どうもガクせんです。
学級運営や授業をしていく中で、座席の配置は本当悩みますよね。
ボクも
独立型
ペア型
講堂型
グループ型
コの字型
など紆余曲折しながら色々試してきました。
そしてボクが最終的にたどり着いた座席の配置!
それはグループ&コの字型でした。
では、今回は
「なぜボクがグループ&コの字型に行き着いたのか」そして実際やってきて感じた「グループ&コの字型のメリット、デメリット」などについて解説していきたいと思います。
4〜6年生の実践です。
目次
なぜグループ&コの字型?
なぜ、ボクがグループ&コの字型にたどり着いたかと言うと、自分の授業への改善を重ねた結果でした。
以前のボクは、とにかくとにかく授業に悩んでいたのです。
主な悩みとしたは
- 授業中、死んだ魚の目になっている子どもを見るのが辛い、、、(泣)
- クラス内の能力差が大きすぎて個々に対応できない、、、(泣)
- とにかく静かに集中させようと注意が多くなる、、、(泣)
というものでした。
そして、その悩みを解消するためにまずボクがやったことは
- 子どもが飽きてきたら、授業とは関係の無い面白いネタ話をしたり、クイズを出したり、手品をしたりする。(笑)
- 課題をとにかくたくさん用意して、早く終わった子がやることが無くならないようにする。
- 席替えをコントロールし、うるさくならないような、管理しやすい座席にする。
などです。
もがいた結果、確かに上記のような悩みは少しずつ解消してきました。
が・・・
ボクに次なる悩みが襲いかかってきたのです。
それは
- 一つの授業の準備に時間がかかり過ぎて辛い、、、。
- 子どもが、「先生次はどんな面白いことをしてくれるの?」とお客様状態になってしまう、、、。
- 子ども同士の関わりが生まれない、、、。
です。
そんな時、ボクの中に、ボクが一生懸命頑張ってひっぱる授業ではなく、「子どもたち自身が主体的に頑張れる授業にしていかなくては!」という思いが生まれてきました。
本来、主役は子どもたちのはずですもんね。
その時、ボクは思い切ってデフォルトの座席配置をグループ型にしたのです。
そしてさらに「もっと子どもが自然と集えるクラスにしたい!」と思い「コの字」にしちゃいました。
つまり
この2つの思いから生まれたのが「グループ&コの字型」の座席配置だったのです。
行動を変えるためには環境を変えることが一番!
その言葉の通り、コの字グループ型にするとボクの授業は次のように変わっていきました。
- 前を向かせてボクが話をする時間が短くなる。
- 板書をすることが減る。
- 子どもたちが話し合いたくなる課題や問題を中心にした授業になる。
- 学び合い、教え合いが中心になる。
- 床スペースを使うなど子どもの学び方の選択肢が増える。
子どもたちの動きも以下のようなイキイキとしたものに変わっていきました↓
真ん中に生まれたスペースもとっても便利でした!スペースのお陰でいろいろな学び方のアイデアが生まれてきました。
では、実際に3年間グループ&コの字型の座席配置を実践してきてどうだったのか。
次は、ボクが感じたグループ&コの字型のメリット・デメリットについて解説していきます。
デメリット
先にデメリットから。
まとめると↓
というデメリットがあります。
しかし、ボクはこのデメリットもグループ&コの字型でクリアできたので紹介します。
①に関して
・「黒板側におへそを向けて」というように体の向きだけ変えさせる。
・空いている床スペースに集合させて話をする。
・先生の話は極力短く済ませる。
②に関して
・どうしても横向きで板書を写すのが苦手な子は板書を写す時だけ机ごと前に向けさせる。
1、2に関して大切なのは、「短い時間で済ませる」ことです。
そもそも「長々先生がしゃべって、板書して」のようなチョーク&トーク形式の授業をやっていてはグループ&コの字型にした意味がありませんね。
③に関しては
・集中タイムを設定して、班の間を少し開けさせる。
・床スペースなど自分が集中できる場所に移動して良いことにする。
④に関しては
・コの字をあきらめる(笑)
※ボクの経験では、35人学級がMAXという印象です。
とにかく、先生主導の画一一斉型授業を許さない環境を自分に科すことになるわけですから、最初は1、2、3のような悩みが多くなると思います。
ですが、次第に授業のスタイルが変わる(変えざるおえない)ので、きっと悩みも少なくなっていきます。
実際にボクもそうでした。
また、子どもなので(大人もそうですが)話し合っているうちに関係ない話で盛り上がってしまうこともあります。
ポリスのように管理することは極力せず、良い姿を見つけてはそれを広めていくという努力に徹した方がwin-winです。
メリット
さあ、いよいよメリットですが、ボクの経験では以下のものがあげられます。
などなど、それはそれはたくさんのメリットを感じました。
座席の配置のお陰で
- 「子どもたちが主体の授業にしたい」
- 「自然と関わりあえるクラスにしたい」
というボクが目指していたクラスにかなり近づけたように思います。
とにかく、現状を変えていきたいという先生には座席の形を変えてみることをオススメします。
まとめ
ボクが実践してきたグループ&コの字型の座席について解説してきましたがいかがだったでしょうか。
環境というものは恐ろしいほど、人に影響を与えます。
つまり、自分の理想に向けて環境をうまく調整できれば、自然と理想な状態へと人は動き始めます。
まずは、いろいろ試しながら自分の想いを実現できる座席配置を見つけてみてください。
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こんな人におすすめ
- 子どもとの関係づくりに悩んでいる
- 子どもの主体性を引き出せる力を身に付けたい
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