どうもガクせんです。
そんな思いをもっているあなたには今回ご紹介する「好きな物マップ」がオススメです!
- 好きな物マップとは何なのかがわかる
- 好きな物マップの実践方法がわかる
- 子どもとの信頼関係を築けるようになる
- クラスが仲良くなる
それではまいりましょう!
目次
好きな物マップって何?
好きな物マップとは、明治大学の齋藤孝教授が提唱している「偏愛マップ」を子どもたちに伝わりやすい呼び名、やり方にしたもの。
偏愛マップ自体を初めて聞く方も多いと思うので、簡単に説明すると、とにかく自分が好きな物をただひたすら紙にまとめたものといったところです。
写真でみた方がわかりやすいと思うのでこちらをご覧ください↓
ボクの好きな物マップ↓
齋藤孝教授の偏愛マップには、色々な書き方(バリエーション)がありますが、写真のようなカテゴリー型のマップが子どもには一番書きやすいと感じました。
偏愛マップに興味のある方は齋藤孝教授の著書「キラいな人がいなくなるコミュニケーションメソッド 偏愛マップ」をどうぞ↓
好きな物マップの実践方法
では、どのタイミングでどのように実践していけばいいのか。
実際にボクがやってきた実践を詳しく解説していきます。
大まかな流れ↓(3〜6年生の実践)
- 年度始め、「好きな物マップ」を見せながら先生の自己紹介をする。
- 「明日はみんなも自分の好きな物マップを書くよ」と子どもたちに予告。
- 当日、A4画用紙を配り、子どもたちが「好きな物マップ」を書く。
- 「好きな物マップ」の一部を紹介しながらみんなで自己紹介をする。
- みんなが書いた「好きな物マップ」をクラスに一ヶ月ほど掲示しておく。
- 掲示期間が過ぎたら、1年間いつでも見返せるように保管しておく。
もう少し詳しく説明します。
①「好きな物マップ」を見せながら先生の自己紹介をする
まずは、先生が書いた好きな物マップを拡大して黒板に貼り出し、先生の自己紹介をしましょう。
最後に質問を受け付けると、このマップを頼りに子どもたちが色々質問してくれます。
②「明日はみんなも自分の好きな物マップを書くよ」と子どもたちに予告
先生の自己紹介が終わったら、みんなも明日取り組むことを伝え、書き方のコツを教えておきます。
③当日、A4画用紙を配り、子どもたちが「好きな物マップ」を書く
サイズはA4がオススメですが、子どもたちの実態をみて決めてください。
フリーに書くのが苦手な子もいるので、枠を書いた紙も用意して選ばせてあげると良いと思います。
④「好きな物マップ」の一部を紹介しながらみんなで自己紹介をする
ボクは、
全体での自己紹介 → グループでの自己紹介
という順で自己紹介を行っていました。
全体では、マップの中から一つのカテゴリーを選ばせて
というような感じで簡単に全体で自己紹介をします。
次に、グループになり、それぞれ順番に自分の好きな物マップを紹介していきます。
⑤みんなが書いた「好きな物マップ」をクラスに一ヶ月ほど掲示しておく
誰でも見れるところに貼り出しておき、それぞれの好きな物マップを見合えるようにしておきます。
この期間に、友達との共通点を見つけたり、お互いの興味関心を知り合えたりすることでクラスの仲が深まっていきます。
⑥掲示期間が過ぎたら、1年間いつでも見返せるように保管しておく
掲示期間がすぎても必ず保管しておきましょう。
理由としては、子どもとの関係がうまくいかなくなった時に助けてくれるアイテムになるからです。
関係をつくり直すためには、相手の関心からアプローチするのが一番効果的です。
年度始めの実践について紹介させてもらいましたが、もちろん、年度の途中でも「お互いのことをもっとよく知ろう」と投げかけて、好きな物マップに取り組むこともできます。
好きな物マップのメリット
好きな物マップを実際に導入してみて感じたメリットはこちら↓
結果、先生と子ども、子どもたち同士の「信頼関係が深まる」という効果が生まれました。
学級崩壊やクラスの不仲の根本原因には「信頼関係の欠如」があります。
好きな物マップは、この信頼関係の欠如を予防する、または回復させるのに役立ちます。
なぜなら、好きな物マップを見れば相手の好きなものが一目瞭然だからです。
心理学では、人は「自分のことをよく知っている人に対して信頼感を抱く」ということが分かっています。
また、名著「人を動かす」の中で、D,カーネギーは、釣り針の先には相手の好物をつけろと言っています。
人間も同じなのです。
つまり、相手の好物を知らないことには相手を動かすことはできないということです。
そういった意味でも好きな物マップは学級経営必須アイテムになります。
口数が少ない子、大人と話すのが苦手な子、大人に不信感をもっている子など様々な個性の子に出会ってきましたが、どんな子でも、その子が好きな物についての話題をふって嫌がる子はいませんでした。
なので、年度始めに好きな物マップを書いてもらい、先生がいつでも見れるようにしておくことはとても重要になります。
もちろん、子どもたち同士もクラス替えをしたばかりでお互いのことを知らず、不安感を抱いているので、年度始めに好きな物マップを見合う機会はとても貴重な時間になります。
好きな物マップから、お互いに意外な共通点を見つけて仲良くなれたり、相手のことをより深く理解できたりもします。
まとめ
信頼関係を構築するのに役立つ「好きな物マップ」について解説してきましたがいかがだったでしょうか。
まとめると
好きな物マップでお互いのことを知り合うことで、先生と子ども、クラスの信頼関係が深まる。
ということでした。
学級経営をしていく上で、多少のいざこざがあっても、先生と子ども、子どもたち同士の信頼関係が築けていれば心配ないです。
クラスに信頼関係が育まれ、みんなで楽しい学校生活を築けることを心から願っています。
随時、学級経営や子育てに関するご相談はTwitterで受け付けています。
お気軽にDMください。(もちろん無料ですのでご安心を)
こんな人におすすめ
- 子どもとの関係づくりに悩んでいる
- 子どもの主体性を引き出せる力を身に付けたい
- 先生という仕事や子育てが辛い
※相談人数が多い場合は、ご対応に時間がかかる場合やお断りする場合がございますのでご了承ください。