どうもガクせんです。
- 「クラスの子どもが全然楽しそうじゃない・・・」
- 「子どもがいつも受け身になってしまってイキイキしていない・・・」
- 「係活動も最初だけで、日が経つにつれて停滞していってしまう・・・」
と悩んでいませんか?
何を隠そう、ボク自身も教員の前半は上記のようなことで深く悩んでいました。
「もっと子どもたちの主体性を育ててあげたいな」
「学校が楽しい!って思ってもらいたいな」
「子どものイキイキとした姿が見たいな」
と常日頃考えていました。
そんなある日、そんなボクの悩みを吹き飛ばす画期的なアイデアに出会いました。
その名も
会社活動
です。
きっとあなたも、これから解説する「会社活動」を知り、実践することでクラスが盛り上がり、子どもたちが主体的に動き出すこと間違いなし?です!
- 会社活動とは何かがわかる
- 会社活動の始め方がわかる
- クラスに主体性が生まれ盛り上がるようになる
それではまいりましょう!
目次
ボクの失敗談
まず、会社活動を説明する前に少しだけ、ボクの失敗談について語らせてください。
先生なら、誰しも「子どもたちを楽しませたい!」と「学校やクラスを好きになってほしい!」と願いますよね。
まぎれもなくボクもその一人でした。
しかし、ボクはここで一つの過ちを犯すことになります。
その過ちとは何か・・・。
それは、「ボクが一生懸命に頑張ってしまったこと」です。
とにかく、会社活動を取り入れる前のボクは一生懸命子どもたちを楽しませようと必死でした。
それこそ
いろいろなレクを提案したり
クイズを出してあげたり
挙句の果てには手品まで勉強して披露したり
確かに子どもたちは喜び、クラスは盛り上がりました。
しかし、気づくと子ども達は
「次は何してくれるの?」
と、まるでひな鳥が親鳥に餌を求めるかのような姿になってしまいしまた。
内容がつまらないときには
という始末・・・。
というような悪循環が生まれてしまったのです。
そんなときに出会ったのが「会社活動」でした。
「これだ!」と思い、勇気を出して取り入れたところ、ボクの悩みが一気に解消したのです!
それからは、子どもたちのつくり出す会社活動を中心にクラスが回っていきました。
会社活動って何?係活動と何が違うの?
会社活動を知る上で大切になるのが、「係活動との違い」です。
おそらく「会社活動は初耳だけど、係活動ならやっていますよ」という先生がほとんどだと思います。
そこで、会社活動を始めるに当たって、係活動との違いを知り、明確に区別しておく必要があるのです。
さっそく、会社活動が係活動と違うところをまとめるこんな感じ↓
では、具体的に会社活動の流れを見ていきましょう。
会社活動ってどうやるの?
会社活動の始める際の流れは以下のようになります。
①会社を立ち上げる
まず、会社活動のシステムについて子どもたちに説明します。
その後、それぞれの得意なことを生かしてクラスを盛り上げるためにどんな会社を立ち上げられそうか考えさせます。
会社設立の条件は以下の三つです。
- クラスを楽しませる活動であること
- 2人以上で運営していくこと
- 一週間以内に立ち上げること
- 会社ができたら看板(画用紙に会社名とめあてを書いた物)を作り壁面に掲示すること。
ボクは、メンバーの名前のところだけ、紙には書かせずB5サイズのホワイトボードに名前を書いたマグネットを貼る形にしていました。
なぜなら、会社間を流動的に動けたり(転職)、新しい会社が生まれたり(起業)しやすいようにするためです。
②経営計画を立てる
次は、経営計画です。
計画書には、2週間分の計画を書き込みます。
内容は、会社によって全然違います。
「ニュースカンパニー」いう新聞を発行する会社を例に説明すると↓
曜日 | 時間 | 内容 | 担当 |
月 | 中休み | 新聞の記事作り | みんな |
火 | 中休み | 新聞の記事作り | みんな |
水 | |||
木 | 中休み | 新聞の記事作り | みんな |
金 | 会社の時間 | 新聞完成→掲示→帰りの会でみんなに宣伝 | みんな |
月 | 中休み | 新聞にのっている記事でクイズをつくる | AさんとBさん |
火 | |||
水 | 朝の時間 | クイズ大会を開く | みんな |
木 | |||
金 | 株主総会の時間 | 株主総会→ふりかえり→次の計画 | みんな |
といった2週間の流れを計画していきます。
計画は常に見れるように教室内に掲示しておきます。(先程の写真参照)
レク会社の例↓
イベントなど、みんなを巻き込んで活動する場合は、教室にある一ヶ月間の予定ボードに書き込みます。
こんな感じ↓
ホワイトボードなど「教室で使えるグッズ」について知りたい方はこちら↓
③計画にしたがって活動する
計画表を見ながら、活動していきます。
もちろん、計画通りに行かなくてもOK!
失敗しながら子どもたちはレベルアップしていきます。
④株主総会をする
2週間活動した後、いよいよ株主総会を行います。
株主総会とは以下のような手順で行います。
こんな感じ↓
株主総会後、存続した会社は2週間の活動をふり返ります。
先ほどの活動計画シートの報告書とふり返り部分を書き込みます↓
ふり返りが書き込めたら、先生に提出し、新しい活動計画シートを受け取ります。
新しい活動計画シートにこの先2週間の活動計画を書き込み終了です。
ここまでをまとめると↓
この流れを1年間繰り返していくのが会社活動です。
もう少し具体的に会社活動の実践が知りたい方はこちらをどうぞ↓
会社活動のメリット
ボクがやってみて感じたメリットをまとめると
などが主なものとして挙げられます。
細かいものまで含めればもっとたーくさんありました。
「クラスが変わる」といって過言ではないです。
会社活動のデメリット
会社活動を続けていく中でネックとなったのは以下の二つです。
①については、うまく調整していくしかないです。
ボクは、週に1時間必ず確保していました。
②については、クラスの中に公平性がしっかり担保されていないと、株主総会がうまく機能しなくなるどころか、トラブルの元になります。
しっかりと株主総会の意味を子どもたちの中に落とし込んでいく必要があります。
ボクは
などを子どもに話しました。
まとめ
会社活動について解説してきましたがいかがだったでしょうか。
ボクは会社活動を取り入れて本当にクラスが変わりました。
先生も子どもたちも楽しめるクラスづくりのために、この記事がお役に立てたら嬉しいです。
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- 子どもとの関係づくりに悩んでいる
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