どうもガクせんです。
日本の子どもたちは自己肯定感が低い、自信がもてないということは有名ですね。
せっかくの人生、「子どもたちには自信をもって堂々と生きていって欲しい」と思いませんか?
とは言うものの
自信ってどうやったら育てられるの?
そもそも自信って何?
今回は、そんな疑問にお答えしていきます。
- 本物の自信とは何かが分かる
- 自信の育て方が分かる
ではまりましょう!
目次
自信の正体とは
「自信」とはなんですか?
あなたはどう答えるでしょうか。
人によって答えは様々だと思いますが、草薙龍瞬著「反応しない練習」では
自信とは「こうすれば、ある程度の成果が出せる」と見通しがつくようになることである。
と説明されています。
テストを控えている子どもを例に考えてみましょう。
「次のテスト自信あり」と思うためには、このくらいの量をこのやり方で勉強すれば高得点が取れる、という見通しがもてている必要があるということです。
それには、次のステップで必要と本書では説明されています。
ステップ①やってみる
この最初のステップがとても大切!
日本人の多くがここでつまずいてしまうのです。
なぜかというと日本には「失敗=悪」という風潮が他国に比べて強いからです。
つまり
やってみた → 失敗した → 罪悪感・失望感
という流れになってしまうため、「やってみる」ことに強いリスクを感じてしまうのです。
損失回避といって、人間はリスクを回避したいという本能があるため、「やってみる」というリスキーな行動を避けるようになります。
では、どうしたら、「やってみる」に踏み出せるようになるのでしょうか。
ポイントは以下の2つです。
- 根拠のない自信をつけてあげる
- 失敗に肯定的なイメージをもたせてあげる
・
根拠のない自信をつけてあげる
この「根拠のない自信」というのがとても大切なベースになってきます。
根拠のない自信とは、特に理由はないけれど、「なんかやれそうな気がする」という感覚。
では、どうしたらこの根拠のない自信を育むことができるのでしょうか。
そのために必要になってくるのが、大人の働きかけです。
例えば
どちらが、根拠のない自信をもつことができるかは明白ですよね。
つまり、子どもに関わる大人は、常に「あなたはできる」と子どもにプラス言葉のシャワーをたくさん浴びせてあげることが大切になってきます。
失敗に肯定的なイメージをもたせる
先ほど、「失敗=悪」というイメージがあるから「やってみる」に踏み出すことができないという話をしました。
なので、「失敗=悪」から「失敗=正義」というイメージにシフトしてあげれば良いというわけです。
ボクは、以下の2つのことを子どもに伝えるようにしています。
- 失敗はナイスチャレンジだ
- 偉人はみんな失敗している
①の「失敗はナイスチャレンジ」とは、簡単に言うとチャレンジしなければ失敗という体験はできないということです。
つまり、「失敗という体験ができたのは、チャレンジという大きな一歩を踏み出せた証なんだ」ということに気がつけるようにしてあげるということです。
②では、偉人はみんな失敗しているという事実をしっかりと伝えるということです。
どうしても、偉人というと輝かしい結果ばかりがフューチャーされていて、子どもたちは「この人は特別なんだ」という印象をもってしまいます。
しかし、そんな偉人もたくさんの失敗を経て、大きな功績を残しているのです。
そんな、偉人の失敗談を知ることで、「偉人も自分と同じ人間なんだ」と思えるようになります。
また、失敗は必要なことなんだということを学びます。
ステップ②体験を積む
「やってみる」のステップを踏み出せたら、次は体験です。
ここで、子どもと関わる大人としてやるべきことは、たくさんの体験を積める環境を用意するということです。
例えば、野球で考えてみましょう。
「やってみよう」と思い、打席にたつ体験をしました。
しかし、その子が一回しか打席に立てなかったらどうでしょう。
それは、体験を積むことにはなりませんよね。
とにかく、「やってみよう」という気持ちが芽生えたら、何度も何度も打席に立てるという環境が重要になってきます。
そのために、大人は何度もとらいできる環境をつくることに力を尽くす必要があるのです。
ステップ③ある程度成果が出せるようになる
体験を積むことができると、ある程度の成果が出てきます。
ここで、大切にしたいことは
他者との比較❌
過去の自分との比較⭕️
ということです。
せっかく成果が出てきても
「あの子と比べると○○」というように他者との比較をしてしまうと、自分でコントロールできる領域ではなくなるため、本当の自信をもつことができません。
そこで大切になるのが、「過去の自分との比較」です。
「前より、○○できるようになったね」など常に過去の自分と比べられるような声かけを意識し、成長を実感させてあげましょう。
ステップ④周囲が認めてくれるようになる
成果が出てくると、周りの人からの評価も自然と上がってきます。
ここで、子どもと関わる大人がやれることは
の2つです。
成果が出た時には、「すごいね!」「やったね!」と出し惜しみすることなく声をかけてあげましょう。
また、第三者の「○○さんすごいね」などの声があれば、本人に伝えるように心がけましょう。
「Aさんが、○○さんすごいねって言ってたよ」など、第三者からの声を届けることは、直接褒められるよりも効果が高いのでオススメです。(ウィンザー効果)
ステップ⑤「こうすれば、ある程度の成果が出せる」と見通しをもてるようになる
ステップ①からステップ④までを経て、「こうすれば、ある程度の成果が出せる」と見通しをもてるようになります。
この時に感じる手応えが本物の自信なのです。
このステップ①からステップ⑤のサイクルを回し続けていくことで、自信に満ちあふれた人格へと成長していきます。
自信が育てば、育つほど、加速するように成長していきます。
まずは何より、自信を育てることを意識してみてはいかがでしょうか。
まとめ
本物の自信とは何か、どうすれば身につけられるのかについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
5年後、10年後、自信に満ちあふれ、豊かな人生を歩める人たちが今よりももっともっと多くなっていることを願っています。
そのために、少しでもこの記事がお役に立てたのなら嬉しいです。