタイトル、「頑張ろう」などの寄せ書きメッセージなどなど、みんなの気持ちが学年演技に向かっていけるようなものがいいと思います。

 

ガクせん
ガクせん
実行委員に余裕がなければ無理しなくていいです。実行委員以外の子にも協力してもらうのもありですね。

 

学年練習の実際

では、ここからは担当になった先生が学年演技の練習をどのように進めていけばいいのかについて解説していきます。

 

スケジュール

まずはスケジュールです。

 

運動会版の運動場や体育館の使用割り当てが出ましたら、その時間をもとにどのように進めていくのかを可視化していきます。

(例)6年生組体操

こらができあがるだけでかなり精神的な負担から解放されます。

Gyuさん
Gyuさん
見えない不安って大きいもんな。
ガクせん
ガクせん
もちろん実際には予定通りいかないことも多いので、やりながら修正していきましょう。

 

指導の仕方

ここからは具体的な指導の仕方について解説していきます。

 

場所

最初のうち(基本的な動きを教えている間)は体育館で練習することをオススメします。

体育館練習のメリットは

  • 指示が通りやすい。
  • スクリーンを使える。
  • 音がクリア

隊形移動も、実際に校庭でやる前に体育館のスクリーンにパワーポイントでつくった隊形移動のアニメーションを見せ、子どもたちが動きのイメージをもてるようにしていました。

 

ここまでいけたらいよいよ校庭で練習という流れです。

 

動きの伝達

演技を教えるポイントは

  1. まず全体像を見せる(先生が躍っと見せる、または、実行委員や先生が躍った映像を見せる)
  2. 細切れ(8✖︎1を単位に)にしながらざっと動きを伝えていく
  3. 細かいポイントを伝えながら動きをブラッシュアップしていく

詳しく解説します。

 

①全体像を見せる

ゴールがわかっていると、子どもたちは見通しをもって取り組めます。

 

まずは出し惜しみすることなく全体像を見せてあげましょう。

 

②細切れにしながら(8✖︎1くらい)ざっと基本の動きを伝えていく

最初はざっとで構いません。(動きがなんとなくわかればOK)

 

たくさん褒めながら、テンポよく伝えていきます。

 

途中、途中に音楽に合わせて踊らせてあげるのもオススメです。

 

とにかく、前半のうちに完璧じゃなくても全然いいので、「基本の動きがわかった」「なんとなく踊れるかも」という感覚を早いうちにもたせることができたらGOODです。

ガクせん
ガクせん
ある程度動きがわかるとクラスでも練習できるようになります。友達同士で教え合いも始まります。

 

③最初に戻って動きをブラッシュアップしていく

次は、動きに磨きをかけていく段階です。

 

動きをブラッシュアップする際にレベルを示してあげると子どもたちはやる気になります。

 

例えば

レベル1・・・腕を片より高く上げられる

レベル2・・・腕を頭の高さまで上げられる

レベル3・・・腕を頭の高さまで上げ、指先を見ることができる

などです。

 

また、自分の動きを自己採点できるワークシートを作るのもオススメ↓

指導に役立つアイテム

おまけとして、ダンスを指導する際にボクが活用していた欠かせないアイテムを3つ紹介します。

 

①パソコン

パソコンは本当必需品。

 

曲の編集はもちろん、指導する際もパソコンにアンプをつないで曲を流していました。

 

パソコンだと曲のタイムラインが視覚的にわかるので、○分○秒から練習したいというときにすぐにそこから再生できます。

Gyuさん
Gyuさん
CDだと、頭出ししている間に子どもたちの集中力途切れるからオススメできんな。

 

②インカムマイク

ダンス練習の際は、先生も踊りながら指導する必要があるので、マイク片手には難しいです。

 

なのでボクは、エアロビのインストラクターのようにインカムマイクを装着して指導していました。

 

マイクをもったり置いたりする必要がなくなるのでテンポよく指導ができます。

 

③タブレット

練習風景をタブレットで録画しておき、給食の時間などに子どもたちに頻繁に見せていました。

 

自分たちの動きを客観的に見ることはモチベーションアップにつながります。

Gyuさん
Gyuさん
特に体型移動なんかは見せてあげると効果的やで。

 

ボクのタブレットの実践記事はこちら↓

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まとめ

運動会のダンスについて解説してきましたがいかがだったでしょうか。

 

せっかくやるのだから、子どもたちの思い出に残るものにしていきたいですね。

Gyuさん
Gyuさん
ダンスは大人の出し物ちゃうで。
ガクせん
ガクせん
クオリティよりも子どもたちの笑顔が大切だね。

 

担当の先生はそこまでの準備が大変だと思いますが、きっといいダンスを子どもたちとつくれた時の喜びもひとしおだと思います。

 

そういった意味でも、この記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです。

 

応援しています!

 

ガクせん
ガクせん
以上ガクせんでした。
Gyuさん
Gyuさん
またねー。